ダイハツ ムーヴ(旧型)【概要&変遷編】
2009/04/01
箱形ボディにユーティリティ性をたっぷり盛り込んだ軽トールワゴン
OVERVIEWモデル概要
2系統のデザインを用意して、幅広いユーザーを獲得
初代が1995年にデビューして以来、ワゴンRと熾烈な販売競争を展開。切磋琢磨の末、ダイハツの屋台骨を支えるモデルに成長したのがムーヴだ。3代目は2002年にデビュー。ベーシック系とカスタム系、2つのバリエーションがあるのは、今となってはすっかりお馴染みだが、前者は子育て世代や中高年層に、後者は独身男性から高い人気を博している。MECHANISMメカニズム
エンジンは環境性能の高い3種類。安全性の高さも魅力
直列3気筒のNAエンジンに加え、3気筒と4気筒、2種類のターボエンジンを用意。ターボの最高出力はどちらも64psだが、3気筒のほうが幅広いトルクバンドをもっている。また、自己修復作用をもつインテリジェント触媒や、触媒の暖気を早めるシステムを搭載することで、優れた環境性能も実現。安全性にも配慮され、大型セダンとの衝突実験を実施。さらに二次衝突防止システムなども搭載する。EXTERIOR & INTERIOR内外装
箱形ボディに2つの顔を用意。居住空間は広々として快適
箱形フォルムが外観上の特徴。ベーシック系は異形角型ヘッドランプで落ち着きのあるフロントマスクを、カスタム系は丸型4灯式ヘッドランプをクリアカバーで覆い、高級感ある造形となっている。内装は大きなアーチを描くメーターバイザーなど、大胆なデザイン。リアシートは左右独立して250mmのスライドが可能。最後部にセットすれば、レッグスペースは大型セダン並みの広さになる。DRIVING IMPRESSIONドライブフィール
ソフトな乗り心地のNAモデルとパワフルなターボモデル
NAモデルは、タウンユースを優先したフィーリング。荒れた舗装路面でも乗り心地は良く、低速トルクもしっかり出ており、60km/hまでなら不足は感じない。一方ターボ仕様は、サスペンションが若干固められており、NAエンジン車よりもしっかり感のある走りを見せる。2機種ともパワフルだが、中速域からの活発さなら3気筒、回転上昇の滑らかさや静粛性の点では4気筒がオススメだ。TIMELINE主な改良・変更・追加
2004年 | 12月/マイナーチェンジ | デザインの変更と装備の追加により、さらに魅力がアップ | |
![]() ベーシック系はLターボが追加され、Rは廃止に。カスタム系ではRSリミテッドが廃止となっている |
内外装の変更と環境性能の向上を実施。また、セキュリティアラームを全車標準とするなどで装備を充実させたほか、グレード整理も行われている。 |
2005年 | 8月/特別仕様車 | 内外装の装備を充実させた、スポーティな特別仕様車 | |
![]() 翌9月にはベーシック系のVSも登場。Lをベースに専用メッキガーニッシュやエアロパーツ、14インチアルミホイールのほか、2眼メーターや専用ブラック基調シートなどを装備する |
カスタムVSはカスタムLがベース。14インチアルミホイールやドアミラーターンランプ、シルバー塗装メータークラスターなどを装備していた。 |
SPECIFICATIONS代表グレードスペック
2002年10月(デビュー時) | 2004年12月(MC時) | |||
---|---|---|---|---|
グレード | X | カスタムR | Lターボ | カスタムRS |
駆動方式 | FF【4WD】 | FF【4WD】 | FF【4WD】 | FF【4WD】 |
トランスミッション | 4AT | 4AT【4AT/5MT】 | 4AT | 4AT |
全長×全幅×全高(mm) | 3395×1475×1630 | 3395×1475×1630 | 3395×1475×1630 | 3395×1475×1610 |
ホイールベース(mm) | 2390 | 2390 | 2390 | 2390 |
車両重量(kg) | 820【860】 | 850【910/890】 | 860【910】 | 880【930】 |
乗車定員(人) | 4 | 4 | 4 | 4 |
エンジン種類 | 直3DOHC | 直3DOHC+ターボ | 直3DOHC+ターボ | 直4DOHC+ターボ 【直3DOHC+ターボ】 |
総排気量(cc) | 659 | 659 | 659 | 659 |
最高出力[kW(ps)rpm] | 43(58)/7600 | 47(64)/6400 | 47(64)/6400 | 47(64)/6000 【47(64)/6400】 |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 64(6.5)/4000 | 103(10.5)/3200 | 103(10.5)/3200 | 100(10.2)/3600 【103(10.5)/3200】 |
10・15モード燃費(km/L) | 19.2【18.2】 | 18.6【18.0/19.8】 | 18.6【18.0】 | 18.0 |
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
ダイハツ ムーヴ(旧型)【概要&変遷編】/旬ネタ
あわせて読みたい
【悲報】日産 GT-R(R35型)が生産終了……今こそ中古車状況をチェック&賢い狙い方を考察!
BMWのMとは違う“絶妙”な味を堪能できるオススメの「BMWアルピナ」モデル5選【2025年最新版】
日々のチョイ乗り車を探しているけど、EVは眼中にない! っていう方、損はさせないから聞いてほしい。日常使いでも超優秀な大容量EV「N-VAN e:」の話
ホンダ N-ONE e:がかわいすぎる! でも……EVはキツイなら「EVじゃないN-ONE」はいかが?
Cクラスはもはや大きすぎる……ならお得に買えるCLAクラスかAクラスセダンはどう? モデル比較、オススメの狙い方を解説
えっ、現行型ジムニーが100万円台前半から買える? 流通台数も4000台を突破した中古車状況、オススメの選び方を解説!
【試乗】新型 ランボルギーニ ウルスSE|普段使いはほぼモーター! スーパーカーの速さを備える800psのスーパーSUVはハンドリングも燃費も上々
ついに憧れのレクサス LXが買いやすくなってきた! 1年間で140万円近く下落した高級SUV、中古車状況やオススメの狙い方を解説!
レクサス RXの中古車平均総額が約80万円ダウン! 憧れの高級SUVの中古車状況や、オススメの狙い方を解説
【試乗】新型 ボルボ XC60|軽快感はそのままにさらに静かに進化。ベストセラーミッドサイズSUVがマイナーチェンジ