【ダイハツ エッセの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
カテゴリー: 特選車
タグ: ダイハツ / 軽自動車 / クルマを選び始めた人向け / スモール / かわいい / エッセ / 人気中古モデル徹底ガイド / 高橋満
2021/02/28

ダイハツ エッセの中古車は今
シンプルさを追求しながらも、流行に左右されない自分らしいこだわりが表現されたダイハツ エッセ。
ほどほどに広い室内空間が必要で、商用車っぽさのないデザインを好む人から支持されたモデルだ。
運転席からの見切りがよく、最小回転半径が4.2mとかなり小さいので、運転に不慣れな人も取り回しがしやすいパッケージングになっている。
2011年9月に生産は終了したが、現在でも中古車市場には700台以上流通しているので、条件に合うものを探しやすい。多くの物件が、予算50万円以内で買えるのも魅力だ。
ここではエッセの特徴、中古車を選ぶ際のポイントや中古車相場について紹介していく。
エッセ(初代)の特徴と中古車相場
■エッセ(初代)DATA
生産期間:2005年12月~2011年9月
中古車流通量:約800台
中古車価格帯:10万~90万円

■エッセ(初代)の特徴
カスタム系のモデルでもなく、商用っぽい雰囲気もないシンプルなデザインで、立体駐車場に入れられるといった利便性も重視し作られたのがエッセだ。

安定感のある台形シルエットは、角がとれた柔らかいラインで構成されているので、全体的にプレーンで優しい雰囲気を醸し出している。
インテリアは直線と曲線をうまく融合し、広がり感と居心地のよさを同居させた。メーターは運転席型に向いた大きなセンターメーターを採用することで、視認性とデザイン性を両立させている。

フロントシートはヘッドレスト一体型デザインで、ボディカラーとコーディネイトしたツートーンカラーに。
ボディカラーはシーブルー、コットンアイボリー、サンシャインイエローなど、淡い雰囲気のものが8色用意された。

シンプルな台形ボディはパッケージングもうまくまとめられていて、運転席に座ったときに車両感覚がつかみやすく取り回しがとても楽。
また、フロントピラーが立ち気味のデザインになっており、4つのドアが約90度開くので、トールワゴンに比べると全高は低いが乗り降りがしやすくなっている。
今時の軽自動車はボディが小さいが、車内のいたるところに収納が用意されている。エッセもトールワゴンほどではないものの、センターコンソールやシート裏などに機能的な収納が用意された。
また、上級グレードの「X」にはプラズマクラスターエアコンがオプション設定されている。

エンジンは日常走行でよく使う低・中速域でのトルクを大きくしたもので、トランスミッションはベーシックな「D」と「L」が3速AT、上級グレードの「X」が4速AT、燃費性能を追求した「ECO」は5速MTに。「ECO」の燃費は26.0km/Lの低燃費を実現している(10.15モード)。
2006年12月には、カスタムモデルがラインナップに加わった。


「カスタム」はエアロパーツで派手な外観にするのではなく、あくまでさりげなくカスタムして、柔らかい雰囲気のエッセにスポーティな印象をプラス。アンダースポイラーに赤い差し色を入れるなど、オシャレなイメージを高めている。
また、オリジナルのエッセは淡いボディカラーが多かったが、エッセカスタムには黒やシルバーなどシックな色も用意された。


■エッセ(初代)の中古車相場
シンプルデザイン、シンプル装備のエッセは、デビュー時の新車時価格が68.25万円~106.05万円、2006年12月に追加されたエッセカスタムは98.7万~112.35万円と、軽自動車の中でも値段が抑えられていた。
それもあり、中古車相場も安めで推移している。
標準モデルの物件は約700台ほど流通していて価格帯は10万~70万円、カスタムは約100台ほど流通していて価格帯は10万~90万円となっている。流通している物件の7割以上は、予算50万円以内で手に入る。
快適性を重視するなら、熟成された最終型の「X」がオススメ。
エッセは、「カスタム」が登場した際に標準車もエンジンマウント方式を改良して静粛性が高められ、2009年にはキーレスエントリー、スモークガラス、集中ドアロックが装備された。もし、「X」でプラズマクラスターエアコンが付きの物件が見つかればラッキーだし、付いていなくても満足度は高いはず。ATも4速ATなので快適に走ることができる。
「カスタム」は100台ほどの流通量だが、こちらも多くの物件が総額50万円で購入可能だ。50万円前後の価格帯では、走行距離5万km弱の物件も見つけることができる。
意外な選択かもしれないが、エッセに搭載されるエンジンはトルクフルでしかも5速MTが設定されているため、走り志向の人からも注目されてワンメイクレースも開催されている。標準車とカスタム、合わせて60台ほどと流通台数は少ないが、NA(自然吸気)エンジンを思い切り回して楽しみたい人はあえてMTを探してみよう。
▼検索条件
ダイハツ エッセ(初代)× 全国※記事内の情報は2021年6月21日時点のものです。

自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
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