アウディ RS3スポーツバック/セダンが4年ぶりのフルモデルチェンジ
2022/05/20
▲4年ぶりにモデルチェンジされたA3シリーズのハイパフォーマンスモデルにあたるRS3。写真は5ドアボディを有するスポーツバックで、セダンも用意されているアウディ初の左右後輪トルク配分機構を搭載
アウディ・ジャパンがA3シリーズのハイパフォーマンスモデルであるRS3スポーツバックとRS3セダンを、正規ディーラーを通じて発売した。
設定グレードと税込み価格は下記のとおり。
・RS3スポーツバック 799万円
・RS3セダン 818万円
2017年以来、4年ぶりにモデルチェンジされたRS3スポーツバックは3代目、RS3セダンは2代目にあたる。開発はR8やRS6など、アウディのハイエンド・スポーツモデルを担うアウディ・スポーツGmbHが担当。同社は国内スーパーGT選手権やTCRジャパンシリーズ参戦マシンの開発と生産も手がけており、RSシリーズにはレース直系の性能が与えられている。
RS3の搭載エンジンは、オールアルミの2.5L直5直噴ターボで、400ps/500N・mを発揮し、7速Sトロニックとクワトロ・システムが組み合わされる。クワトロ・システムには、コンパクト&軽量な電子油圧制御式の多板クラッチが採用されており、前後アクスルのトルク配分が変動して、優れた高速安定性と操安性を実現する。
今回のモデルチェンジでは、アウディとして初めてクワトロ・システムにRSトルクスプリッターを採用。これは、後輪アクスルに搭載される機構で、左右車輪の駆動トルクを変動させる。湿式多板クラッチによってコーナリング中に外輪のトルクが増やされ、アンダーステアを解消。直進時には左右均等にトルク配分される。また、巡航時にはクラッチが切り離されて前輪アクスルのみにトルクが伝達され、燃費改善が図られる。
アウディ・ドライブセレクトは、「コンフォート」「オート」「ダイナミック」「インディビジュアル」「エフィシェンシー」に加え、リア外輪にトルクが100%配分されてドリフトを容易にする「RSトルクリア」、セミスリックタイヤ対応でサーキット走行に最適な「RSパフォーマンス」を追加。「RSパフォーマンス」ではアンダーステアおよびオーバーステアが最小限に抑えられ、狙ったラインを外すことなくスポーティな走りを堪能できる。
0→100km/h発進加速タイムは3.8秒。ニュルブルクリンク北コースでは、クラス最速の7分40秒748を記録している。
標準装備のスポーツ・サスペンションには、新開発のショックアブソーバーとバルブシステムが専用採用されている。さらに、オプションでRSダンピングコントロール・サスペンションを選ぶと、ドライブセレクトのモードに応じて四輪のショックアブソーバーが連続的かつ個別に調整される。
フロントマスクには、RSバンパーとグロスブラック仕上げのハニカムグリルを起用。また、前輪ホイールアーチ後方にはエアアウトレットが新設されている。前輪トレッドは先代より30mm拡大。さらに、スポーツバックでは後輪トレッドも10mmワイド化された。
リアにも専用バンパーが用いられ、ディフューザーとクロームの楕円形エグゾーストが統合されている。
▲専用バンパーとグロスブラック仕上げのハニカムグリルが採用されて精悍な表情が作り出されている。前輪トレッドは先代より30mm拡幅されている
▲デビュー時に50台が限定販売されたRS3スポーツバック1stエディション。前輪ホイールアーチに新設されたエアアウトレットが熱い走りを予感させるインテリアには、12.3インチのバーチャルコックピット・ブラスが標準装備されている。RS専用のシフトインジケーターはグリーン、イエロー、レッドと色が変わり、レーシングカーのように点滅して最適な変速タイミングを知らせてくれる。
10.1インチのタッチパネルには、エンジン温度やミッションオイル温度、Gメーターが表示される。また、カーボン調パネルやRSのロゴがエンボス加工されたスポーツシートも装備されている。
▲フルデジタル表示のバーチャルコックピット・プラスが装備されるインパネ。中央には10.1インチのタッチスクリーンが備わる。国内では右ハンドル車を販売【関連リンク】
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