今、乗るべきフェラーリ。【カーセンサーEDGE11月号】
カテゴリー: 編集部からのお知らせ
タグ: フェラーリ / クーペ / オープンカー / テスタロッサ / F355 / 360モデナ / F430 / 458イタリア / カリフォルニア / カリフォルニアT / ポルトフィーノ / EDGEが効いている / c!
2020/09/26
▲2020年9月26日発売の『カーセンサーEDGE』はフェラーリ特集です。数ある自動車メーカーの中でも人気、歴史、価格と、すべてが特別な世界観となるフェラーリ。一定以上の知識がないと「一生無縁」の存在になってしまうこの世界に足を一歩踏み入れるため、その最新事情、中古車事情を紹介していきたい新車は1年、2年待ちが当たり前になりつつある独特の世界
1947年に設立されたフェラーリという会社は、非常に特殊なメーカーである。プロダクトが人を惹きつける強い力、F1というトップカテゴリーで常に世界一を狙うことをブランドの宿命とする販売戦略は、他メーカーが真似することはできない。
だから、今もNEWモデルが出ればあっという間にバックオーダーを抱え、「1年待ち」「2年待ち」が当たり前の現象となる。レアな限定車や特別な性能が与えられたスペチアーレともなれば、お金があっても買えないなんて当たり前。欲しいと思った人、すべての手に渡らない車、それがフェラーリなのである。
そして、その特別な世界のハードルを下げてくれるのが、ユーズドフェラーリなのである。
▲2004年に登場したV8エンジンシリーズのF430。新車時の価格は2500万円だったが、発売後半年ほどはその人気ぶりから中古車価格が新車価格を上回る現象が起きた。2020年9月時点では中古車市場に約50台ほどが流通し、平均価格は約1300万円となっている。写真の物件は2007年式で1638万円(取材協力・ロペライオ世田谷 tel.03-5779-7100)
▲現在、フェラーリといえばボディはロッソ(赤)が定番色で、中古車の流通台数も多い。しかしフェラーリは特殊ゆえに色の人気も不思議な現象が起きている。例えばV12フェラーリは新車時、紺などのブルー系は不人気で、中古車市場でも不遇な扱いだったが、時が経ち、今では希少色として価値が上がっている。また限定車のF50なども赤に人気が集中したため、今はその他の色の価値が高騰しているコロナという特異な状況が生み出した購入チャンス
現在、フェラーリの中古市場におけるメインは2000年代中盤からのV8モデル。F430、458イタリア、4座のカリフォルニア、カリフォルニアTあたりが最も流通量が多い。中古車価格があまり大きく変動しないフェラーリだが、コロナ禍ということもあって現在はやや安値傾向。しかし、徐々に相場は元に戻りつつある。
F355より前のV8シリーズや流通量が元々少ないV12シリーズは、ハードルが高めな世界なので、人生最初のフェラーリを選ぶなら、1000万円半ばから購入できる21世紀のV8モデルが鉄板の選択肢になるはずだ。
高額車とは思えないほど、中古車市場での動きが早いフェラーリ。「中古車購入は一期一会」というセオリーどおり、意中の色や仕様に出合ったときには……ちゅうちょしない勢いも大切になってくるはずだ。
▲発売された時期が1984年とバブル期だったため、フェラーリ神話の象徴として高い人気を得たテスタロッサ。希少価値、価格、流通量の少なさと今ではクラシックフェラーリに分類される存在に。撮影車両のボディカラーは、ブルーメディオメタリックで走行距離僅か1300kmちょいという「超」希少車(取材協力・アクセルトレーディング tel.03-3748-3221)カーセンサーEDGE 11月号
今、乗るべきフェラーリ。

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