モノのちょい置きにあったら便利|4人乗りオープンカー4選
カテゴリー: 特選車
タグ: レクサス / BMW / ミニ / フィアット / オープンカー / カブリオレ / コンバーチブル / カップル向け / ISコンバーチブル / ミニコンバーチブル / 500C / 3シリーズカブリオレ / 高橋満
2020/10/08
▲バッグや買ったものを車内にポンと置いて走り出せる4座オープン。2シーターにはない利便性を備えたモデルだ4座オープンは、夫婦で楽しむのに最高!
子育てに追われる時期は、スライドドアのミニバンや軽自動車、ユーティリティ性能に優れたSUVなどを選ぶ人が多数派です。
でも、家族揃って一緒に出かける機会が減ってきたら車選びも大きく変わります。例えば、独身時代に憧れたオープンモデルも、選択肢に入ってくるでしょう。
オープンカーといえば、マツダのロードスターやBMWのZ4など、2シーターのライトウェイトオープンを連想する人も多いでしょう。
オープンカーの購入を検討している人は「多くても乗るのは2人だから、2シーターでも困ることはない」なんて思っていませんか?
実際に2シーターオープンを選んだご夫婦から、このような声を聞くこともあります。
「車内で荷物の置き場に困る」
「子供が帰ってきたとき、ちょっとした距離に車で出かけられない」
2シーターオープンの車内はとてもタイトで、バッグなどは基本的に自分の膝の上か足元に置くことになります。
大型化されたスマホや、財布にカードケース、家の鍵に喫煙者であればタバコなど、普段は無意識でも出かけるのには結構多くのモノを持ち運んでいます。
普段はこれらをまとめる小さなポーチなどを持ち歩く人が多いようですが、助手席に人を乗せる場合、2シーターの車は置き場所がありません。
助手席の人も同じような荷物を持っているでしょうから、「ちょっと持っててよ」なんてお願いが毎回できるとも限りません。
さらにウィズコロナの時代では、予備のマスクに除菌シートなんてアイテムも車には積んでおきたいところ。
そう考えると、2シーターモデルにあるちょっとした小物入れではキャパオーバーの可能性大です。
そして、もちろん2シーターですから3人、4人で移動するのは不可能。
オープンカーオーナーになるなら、そんな悩み事は我慢しなくてはいけない? 我慢できないなら利便性を考えてオープンカーを諦めるべき?
いえいえ、運転席の後ろにもう1列シートがある、4人乗りオープンカーという選択肢をご紹介します。
▲ほとんどの4座オープンは、電動開閉ルーフになっている。思い立ったときにさっと屋根を開けて走り出す生活を手に入れてみませんか?4人乗りオープンカーは、バッグなどちょっとしたモノなら後部座席に置くことができるので、荷物の出し入れで車を降りる必要もありません。
ちなみに筆者は6年前から、この後紹介するフィアット 500Cに乗っています。我が家は3人家族で、購入した頃は後部座席にチャイルドシート(ジュニアシート)を置いていました。
今は息子の身長が175cm近くになり後部座席が狭くなったので、妻が後ろに座って3人で出かけています。もちろん3人で旅行に行ったりもしていますよ。
我が家の場合はちょっとレアケースですが、普段は夫婦で、たまにお子さんが帰ってきたときに一緒に乗るような使い方ならとくに問題はないはずです。
酷暑の夏も終わり、オープンカーが気持ちいい季節の到来です。圧倒的な開放感と利便性を兼ね備えた4人乗りオープンモデルで素敵な時間を過ごしてください!
