駐車嫌いにオススメ! 駐車支援機能搭載の軽・コンパクトカー6選
2022/06/30
▲各種センサーを駆使して並列駐車や縦列駐車などを行ってくれる車なら、駐車が苦手な人も安心!駐車時にハンドル操作などをアシストしてくれるパーキングアシスト機能
運転操作の中でも「駐車」とくに「バック(後退)駐車」に苦手意識を持っている人は多いはず。
そこで役に立つのが最新の駐車支援機能だ。かつてはナビ映像にサポートの表示が出たり、警報音が出るような支援のみというのが主流だったが、現在は技術の進歩で、ステアリングやアクセル、ブレーキ操作まで支援してくれるものも登場している。そして、それは高級車だけの話ではなく、身近な存在の軽自動車やコンパクトカーにも搭載されはじめているのだ。
この記事では、上記のような駐車支援機能が搭載され、すでに中古車で購入が可能になっているモデルを紹介する。なお、支援機能の名称やサポート内容は各メーカーやモデルで詳細が異なる。支援機能を重要視して買う場合は、その内容や操作方法をしっかり確認して選ぼう。
▲初期の駐車支援機能は駐車枠の白線を認識して操作を開始する。最新のものは駐車枠がない場所でもすべての操作を車が行ってくれるダイハツ タント / スバル シフォン
ステアリングアシストする駐車支援機能をはじめ、先進安全装備が充実
▲ファミリーニーズが高い軽ハイトワゴンで駐車支援機能を初搭載したタントダイハツの新しい車づくりの指針であるDNGAにより開発された第1弾モデルである5代目タントと、そのOEMモデルであるシフォン。プラットフォームを一新し、最新の安全装備である新世代スマートアシストやスマートアシストプラスが用意された。
駐車支援機能であるスマートパノラマパーキングアシストは、スマートアシストプラスに含まれる機能になる。
▲タントのものは駐車中のステアリング操作をシステムが行ってくれるパノラマモニターの左右カメラが駐車枠の白線を検知し、音声と画面ガイドに加えてステアリング操作をアシストしてくれるもので、ドライバーはアクセル・ブレーキ操作や周囲の安全確認に集中できる。
駐車支援機能を含むスマートアシストプラスはタントで標準モデルのL、シフォンはLスマートアシストとカスタムのリミテッド系を除く全車でオプション設定となっている。
現行型タントの中古車は約3070台流通していて、このうち駐車支援機能が付いているものは約30台。価格帯は総額120万~210万円だった。スバル シフォンの中古車は30台ほど流通しているが、執筆時点での駐車支援機能が付いた中古車はなかった。
だが、今後流通する可能性もあるので、気になる方はぜひ下記リンクから中古車をチェックしてほしい。
トヨタ ライズ / ダイハツ ロッキー
すべてのパワートレインで駐車支援機能を設定
▲5ナンバーサイズとは思えない広い室内がライズ/タントの魅力。ファミリーや高齢者など多くの人から選ばれているタントに続きDNGAに基づくプラットフォームを採用した第2弾モデルとして2019年11月に登場したロッキー。ライズはロッキーとの共同開発モデルで、フロントフェイスがロッキーとは異なっている。
5ナンバーサイズに収まる扱いやすいボディの中はそのサイズを感じさせないほど広く、居住性・積載性ともに秀逸。さらに燃費性能と力強い走りを両立させた1LエンジンとD-CVTによる力強い走りにより大ヒット。2021年11月には1.2Lガソリンエンジンと、1.2Lエンジンが発電に徹して電気の力でモーターを動かすe-スマートハイブリッド搭載車が追加された。
▲システムはタントに搭載されるものと同じで、ステアリング操作を車がサポート搭載される先進安全装備はタントと同じ新世代スマートアシストとスマートアシストプラス。スマートパノラマパーキングアシストもタントと同じようにステアリング操作をアシストするものになる。
スマートパノラマパーキングアシストはライズがハイブリッド・ガソリン車ともにZとG、ロッキーはハイブリッド全車とガソリン車のプレミアムGとXでオプション装備となる。
ライズの中古車は約2050台流通していて、このうち駐車支援機能が付いているものは約30台。価格帯は総額170万~260万円だった。ロッキーの中古車は約740台流通していて、駐車支援機能付きのものは数台流通している。価格帯は総額180万~260万円だった。
トヨタ ヤリス
自宅の駐車場でも駐車支援機能を使える
▲ハイブリッドモデルに駐車支援機能を搭載したヤリス2020年2月のフルモデルチェンジで、ヴィッツからグローバル名称に変更されたヤリス。1.5Lエンジン+モーターのハイブリッド、新開発された1.5Lと1Lのガソリンエンジン、1.5Lガソリンエンジンに6MTを組み合わせたスポーツグレードなどが用意されます。
ハイブリッド車は前輪をエンジン+モーターのハイブリッドシステムが動かし、後輪を独立したモーターで駆動させる電気式の4WDシステム(E-Four)をコンパクトカーとして初搭載。そしてオプションで家電などを車の中で使うこともできるアクセサリーコンセントを選ぶこともできます。
▲ヤリスのシステムはアクセル・ブレーキ操作もシステムがサポートしてくれるヤリスは高度駐車支援システムのトヨタ チームメイトをトヨタ車として初搭載。カメラとソナーを併用して自車の全周囲をモニタリングするもので、このシステムの機能であるアドバンスト パークは、ハンドル操作に加えてアクセルとブレーキ操作も自動で行い駐車支援をしてくれる(シフト操作は手動)。
トヨタ チームメイトは駐車枠の白線や隣接車両がある並列駐車や縦列駐車はもちろん、区画線のない自宅駐車場でも事前に駐車位置を登録しておくことで駐車支援機能を使えるのが大きな特徴。幅広く駐車支援を使いたい人にオススメだ。
トヨタ チームメイトはハイブリッド車にオプション設定されるものになる。
ヤリスの中古車は800台ほど流通していて、このうち駐車支援機能が付いているものは約15台。価格帯は総額170万~270万円だった。
トヨタ アクア
駐車時に必要なすべての操作をシステムが行ってくれる
▲全グレードで駐車支援機能がオプションで選べるアクア2021年7月に約10年振りのフルモデルチェンジを行った、ハイブリッド専用モデルのアクア。
先代に搭載されていたニッケル水素電池に比べて約2倍の出力がある新開発のニッケル水素電池を搭載して、EV走行可能な速度域が拡大するとともに、アクセルベダルから足を離すだけで減速してペダル踏み替え回数を減らしてくれる「快感ペダル」を採用。最大1500Wの給電機能も全グレードに標準装備。電動車らしい走りと使い勝手をより多く味わえるようになった。
▲シフト操作まで含めてシステムが行うアクアの駐車支援機能。ドライバーはブレーキに足を添えておくだけアクアに搭載される駐車支援機能はトヨタ チームメイトの最新版。ヤリスはシフト操作はドライバーが行うのに対し、アクアではシフト操作も含めてシステムが行ってくれる。また、アシスト中もカメラやソナーで周囲を監視し、障害物を発見した場合はブレーキ制御で接触回避を支援してくれる。
ヤリス同様に事前登録しておくことで区画線のない自宅駐車場でもシステムを使うことができるのも嬉しいポイントだ。
トヨタ チームメイトは全グレードオプション設定になっている。
ヤリスの中古車は160台ほど流通していて、このうち駐車支援機能が付いているものは約20台。価格帯は総額210万~280万円だった。
※記事内の情報は2022年6月18日時点のものです。

自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
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