スープラGT3マシン、2018年ジュネーブモーターショーに登場!?
2017/09/09
▲公道テストが始まっている量産モデルではなく、まずはGT3マシンに仕立てられた特別な仕様が披露されてから、カムバックが大々的にアピールされる新型スープラ。市販されるのは、2019年前半の予定だデビューを1年後に控え、長いティーザー活動開始
トヨタのヘビー級スポーツモデル、スープラ。2002年に先代モデルが生産終了してからおよそ15年、次期型登場も間近かといったところで、新型スープラに隠し玉があることが発覚。なんとFIA-GT3マシンが用意されているという。
2018年3月のジュネーブモーターショーで、市販モデルに先駆けて、FIA-GT3マシンが世界初公開される方向で、検討が進んでいるという情報を得た。
WRCで知名度を上げたGAZOOレーシング
FIA-GT3とは量産モデルをベースにした、レーシングカーの最高位に位置するカテゴリーで、条件を満たせば、エンジンは自社の他のエンジンに換装可能というもの。FIAのホモロゲーションを取得した後に一般販売され、レース参戦の予定があれば、誰でも購入することができる。
すでに、トヨタのプレミアムブランドである、レクサスからRC-FベースのRC-F GT3が実戦投入されているが、カスタマーレーシングカーと言いつつも、レクサスと関わりの深い日米のチーム以外に販売された実績は聞かないうえに、プライベーターにも積極的なPRはされていない。
開発を取り仕切るGAZOOレーシングカンパニー(2017年4月に立ち上げられた、トヨタのモータースポーツを取り仕切るカンパニー)としては、「トヨタブランドのマシンでやりたい」との思いが強いというのもPRされない理由に挙げられる。同社は市販版の新型スープラも手がけている。そういったことから、スープラにFIA-GT3が存在しても、何ら不思議ではない。
前述のとおり、最終型スープラの生産が終了してからの空白期間は長い。よって、いきなり市販車を見せるのではなく、復活に向けたティーザーキャンペーンの足がかりとして、まずはWRC人気で知名度が上がっている、ヨーロッパで追い風に乗るわけだ。FIA-GT3マシンの投入で、GAZOOレーシングの知名度アップに弾みをつけたいという思いもあるだろう。
▲トヨタは、2017年1月の東京オートサロンにて、レクサス RC-F GT3を初お披露目。その後デイトナ24時間レースやスーパーGT3シリーズのGT300クラスに参戦しているニュル24時間レースにて、究極の開発テストを実施
スープラGT3の詳細は、まだキャッチできていないものの、パワートレインには、市販車用に用いられるBMW製ではなく、トヨタ性が選択される可能性もある。
トヨタはおそらく、2018年のニュルブルクリンク24時間耐久レースに、このマシンでエントリーし、かつてのレクサス LFAや86、C-HRと同じように、極限の開発テストを実施するだろう。
最後に市販版の情報を。新型スープラのパワートレインは、最高出力258psを発生する、2L直4ターボと、同340psを発生する、3L直6ターボが用意される。生産はBMWが担うため、2019年春から欧州で組み立てられる。
※2017年9月9日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
トヨタ FJクルーザーの再来か!? ランクルミニがついに……
【爆増】ランクル250の流通台数が900台超え! トヨタのランドクルーザーシリーズの最新型中古車状況、オススメの狙い方を解説
’07 フェラーリ F430|空力とヘリテージが息づくV8ミッドシップ【名車への道】
光岡 M55とダッジ チャレンジャーは本当に似てるのか問題。アメ車好きにも刺さるのか、ガチ比較してみた!
トヨタ アクアが、プリウス顔に大胆イメチェン! でもマイルドな見た目がお好きなら、前期型もいいんじゃない? 中古車相場をチェック!
【頭文字D30周年】ファン大歓喜の記念イベントに行ってきた
トヨタの本格スーパーカー、GR-GTが英国モータースポーツの祭典に出走。気になる販売時期は?
三菱 トライトンで検討! ピックアップトラックは都市部暮らしにはマッチしないのか? 皆の視線をかっさらう荷台のあるおしゃれな車4選
FD3S型RX-7の価格高騰が止まらない……悔しいから少しでも賢く狙う方法を真剣に考えてみた!
【祝! 頭文字D30周年】 主人公・藤原拓海の愛機ハチロクことスプリンター トレノAE86の中古車状況は今どうなってる? モデル概要、狙い方も併せて解説