【オススメ①】フィアット 500C ミニマムサイズの小粋な4座オープン
▲欧州Aセグメントに分類される、小型ハッチバックベースのオープンモデル(2018年5月に登場した限定車“500C 60th”)フィアット 500(チンクエチェント)の日本導入から遅れること1年半。2009年9月に登場した500C。
シルエットはハッチバックの500とほぼ同じで、オープン時はピラーを残して幌がたたまれるスライディングルーフを採用。昔のキャンバストップのような雰囲気です。
幌の開閉は電動で、半開と全開を選ぶことが可能。2名乗車時は半開でも十分開放的です。
デビュー当初は1.2Lと1.4Lの4気筒エンジンをラインナップ。2011年3月には875ccの2気筒ターボ“ツインエア”エンジンが追加されました。
4気筒と2気筒では乗り味が大きく異なり、車業界関係者の間でも好みが分かれます。可能なら一度両方に試乗してみてどちらのフィーリングが合うか確認してみましょう。トランスミッションは、2ペダルMTのデュアロジックが採用されています。
▲2015年3月に登場した500Cメントルザータ。前期型と後期型では前後のライトまわりのデザインが異なります2015年12月までのモデルにはカーナビの設定がなく、必要な人は後付けするかスマートフォンを使う形になります。2016年1月以降の後期型はスマートフォンと連携可能なタッチスクリーン式オーディオが備わります。
500Cの中古車は約70台流通していて、価格帯は50万~270万円。
2015年12月までに生産された前期型は50万~160万円、2016年1月以降の後期型は180万~270万円で流通しています。
500Cの4気筒エンジンはタイミングベルト式で、このタイミングベルトの交換が走行距離4万kmを目安に必要になってきます。
購入時は走行距離を見て、タイミングベルトが交換されているかを販売店に確認してみましょう。
2気筒のツインエアはタイミングチェーンなので、交換は発生しません。
▲モデルごとに異なる、インパネのカラーリングも注目ポイント。写真は2019年2月登場の500C コレッツィオーネ(本国仕様。日本仕様は右ハンドル)フィアット 500Cには、特別なボディカラーやインテリアが施された限定車が数多く存在します。どれも標準モデルにはない魅力にあふれているのでカーセンサーnetでじっくり物色してください!
【オススメ②】ミニ コンバーチブル(現行型) プレミアム感あふれるBMW製ミニのオープンモデル
▲どこかクラシカルな雰囲気も漂うミニコンバーチブルミニのオープンモデルである、ミニコンバーチブルの3代目が登場したのは2016年3月2日(ミニの日)。
デザインは初代から続く、クラシックミニをほうふつさせるスタイルを継承。ただ、この現行型から全幅が1725mmになったことで3ナンバーになりました。
グレードは1.5L 3気筒ターボを搭載するクーパー、2L 4気筒ターボのクーパーS、そしてミニのホットモデルであるジョン・クーパー・ワークスの3種類。
トランスミッションは前期型が6ATで、2018年5月からの後期型はクーパーとクーパーSが7速DCT、ジョン・クーパー・ワークスは8ATに変更されています。
▲幌を閉じた状態だとミニらしいボディラインが現れるハッチバックのミニは3ドアが4人乗り、5ドアが5人乗りですが、ミニコンバーチブルは3ドアベースのためすべて4人乗り。
後部座席は背もたれが立ち気味に設計されているものの、ちょっとした移動なら大人でも十分乗ることが可能です。
ソフトトップは約30km/hまでなら走行中でも操作可能。全開の他、サンルーフを開ける感覚で使えるスライディングルーフ機能も備えています。
クーパーS、そしてジョン・クーパー・ワークスという上級グレードは、走りがかなりヤンチャなので、夫婦2人でのんびり走るならベーシックなクーパーがオススメです。
▲こちらは後期型クーパーS。ボンネットのエアインテークが特徴的ミニは新車時にオーナーがカラーリングやインテリアのマテリアルを選択できる“ミニ・ユア・デザイン・プログラム”を取り入れています。そのため中古車として流通している物件も、様々なバリエーションが見られます。
さらにオプションも多岐にわたるため、中古車でも自分好みの1台を探すのが楽しくなるはず!
