サンルーフ以上、オープンカー未満! 日常の足に最適なキャンバストップをもったコンパクトカーを狙え!
2018/12/10
▲オープンカー気分を味わえてしかも日常の足になるキャンバストップ車を3台紹介します!車好きであれば、一度は憧れたことがあるであろうオープンカー
天気の良い日に屋根を開けてドライブしたらどれほど気分がいいことかと、妄想したことがある人も多いでしょう。
しかし、2シーターとなるスポーツタイプは日常の使い勝手は期待できませんし、4座オープンカーは輸入車が中心ということもあり、手軽に買えるものではありません。
妥協案としてはサンルーフ装着車を狙うという方法もありますが、最近はサンルーフを設定する車種も減少しているだけでなく、やはり開放感という点ではオープンには大きく劣ってしまうという点が挙げられます。
そこでオススメしたいのが「キャンバストップ」装着車です!
キャンバストップとは、その名のとおりキャンバス(布)のトップ(屋根)をもつ車のこと。
つまり、一般的な車両の屋根を布に置き換えて、開閉ができるようにされた車両のことを指します。
実は国産車にも一時期はキャンバストップ車が多く設定されており、日産のパオやフィガロといったパイクカーや、オートザム・キャロル、フォード・フェスティバなどが存在していました。
しかし、これらは80~90年代の車種ということですでに旧車の領域。
普段使いをするにはなかなか難しい点もでてきてしまうでしょう。
そこで今回は、意外と忘れられているキャンバストップを持った2000年代の車種をピックアップします!
マツダ デミオ(2代目・2002~2007年)
▲マツダのボトムラインを担うコンパクトカーであるデミオにキャンバストップモデルが存在しました初代の大ヒットを受けて登場した2代目はプラットフォームを一新し、フォード・フィエスタ(3代目)と共通のプラットフォームを採用。
コンパクトカーながら欧州車テイストをもち合わせた骨太な乗り味は、輸入車ファンにもオススメできる1台です。
そんなデミオにはスタンダードな「カジュアル」とスタイリッシュグレードとなる「コージー」に、キャンバストップ車を用意。
1.3Lと1.5L、2つのエンジンが用意され、中古車市場ではかなり希少ではありますが、MTモデルも用意されていました。
もちろん、非キャンバストップ車との違いは屋根だけで、デミオ自体のすぐれたパッケージングや荷室のレイアウトは共通。
普段の使い勝手は犠牲にせず、オープンエアモータリングが楽しめる車種となっています。
そんなデミオキャンバストップの中古車価格は総額30万~40万円がボリュームゾーン。
執筆時点ではワンオーナー、低走行の個体が78万円となっていましたが、極上車でもそのくらいの価格帯といったところ。
ただ、台数は1桁と希少なため、良いものがあれば即決する勇気も必要でしょう。
トヨタ WiLL Vi(初代・2000~2001年)
▲1999年からスタートした異業種による合同プロジェクトである「WiLL」に、自動車業界からは唯一の参入となったトヨタだ生み出した第1弾の車両がWiLL Viでしたヴィッツ(初代)をベースとしながらも、カボチャの馬車をイメージしたモチーフとしたスタイリングをもち、クリフカットと呼ばれる逆側にスラントしたリアウインドウなど個性的なエクステリアをもっていました。
一方の内装はフランスパンをイメージしており、ベースのヴィッツとは打って変わって遊び心溢れるデザインとなっています。
ただ、デザイン重視のエクステリアの影響でリアシートのスペースはヴィッツよりも狭く、トランクスペースもハッチバックタイプではないためかなり縮小されています。
とはいえ、WiLL Viの最大の特徴はその個性的なデザイン。
そこが気に入った人にとっては小さな問題にすぎないでしょう。
メカニズム的には大ヒット車種となった初代ヴィッツですから、整備の点で困ることは少ないというのもメリットと言えそうです。
商業的には成功したとは言えなかったWiLL Viだけに中古車の個体も少なく、執筆時点で45台のみ。
その中でキャンバストップ車はたったの4台となっています。
総額は40万~60万円となっていますが、車両によっては価格が上下する可能性もありそうですね。
スズキ アルトラパン(初代・2003~2005年)
▲軽自動車という経済性と可愛らしいルックスで人気のアルトラパンにもキャンバストップの設定が存在していました2003年に参考出品として東京オートサロンに登場したキャンバストップ仕様ですが、翌2月には正式にカタログモデルとして発売が決定。
2005年末まで販売が続けられました(初代ラパン自体は2002~2008年まで生産)。
NAエンジンに4速ATの2WDのみの設定にも関わらず、アルトラパンの中でも上級グレードに匹敵する価格ということもあって生産期間は短め。
中古車として流通している台数も少なめではありますが、内装が赤になり、フロントグリルに付くラパンのロゴも赤になるなど特別感が満載なモデルとなっています。
実は通常のラパンにキャンバストップを後から装着するという、手の込んだ方法で生産されていたモデルでした。
しかし、中古車市場ではそれほど特別感もなく、総額20万円台から50万円台と比較的手ごろな価格で推移しているのも見逃せないポイントと言えそうです。
ということで、オープンカー並みの開放感をもちながらも、コンパクトカーとしての使い勝手ももち合わせているキャンバストップに興味がでてきたのではないでしょうか?
もし購入を検討するときは、キャンバストップの動作と雨漏りの有無だけは車種を問わずチェックしておきましょうね!
▼検索条件
マツダ デミオ(2代目)×トヨタ WiLL Vi(初代)×スズキ アルトラパン(初代)×キャンバストップモデルこの記事で紹介している物件
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