子育てが終わった夫婦には、落ち着きと実用性のあるアクセラセダンがぴったりかもしれない
2017/11/29
もしこの車に乗るなら……という視点で人気車が持つ魅力にクローズアップ! 今回はマツダ アクセラセダンに乗ったなら、という妄想ストーリーをお届けしよう。
▲アクセラはマツダのスポーツコンパクトで、セダンとハッチバックのアクセラスポーツの2つのボディタイプがある。現行型は2013年から生産されており、今年9月にマイナーチェンジを受けたばかり。今回取り上げるセダンは、マイチェン時に追加された1.5Lクリーンディーゼルエンジンを搭載したモデルで、その他にも自動ブレーキなどの先進安全技術が採用されている様々な車を乗り継ぎ、行き着いたのはセダンだった
独身時代にはスポーツカーを乗り継いだ。結婚と同時に多趣味な妻の希望でステーションワゴンを買った。
家族が増え、ミニバンに切り替えた。妻が使うセカンドカーとして小型のハッチバックを買い足した。ライフサイクルに応じて様々なボディタイプの車を乗り継いできた。
50歳となり、子供たちは一人暮らしを始め、約20年ぶりに妻と2人での生活に戻った。ミニバンはもう不要だ。
セカンドカーもいらなくなった。次の車を探し始めた頃、今まで候補に挙がることのなかったセダンに初めて関心をもつようになった。
そういえば父親がセダンばかりを何台も乗り継いでいたのを思い出す。それを見ておじさんくさいなと子供心に思っていたが、気づけば自分が立派なおじさんだ。
もう大きな車はいらない。運転もある程度楽な方がありがたい。けれど走りが全然楽しくないというのも困る。様々検討するなかでアクセラセダンに行き着いた。取り回しのよいサイズ、経済的かつ力強いディーゼルエンジン、行く場所を選ばない適度にフォーマルなスタイリングの組み合わせが気に入った。
父親がセダンを選び続けた気持ちがわかった気がした。
▲アクセラセダンの抑揚あるボディラインを浮き立たせる新しいボディカラー、ソウルレッドクリスタルメタリックは、決して地味な色ではないが、街を走らせると風景の一部となって溶け込む。全長4580㎜、全幅1795㎜のボディサイズは狭い道の多い都心部で気兼ねなく走らせられる上限といえるかもしれない上品なスタイリングに、実用性も兼ね備えている
アクセラには幅広いラインナップがある。エンジンにはガソリンエンジンとディーゼルエンジン、それにハイブリッド車もある。
トランスミッションがMTとAT。そしてボディがハッチバックとセダン。様々な組み合わせから選ぶことができる。
そのなかで今回取り上げるのはディーゼルのセダンだ。ボディカラーこそ真っ赤で派手だが、スタイリングは地味で、若者から「おじさんくさい」と言われても反論できない。
自分だって若い頃はセダンなんて……と敬遠していた。
ところが、40代も半ばを迎え、近頃セダンの落ち着いたフォーマルさが上品だと思えるようになってきた。
ひと目惚れしない代わりに飽きがこなさそう。これは年を重ねるにつれてより和食やNHKを好むようになるのと同じだろうか。
人の車趣味も年齢に応じて変遷していくものなのかもしれない。スタイリング面のみならず、後方視界に優れていたり独立したトランクの使い勝手がよかったりと、実用面でもセダンのメリットは少なくない。
▲マツダ車は理想のドライビングポジションを追求しており、両手両足を自然に伸ばした位置にステアリングホイールとペダル類がくるようレイアウトされている。当たり前のようでこれができている車は少ない
▲1.5Lディーゼルエンジンは経済性と動力性能のバランスがよい
▲左に車両上空から見たようなバーチャル映像、右にリアビューカメラによる映像を同時に映し出すことで、駐車を容易にしてくれる
▲トランク容量は419Lとハッチバックに比べ55L広い。左右幅が十分に確保されているおかげで、ゴルフバッグを真横に積むことができる▼検索条件
マツダ アクセラ(3代目)
※本記事は、カーセンサー 2018年1月号(2017年11月20日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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