もはや東京モーターショーを上回る勢い!? の東京オートサロン。往年の名車に出会えるのも魅力だ!
カテゴリー: レース&イベント
タグ: EDGEが効いている / 東京オートサロン
2016/01/19
▲ダンロップのブースに展示されていたアルピーヌM63。アルピーヌが初めて作ったプロトタイプ・レーシングカーだ。なんでもルマン参戦の際にダンロップのタイヤを選んだのだとか。今年はこういう名車に出会える機会の多い東京オートサロンだった
東京モーターショーで見られなかった車がたくさん
編集部A(以下、A): 遅いですよ(怒)!
ぴえいる(以下、ぴ): ごめんごめん。いやぁみんなに人気のライターだからさ、朝から仕事の依頼とかあって……
A: ただの寝坊のくせに、何見栄張ってるんですか、まったく!
本当は会場を間違えて東京ビッグサイトに行ってしまったから遅れたのだとは、口が裂けても言えない。そんなことを言えば「ついにボケが始まったか!」とからかわれるのがオチだ。
それにしても東京オートサロンは、私がこの仕事を始めた20年前はまだ晴海だったが、1999年からはずっと幕張メッセを会場にしている。一方で東京モーターショーは1989年から2009年までは幕張メッセだったものの、2011年からは東京ビッグサイトに移った。
ちなみに今回の東京オートサロンの来場者数は前年を上回る約33万人。一方昨年開催された東京モーターショーの来場者数は前回(2013年)を下回る約81万人。開催期間が東京オートサロンは3日間、東京モーターショーは10日間だから、東京モーターショーのほうが多いのは当たり前だが、勢いとしては東京オートサロンのほうが上回るのではないか?
A: 今年は輸入車メーカーも6社出展しているんですよ
ぴ: いやぁ、20年前の晴海の頃とは比較にならないほど盛り上がってるなぁ
A: 国産車メーカーももはや当然のごとく出展してますしね。つい先ほどの話ですが、トヨタなんか、豊田社長がニュルブルックリンク24時間耐久レースに参戦することを、ここで発表したくらいですから
ぴ: 日産がR33のGT-Rを東京モーターショーではなく東京オートサロンで発表したことを思い出すよ(しみじみ)
A: おじいちゃん、思い出に浸ってないで、さぁ仕事ですよ!
というわけで、東京オートサロンに出展した輸入車メーカーのブースを見て回った。
▲メルセデス・ベンツはAMGを中心に14台を展示。壁際に飾られた参考出品となるG500 4×4スクエアードは、6輪のG63AMG 6×6から流用したという特殊な足回りを見せるように展示されていた
▲BMWはサイドのストライプが鮮やかなM4 M Performance PartsのほかBMW 218d グランツアラーLuxury、BMW 740iM Sport、BMW X1 25i、BMW i8の計5台を展示
▲アウディは3台。TTクーペとA3セダン、さらに2015年度SUPER GT GT300クラスに参戦したR8 LMS ultraを展示。純正アクセサリーの展示やアウディコレクションの販売も行った
▲今回が初の出展となるフォルクスワーゲン。ゴルフGTIとポロGTI、ゴルフRとゴルフRバリアント、そしてゴルフGTEの計5台。東京オートサロン出展の意気込みを、ワイルドな金網で表現したかのようなブースだ
▲ルノーは60台限定のメガーヌR.S. CUP-SやルーテシアR.S. トロフィー、さらに今春の発売が予定されているトゥインゴの3車種を展示
▲東京モーターショーでは見られなかったが、オートサロンには登場したロータス。エヴォーラ400のほか、SUPER GT300に参戦しているSGT-エヴォーラやエキシージSカップカーの計3台が展示された
▲こちらは輸入車メーカーではないけれど、アルミホイールメーカーのTWSブースではパガーニゾンダF クラブスポーツを展示
▲こちらも輸入車メーカーではなく車高調整システムで有名なロベルタのブース。なかなか拝めないマセラティMC12! エンツォフェラーリをマセラティが改造して作ったスーパーカーゆえに、東京オートサロンには確かに合ってる
ぴ: いやぁマセラティMC12やアルピーヌM63とか、なかなかお目にかかれない車たちに出合えてうれしーwww
A: 新車だけでなくこうした往年の名車に出会えるのも東京オートサロンの魅力かもしれませんね
ぴ: 東京オートサロンが晴海でやっていた頃は、まさか名車に出会えるなんて思わなかったけれど、良い時代になったものだなぁ
A: 50年も生きてるぴえいるさんも、少しは進化してくださいよwww
進化どころかボケ老人と揶揄されそうだから、やっぱり遅刻の理由は言わないでおこう……
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