39回目を迎えた「バンコクモーターショー2018」。規模はアジア最大級! コンパニオンも実に400名!! 盛大にそして華やかな演出で開催
2018/04/10

東京モーターショーより多い来場者数で、ショーのコンセプトも異なる
東南アジアの主要国、タイは世界中の自動車メーカーが組立工場を建設したことで“東洋のデトロイト”ととも称される一大自動車製造国です。
自国メーカーこそありませんが、その生産台数はおよそ200万台にも上ります。そうした背景もあり、タイで開催されるモーターショーは東南アジア最大の規模といわれ、毎年多くの入場者が訪れます。
2017年のバンコク・インターナショナル・モーターショー(以下バンコクモーターショー)の入場者数は160万人で、東京モーターショーの2倍以上の規模となっています。
1979年に開催された第1回はバンコク市内の公園、それ以降も2010年まではバンコク市内の施設で開催されていましたが、2011年からはバンコク郊外のインパクトという展示施設を使って開催されています。
東京モーターショーはコンセプトカーや最新技術を中心した展示が行われるショーですが、バンコクモーターショーはちょっと様子が異なります。その場で車の売買契約を結ぶことができるトレードショーなのです。
気温が暑いこともあり、夕方から夜にかけての来場者が多く、開催時間も正午から午後10時と、こういった部分も日本とはちょっと違います。
ショー期間中は特別金利が設定されたり、豊富なノベルティが用意されたり、と普段よりもお得に車を購入することができます。
そのため、この期間はタイ国内から腕利きのセールスマンが集結します。
昨年は、14日間の一般公開期間中に3万4000台の契約が結ばれたというのですから、ちょっとびっくりです。ショーが直接利益を生むビジネスとして成り立っているため、入場料も100バーツ(約340円)とリーズナブルです。
モーターショー事務局長のジャトロン・コモリミス氏は今回のショーについて次のように語りました。
「今年のバンコクモーターショーではマツダ CX-5、トヨタ C-HRというSUVが正式導入を発表、また日産 GT-Rも正規輸入が開始されるなど日本車のニュースも多くあります。主催者が投資した額は昨年と同じですので、ショーの規模は昨年とほぼ同じになるでしょうが、アクセサリー系の出展は約40%減となりました。アクセサリーはショーでのビジネスより、ソーシャルメディアでのビジネスの方がうまくいっているようです」
そしてバンコクモーターショーが注目されるもうひとつの大きな理由が、コンパニオンのレベルの高さです。
かつて、日本でも東京モーターショーのコンパニオンになるのはかなりの難関とされた時代がありますが、現在のバンコクモーターショーはまさにその状態。そして数の多さも群を抜いていて、今年のコンパニオンの総数は約400名で、世界一コンパニオンの多いモーターショーとしてギネス申請中とのことです。













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