ミニ ミニクーパーをマンガで解説! 人気の輸入プレミアムコンパクトはどんな車?【人気車ゼミ】
2025/02/14

自動車テクノロジーライターの松本先生と、漫画家の田代先生が話題のモデルを深く分かりやすく掘り下げていく連載『人気車ゼミ』。今回紹介するのは新型ミニクーパー。
講師紹介

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1987年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。絵本『田んぼの昆虫たんけん隊』『水泳大好き!トラ』(星の環会)。2004年より東放学園高等専修学校、東放学園映画専門学校で講師を務める。スズキの車を5台乗り継ぎ、現在の愛車はエスクード。



▼検索条件
ミニ ミニクーパー(4代目) × 全国重要ワード(マンガ内※)解説
4世代にわたり愛されてきたミニはどれも1959年に登場したBMC製クラシックミニのイメージを崩さないデザインを採用。BMWは開発の際、クラシックミニのデザインを言語化し、それに沿ってデザインしていた。4代目はこれまで以上にミニマルなスタイルになっている。
▲1959年から2000年まで生産されたクラシックミニ
F1をはじめとするフォーミュラカーの製造をしていたジョン・クーパーがミニを気に入り、1960年代にチューニングを開始。1962年にミニクーパーを発売した。そして翌年にはクーパーSを発売。1964年のモンテカルロラリーで優勝し、その実力を世界に見せつけた。
▲1964年のモンテカルロラリーで優勝した37号車
正面から見た際にボディの下部に比べて上部(キャビン部分)が内側に倒れ込んでいる形状のこと。スポーツカーで多く見られ、スタイルや空力が良くなるというメリットがある(写真はトヨタ スープラ)。もともとは船舶設計で横揺れにより転覆するのを防ぐ構造を指す。
▲トヨタ スープラ。正面から見るとキャビンが大きく内側に入り込んでいるのがわかる
ほとんどの車はウレタン製のダッシュボードを採用しているが、新型ミニクーパーはリサイクルポリエステルを使用した新素材を採用。
▲明るい場所ではあたたかみのある布地に見え、夜になると内側から幻想的なアンビエントライトの輝きが浮き出る構造になっている
新型ミニはデジタル化によりスイッチ類が最小限になるとともに物理メーターを排除。運転に必要な情報はステアリング奥にあるヘッドアップディスプレイに映し出される。
▲メーターがなくしてドライバーの目の前をスッキリさせ、広い視界を確保。安全性の向上に貢献している
大型のセンターディスプレイはクラシックミニのセンターメーターをモチーフにしている。新型では直径240mmの円形有機ELディスプレイを世界初採用。このディスプレイはタッチパネルになっていて、スマホのようにスワイプとタッチでさまざまな操作ができる。
レクサスの「エージェント」やメルセデス・ベンツの「MBUX」と同じ音声操作機能(インテリジェント・パーソナル・アシスタント)。「ヘイミニ」と声をかけるとセンターディスプレイにミニブランドのマスコット犬であるスパイクが現れる。音声操作は自然な話し方でOK。
クラシックミニから続くミニの走りを形容する言葉。ゴーカートはハンドルや足回りの遊びが少なく、ダイレクト感のある走りやクイックなハンドル操作を楽しめる。新型ミニもクラシックミニがもっていたキビキビとしたゴーカートフィーリングを継承している。
コアモードは落ち着きのある走り、グリーンモードは燃費性能を高めるエコな走り、ゴーカートモードは車両のレスポンスを高めたスポーティな走りを味わえる。それぞれのモードでセンターディスプレイのメーターデザインやアンビエントライトの色が変化する。
ミニクーパーを生んだジョン・クーパーの名を冠したミニのハイパフォーマンスモデル。2Lターボエンジンは最高出力170kW、最大トルク380N・mに高められ、専用チューニングされた7速DCTが搭載される。公道だけでなくサーキット走行も見据えた仕様。
▲現行型のジョン・クーパー・ワークスは2024年10月に日本導入された▼検索条件
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