最新型クラウンスポーツ登場から1年、500万円台前半の中古車が出現中! 価格下落&流通量増なトヨタ人気クロスオーバーSUVの相場を解説
2024/12/24
▲SUVらしからぬスポーティなフォルムで大人気のトヨタ クラウンスポーツですが、登場から丸1年が経過して中古車の流通台数は豊富となり、それに伴って平均価格も大きくダウンしています。ここらでひとつ、「中古のクラウンスポーツ」について考えてみることにしましょう!登場から1年、クラウンスポーツの「中古車としての状況」はどうなった?
新世代クラウンの第2弾モデルとして2023年11月に登場した「トヨタ クラウンスポーツ」。カテゴリーとしてはいちおうクロスオーバーSUVに属しますが、低く構えた精悍なたたずまいは従来のSUVとは大きく異なるもので、トヨタはこれを「新しいカタチのスポーツSUV」と主張しています。確かに新しいですし、確かに“スポーツ”といえる、なんとも魅力的なクロスオーバーSUVです。
そんなクラウンスポーツもデビューから丸1年が経過したということで、あらためてモデル概要をおさらいするとともに、最新の中古車状況を見てみることにしましょう。

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トヨタ クラウンスポーツ(現行型) × 全国中古車状況:流通台数は300台を超え、当初のプレミアム価格化も解消済み
まずは流通量ですが、デビュー直後の中古車流通量は当然ながら極端に少なかったものの、その後は順調に増加。直近では中古車の数が300台を超え、かなり選びやすい状況になってきています。

そして中古車平均価格を見てみると、デビュー直後はいきなりプレミアム価格が付いて急激に音を上げましたが、その後は10ヵ月ほどかけて常識的な水準へと徐々に戻していきました。その結果、2024年10月の平均価格は約640万円となり、総額500万円台前半から普通に狙える状況へと変化しています。

モデル概要:SUVらしからぬフォルムのクロスオーバーSUV
トヨタ クラウンスポーツは、全4モデルが展開される新型クラウンの第2弾モデルとして2023年11月に発売されたクロスオーバーSUV。SUVといってもフォルムとデザインはきわめてスポーティで、Dピラーからリアタイヤにかけて張り出したフェンダー付近は肉感的でもあります。
▲4車種で構成される新世代クラウンの第2弾として登場したトヨタ クラウンスポーツ
▲力強くなめらかに隆起したリアフェンダーがデザイン上の特徴となるボディサイズは全長4720mm×全幅1880mm×全高1565mmで、プラットフォームは新型センチュリーでも使われた「GA-K」。サスペンションの接地感と減衰力にとことんこだわっており、後輪操舵の「ダイナミックリアステアリング」も、クラウンスポーツに合わせて設定を最適化しています。
パワーユニットは「ハイブリッド」と「プラグインハイブリッド」の2種類を用意。ハイブリッドの方は最高出力186psの2.5L直4エンジンにフロント119.6ps/リア54.4psのモーターを組み合わせ、システム最高出力234psを発揮。プラグインハイブリッドは同177psの2.5Lエンジンにフロント177ps/リア54psのモーターを合わせ、306psのシステム最高出力をマーク。こちらのEV走行距離はWLTCモードで90kmです。
先進運転支援システムは当然ながら最新の「Toyota Safety Sense」を標準装備し、先行車やカーブに対して減速とステアリング操作を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」や、トヨタチームメイトの「アドバンストドライブ[渋滞時支援]」や「アドバンストパーク[リモート付き]」も装備するなど、さすがはクラウンだけあって抜かりのないレベルとなっています。
▲ハイブリッド車である「Z」のインテリア
▲プラグインハイブリッドシステムを採用する「RS」のインテリア。こちらにはサイドサポート性が高いスポーツシートが装着されるそれでは次章、現時点における「具体的なオススメ」について考えてみましょう。
中古車のオススメ①:「価格重視」でいくなら総額500万円台の「2.5 Z E-Four」
価格重視で、つまり「なるべくお安く」というニュアンスでクラウンスポーツの中古車を探すのであれば、価格としてのターゲットゾーンは総額540万~570万円付近で、グレードとしては主に「2.5 Z E-Four(ハイブリッド車)」を狙うことになります。
▲流通の9割以上を占めている「Z」
▲サイドに大きく張り出したリアセクションは大いに印象的現在トヨタ クラウンスポーツの中古車価格は総額530万~890万円と、かなり上下に幅広い状態となっています。しかし、だからといって安値圏の物件は走行過多なボロい中古車ばかりかといえば、決してそんなことはありません。ごく一部の例外を除き、総額500万円台の物件であっても走行距離は数百kmから数千km、延びていたとしてもせいぜい1万km台といったところです。
そしてクラウンスポーツは2023年11月に発売されたばかりの新しい車です。要するに「せいぜい1年落ち」です。1年落ちで、走行距離は数百kmから1万kmぐらいの車が「いきなり激しく劣化する」ということが、ごくごく例外的な場合を除いて考えられません。
つまりそれは「総額540万~570万円付近の(クラウンスポーツとしては)格安な物件であっても、コンディション的にはまったく問題ない」ということを意味します。
もちろんさらに高額な中古車を選べば「よりオプション装備が充実している」「走行距離が数十km程度である」ということにはなります。しかし前述のとおり、走行数千kmの物件でもコンディションは普通にかなり良好ですし、そもそもクラウンですから、装備類は標準状態でも普通以上に充実しています。
そのため、ここでの狙い目は「総額540万~570万円付近の2.5 Z E-Four(ハイブリッド車)」ということになるのです。
なお、プラグインハイブリッドのRSを狙っても構わないのですが、あいにくRSの中古車はかなり希少で、中古車価格も総額700万円以上となるケースがほとんどです。
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トヨタ クラウンスポーツ(現行型) × 2.5 Z E-Four × 500万円台 × 全国中古車のオススメ②:予算に余裕があるなら「RS」も捨てがたい
現在、プラグインハイブリッドシステムを採用する「RS」の流通量は、クラウンスポーツ全体のわずか3%程度。そのため入手はなかなか困難ではあるのですが、いちおう流通していることは確かです。そしてハイブリッドの「Z」以上にパワフルでありながら、走りはZ以上になめらかで、EV走行距離もWLTCモードで90kmと、十分な長さを誇っています。
それゆえ、探すのはちょっと難しいというか、「自宅の近くにはない」などの困難もありますが、プラグインハイブリッドシステムの「RS」を検討の候補から完全に外してしまうのも悪手であるような気がいたします。
▲2.5Lエンジンにパワフルなモーターとプラグインハイブリッドシステムを組み合わせている「RS」
▲写真のインテリアカラーはRS専用の「ブラック×センシュアルレッド」。アシンメトリーに配色されているそんなRSの中古車価格は総額740万~810万円といったところですが、底値である740万円付近の物件でも走行距離は数千km程度であり、中には「登録済未使用車」もあります。
予算に余裕があり、なおかつご自宅に充電設備があった方がいいなどの条件付きではありますが、事情が許すのであれば、ぜひ総額740万円付近のプラグインハイブリッドにもご注目ください。
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トヨタ クラウンスポーツ(現行型) × RS × 全国▼検索条件
トヨタ クラウンスポーツ(現行型) × 全国
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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