レクサス UX(初代・現行型)ってどんな車? マンガで詳しく解説!【人気車ゼミ】
2019/11/22

国内外、様々なモデルの魅力をテクノロジー視点で解説! ちょっとマニアックで難しい専門的な知識も、楽しく分かりやすくマンガで紹介していきます。
講師紹介

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『車は50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1997年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。絵本『田んぼの昆虫たんけん隊』『水泳大好き!トラ』(星の環会)。2004年より東放学園高等専修学校、東放学園映画専門学校で講師を務める。スズキの車を4台乗り継ぎ、現在の愛車はスイフトスポーツ。


重要ワード(マンガ内※)解説
日本のレクサスブレンドから最初に登場したSUVがRX。
RXはもともと海外での車名で日本ではハリアーとして販売されていたが、2009年に2代目から3代目にモデルチェンジするときにレクサスブランドになった(その後3代目ハリアーが登場)。
LXはランドクルーザーをベースに開発されたモデルで、海外では1996年から発売されていた。現行型は2007年に海外で登場。日本では2015年から販売が開始された。
NXはRXよりも若い世代をターゲットにしたSUVで、スポーティな雰囲気を全面に押し出している。



前後のフェンダーが大きく張り出し、逆にドア部分はギュッと絞ることで力強く躍動感のあるデザインに。また、レクサスの特徴といえばフロントのスピンドルグリルだが、リアにもスピンドル形状のデザインがされたことで、全体の統一感を出している。
UXのインテリアは「内と外の境界を曖昧にする日本の建築思想に着想を得た」とのこと。日本建築では縁側、濡れ縁、土間などがそれにあたるといわれている。
加古 慈(かこ・ちか)氏は1989年にトヨタ自動車に入社。長年、材料系のエンジニアを務め、2012年にレクサスCTのチーフエンジニアを担当した。
UXを開発するうえで、自分のような小柄な女性でも気持ちいいドライビングポジションが取れることを重視した。
スイッチ類が運転席側に向いたデザインによりタイトなコックピットという雰囲気を表現した。この形状は、スポーティさを打ち出す多くのモデルも採用している。
一方、ファミリーカーは助手席の人も使いやすいようスイッチ類をフラットに配置したものが多い。
チーフエンジニアの加古氏によると、背の低い女性が運転席に座っても、スイッチ類の操作がしやすい配置を意識したそう。

ドアを開けたときに見えるピラーなどの塗装部分は「準外板」と呼ばれる部分。いわゆる大衆車だとメタリック塗装が省略されたり塗装が薄かったりすることもあるが、高級車は準外板もしっかり塗装することでチープさを打ち消している。
基本性能を高め、世界各地で共用を可能にするというトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)の思想に基づいて開発されたプラットフォーム。
下の写真を見ると、リアフェンダーやテールランプなどの形状により、空気の力でボディを下に押しつける効果が与えられていることが分かる。

四隅の位置がつかめると大きな車でも比較的楽に運転できるが、最近はボンネットが傾斜し四隅が分かりづらい車が多い。とくに左前は右左折でこすりやすいので、「ここが端です」と知らせるコーナーポールなどを取り付ける人もいる。
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