人気のプラグインハイブリッドとSUVを融合したアウトランダーPHEVの注目度が爆上げです!
2017/12/31

注目度が大幅アップのアウトランダーPHEV
近年、高い人気を維持し続けているハイブリッドカー。その中でも、充電ケーブルを用いて外部からも充電ができる「プラグインハイブリッド」への注目度が高まりつつあります。
そして、もうひとつの人気ジャンルがSUV。どこまでも走っていけそうな走破性の高さと、スタイリッシュなデザインが人気の秘訣と言えるでしょう。
そして、その2つを融合した車種である三菱・アウトランダーPHEVの人気がググッとアップしているのは、もはや必然。
カーセンサーの人気中古車ランキング、カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤーでも、昨年の81位から大幅にジャンプアップし、8位にランクインしています。
まさに、かっこよくて人気のある車が欲しい……と思っている方にぴったりのモデルなんです!
三菱の技術の粋を凝縮して生まれたモデル
アウトランダーPHEVは2012年12月に登場したモデルです。
三菱いわく、「i-MiEV」で培ったEV技術、「ランサーエボリューション」で鍛えた4WD技術、「パジェロ」で築いたSUVのノウハウを結集したと語る、自信溢れる至極の1台です。
搭載されるエンジンは2Lのガソリンエンジンですが、基本的にはエンジンで発電してモーターで走行するシリーズ走行がメイン。つまり、今人気の日産 ノートe-POWERと同じ仕組みというわけです。
ただ、高速道路の走行などモーター走行が苦手とするシーンでは、エンジンで走行してモーターがアシストするパラレル走行に切り替わるという、ハイブリッド車のいいところだけを味わえてしまうのです。
もちろん、プラグインハイブリッドですから外部からの充電も可能で、モーターだけのEV走行もOK。
満充電で60.8km(カタログ値。初期型は60.2km)の走行ができますから、毎日の通勤程度であればガソリンを一滴も使わないなんてこともあり得ます。

4WDシステムは前述のようにランサーエボリューションでも採用されていた「S-AWC」と「AYC」を採用し、前後駆動力配分とともに左右駆動力配分を制御。
さらに駆動トルクと回生トルクを最適化する機能やABSやASCの制御についても専用チューニングを実施し車両の走行安定性を高め、意のままのコントロールを可能とし、様々な路面状況において安心で快適な運転を実現しています。
ちょっと小難しいですが、これは口で説明するよりも実際に乗ってもらえれば一発で分かるといっても過言ではありません。
1.8トンもある大柄なSUVがスポーツカーのように華麗にコーナーをクリアするのは感動を覚えることでしょう。

ベースとなったアウトランダーは3列シートを備えた7人乗りのSUVでしたが、前後にモーターを備える「ツインモーター4WD」を採用したことで2列シートの5人乗りとなっています。
しかし、3列目を廃したことで結果的に広いラゲージルームを得ることに成功しており、デメリットとは言えないかもしれません。
注目すべきは、電源コンセントなどの装備!
アウトランダーPHEVは大きく分けて2015年7月までの前期型とそれ以降の後期型に分けられます。
一番の違いはエクステリアで、新たなデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用し、かなりアグレッシブな印象へと変貌を遂げています。
が、車としては劇的な変化をした部分は少ないため(もちろん全体的な改良はされていますが)手ごろな価格で狙うなら前期型も大いにアリと言えるでしょう。

アウトランダーPHEVの魅力のひとつとしては、その大きなバッテリー容量です。
災害時などの万が一の際に、非常用電源となります。
ガソリンが満タンであれば、一般的な家庭の約10日分の電力をまかなうことができます。
もちろん直接住宅と接続するには「Vehicle to Home(V2H)機器」が必要となるのは当然なのですが、AC電源から電化製品を使おうと思っても、100VのAC電源コンセントが一部のグレード以外はオプション設定なのです。
そのため、いざという時だけでなく、アウトドアで電化製品を使いたいと思ったら、AC電源がオプション装着されているかを必ず確認しましょう。
また、PHEVならではの静かな走行を堪能したいのであれば、「電気温水式ヒーター」をオプション装着している個体も狙いたいところ。
通常のアウトランダーPHEVでは、暖房を使用するときはエンジンの熱を利用するため、「暖房を使う=エンジンが必ずかかる」というシステムになっています。 そこで、電気の力で熱を発生させるこのオプションを選ぶと、EV走行時に暖房を使ってもエンジンがかかることなく静かな走りが楽しめるというわけです。

残るはグレードですが、最廉価グレードの「E」や「M」を選択すると多くの装備が省略され、自動ブレーキやレーダークルーズコントロールも装備されないため、できれば避けたいところ(そもそもタマ数が少ない)。
それ以外のグレードであれば、必要最低限の装備は付いているため、予算と相談して選ぶといった感じでしょう。
価格帯は前期型であれば総額180万円~、後期型でも総額300万円を切る個体も希にヒットするといった状態。ボリュームゾーンとしては250万~300万円がメインとなります。
新車の乗り出し価格が450万円前後の車両であることを考えれば、買い得感の高い買い物をすることも十分可能でしょう!
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