トヨタの多目的世界戦略車「IMV」がフルモデルチェンジされる!?
2014/11/04

トヨタの多目的世界戦略車、IMVが第2世代へと進化する
IMVをご存じだろうか。聞き慣れない方も多いと思う。これは「イノベーティブインターナショナル マルチパーパス ビークル」の頭文字による名称で、トヨタが2002年に立ち上げたプロジェクトのことだ。世界各国のニーズに合わせた商品を手頃な価格で素早く(=短期間で)供給することが目的であり、2004年に第1弾となるピックアップが新型ハイラックスとして発売された。
その後、ミニバンのイノーバとSUVのフォーチュナーがリリースされ、エクストラキャブとダブルキャブも揃っているハイラックスを含めると、現在IMVファミリーには5つのモデルがラインナップされている。販売開始から約8年で累計販売台数は500万台を超え、着実に売上を伸ばしている。
そのIMVシリーズが、デビューから11年を迎える2015年に一新される。生産は同年春から始まる見通しで、同3月下旬にタイで開催されるバンコクモーターショーでアンベールされる可能性が高い。
そこで今回は、IMVファミリーの中の乗用ミニバンであるイノーバに焦点を当てよう。

イノーバは、アジア向けのミニバンであったキジャンの後継車として登場した。2015年春のフルモデルチェンジでは、フロントオーバーハングが伸ばされ、押し出しの強いフロントフェイスとなる。特に、台形グリルの横からフェンダーへと大胆に回りこむ横長ヘッドランプが立体的な形状となり、これまでより派手なデザインへと生まれ変わる。
サイドでは、Aピラーが前方に出されて三角窓が拡大される。また、ウインドウの形にはデザイナーの遊び心が反映され、後方で斜めに切れ上がる鋭利な輪郭が描かれる。オーソドックスなデザインの現行型と比べ垢抜けた印象が強まるようだ。
プラットフォームは現行モデルのものが流用され、道路事情のよくない新興国に合わせて、高めの車高が維持される。また、走破性を高める狙いでデフ(左右の駆動輪の回転差を補正する装置)の容量が増やされるとの情報もある。
搭載されるエンジンも基本的には、現行型と同じだ。すなわち2.7L直4ガソリンと2.5L直4ディーゼルターボが各国のニーズに合わせて使い分けられる。
※2014年11月4日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2015年3月
■全長×全幅×全高:4600×1770×1750(mm)
■搭載エンジン:2.5L直4ディーゼル+ターボ他
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
ポルシェ カイエン(3代目)の中古車平均価格が遂に1000万円を切った! 1年で約90万円ダウンしている今が狙い目!? オススメの買い方・選び方は?
ジムニーノマドが受注停止中だが、シエラじゃダメなのか? 比較して本気で考えてみた!
【試乗】新型 ポルシェ マカン|BEVでもエンジン車と変わらぬポルシェらしい自然なドライブフィールが味わえる!!
【試乗】新型 アウディ Q6 e-tron|快適な乗り心地と扱いやすさで幅広い層にアピールする最新BEV!
新型クラウンエステート発売の裏でクラウンクロスオーバーの中古車価格が400万円台に! 最高級クロスオーバーSUVの中古車状況やオススメの狙い方を解説
ID.Buzzの新車乗り出し約1000万円に絶望した人に贈る「半額以下で買えるコレ、代わりにどうですか?」5選
「九州の人気観光地ドライブならココ!」プジョー 3008で行く“旅のプロがオススメ”の絶景・ご当地グルメ・温泉満喫ツアー
受注停止中のジムニーノマドの代わりに「三菱の5ドアコンパクトSUV パジェロイオ」はどうですか?
【試乗】新型 ランドローバー ディフェンダー オクタ|オフロードでもオンロードでも “究極のパフォーマンス”を発揮する635psのラリーベースモデル
現行型アルファード/ヴェルファイアの中古車価格が下落中! 流通台数も増加中の最新相場を紹介