中古車の流通量は約40台で、クーパーが10台強、クーパーSが20台弱流通しています。
中古車の価格帯は250万~430万円。前期型のクーパーなら250万~270万円で見つかります。総額だと270万~300万円程度。
後期型クーパーは総額350万~390万円くらい見ておくといいでしょう。
【オススメ③】BMW 3シリーズカブリオレ(E93型) スポーティかつ優雅なクーペカブリオレ
▲ハッチバックベースとは違う、クーペならではの優雅な雰囲気を楽しみたいなら3シリーズカブリオレを!BMW 3シリーズにはセダンの他、ステーションワゴンのツーリング、クーペ、そして4座オープンのカブリオレがあります。
先代のF30系からクーペとカブリオレは4シリーズにラインナップされているため、ここで紹介する3シリーズカブリオレは2世代前のE90系に位置するモデルです。
そんな3シリーズカブリオレは電動開閉式ハードトップを備えるクーペカブリオレで、ルーフをクローズした際は普通車と同じような見た目になります。
エンジンは3L 直6ターボのみ。ベースグレードとMスポーツパッケージの2グレードを用意。それぞれ右ハンドルと左ハンドルが設定されています。
トランスミッションは前期型が6ATで、2010年5月のマイナーチェンジで7速DCTに変更されました。
その他にも、後期型はブレーキ回生システムの搭載などで、燃費性能が向上しています。
▲プレミアムモデルならではのインテリア。前席のシートベルトはシート内蔵式になっている乗り味は優雅の一言! 都会はもちろん、晴れた日のワインディングなどをオープントップで走ったときの心地よさは格別です。上質なレザーシートをはじめ、ハイクオリティなインテリアもプレミアムモデルならでは。
E93型3シリーズカブリオレの中古車は約50台流通していて、ベースグレードが約20台、Mスポーツパッケージは約30台となっています。
価格帯は110万~280万円で、前期型のベースグレードなら総額200万円以下で見つけることも可能。
後期型のMスポーツパッケージ狙いなら、予算は総額で250万~300万円見ておきましょう。
【オススメ④】レクサス ISコンバーチブル(初代) 後席にもアクセスしやすい和製4座オープン
▲電動ハードトップを備えたISコンバーチブルレクサスのスポーツセダンであるISに、コンバーチブルが設定されたのは2009年5月。
アルミ合金製の電動メタルトップは約20秒で開閉できます。ルーフは3分割で折りたためるコンパクト設計のため、オープン時もラゲージスペースが大きく犠牲にならないのが特徴です。
デビュー時は2.5Lの250Cのみの設定で、ベースグレードとバージョンLが用意されました。
その後、2010年に行われたマイナーチェンジで、3.5L V6エンジンを搭載する350Cが追加されています。また、このタイミングでフロントライトの下に現在のレクサスのアイコンのひとつになっているL型のLEDポジションランプが追加される変更も行われています。
さらに2012年8月には、レクサスのスポーツブランドとなっているFスポーツを設定。
350Cをベースに専用デザインのバンパーやエアロパーツを採用、足回りも専用のスポーツサスペンションが奢られました。
▲2ドアだが後部座席にもアクセスしやすい設計になっている日本車らしい機能として、フロントにワンタッチパワーウォークインシートを採用。後席へのアクセスが楽にできるようになっています。
ISコンバーチブルの中古車は50台ほど流通していて、価格帯は130万~290万円。
最も多く流通しているのは250C バージョンLです。総額200万円以下だと走行10万km前後の多走行車が中心になりますが、後期型も探しやすくなっています。
▲デビューから10年以上たっていることもあり走行距離はやや多め。その分、価格は押し下げられ狙いやすくなっている状況流通している中古車の中には、現在のレクサスのアイデンティティとなっているスピンドルグリルを付けた社外品のフロントバンパーに交換されたものも多くありました(ISコンバーチブルはスピンドルグリルが採用される前のモデル)。
ノーマルを選ぶか、カスタムされたものを選ぶかはじっくり考えてみましょう。
※記事内のデータすべて2020年10月1日現在のものです。

自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
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ミニ
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