【名車への道】’93 ランチア ハイエナ ザガート
2022/01/29

■これから価値が上がっていくだろうネオクラシックカーの魅力に迫るカーセンサーEDGEの企画【名車への道】
クラシックカー予備軍モデルたちの登場背景、歴史的価値、製法や素材の素晴らしさを自動車テクノロジーライター・松本英雄さんと探っていく!

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。「クルマは50万円以下で買いなさい」など著書も多数。趣味は乗馬。
デルタをベースに名門カロッツェリアが仕立てた希少2ドアスポーツ
——さて、2022年の1回目です。何か特別なモデルを紹介したくないですか?
——今回はそれらに負けないぐらいの希少車を用意しましたよ。前にお邪魔したことがありますが、世田谷のシノダオートモービルさんに変わった車があったんですよ。松本さん、お気に召すかな? ザガートのハイエナ? っていうんですけど。知ってます?
——やっぱり探してみると面白い車が流通しているんですね……。あ、この車ですね。あれ? これ何かの車に似てますよね? なんだろう。
——あー。え? デルタHFインテグラーレって4ドアですよね? この車、2ドアですけど……。


——はい……ある程度は……ですけど。
——念のため、もう一度説明をお願いします……。
——ほうほう。
——わ、分かりますよ。
——本当ですか?
——またすごい話ですね、それも。

——このハイエナザガートはどんな車なんですか?
——これだけ大きく作り替えるのって、かなり大変なんですよね?
——もったいない話ですね……。
——ちょっと他では見られないフォルムですもんね。
——限定生産75台ってかなり少ないですよね?
——確かにそのとおりですね。
ランチア ハイエナ ザガート
ランチア デルタ HFインテグラーレをベースに、名物カロッツェリアのザガートが仕立てた2シータークーペ。ボディには、ザガートが得意としていた軽量なアルミが用いられている。75台を予定していた生産台数は、最終的に24台のみに。撮影車両は正規輸入された3台のうちの1台となる。


※カーセンサーEDGE 2022年3月号(2022年1月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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