予算100万円で現行型タントを狙え! 購入するタイミングが選び方のポイントに
2018/06/30

2015年12月以降の後期型の物件が豊富
ど~んと広い頭上空間やキャビンスペースを有効に使える多彩なシートアレンジ、そしてスライドドアによる高い乗降性 etc.……
子育て世代のママドライバーを中心に幅広い層から支持を受け、今や軽自動車の人気カテゴリーとなった「スーパーハイトワゴン」。
そのブームのきっかけとなったのが、2003年11月に登場したダイハツ タントだ。
最近こそ、ライバルのホンダ N-BOXに押され気味だが、2013年10月に登場したシリーズ3代目となる現行型は、中古車が3800台以上も流通しており、根強い人気を物語っている。(2018年6月下旬現在)


人気モデルゆえか、これまで高値安定の傾向にあった現行型の中古車相場だが、今年4月以降に急落している。いくつか原因が考えられるが、一番気になるのは2015年12月のマイナーチェンジ以降に出た後期型の影響だ。
というのも、後期型の中古車の量が尋常ではないのだ。現在流通している3800台強の中古車のうち、なんと7割近くを後期型が占めている。しかも110万~120万円前後の物件が多く、相場全体を押し下げているようだ。



直近3カ月で勝負するなら前期型の標準系
そんな背景もあり、前期型を中心に予算100万円で狙える物件が増えてきている。メインターゲットは標準系のNAエンジン車だが、選択肢は少ないものの新車時価格の高いカスタム系も視界に入ってきた。
仮に予算を100万円と決めた場合、直近3カ月で勝負するなら、選択肢の多さや条件設定の自由度などから、前期型の標準系NAエンジン車が最も狙いやすい。
標準系のグレードは、大きく「L」、「X」、「Xターボ」、「G」の4つに分かれているが、予算100万円圏内では中間グレードにあたる「X」の選択肢が豊富だ。
これ一択でもお得感ある買い物となるはずだが、ラッキーパンチに備えて上級グレードの「G」をサブ候補として視界に入れておくことをオススメしたい。
カスタム系にこだわるなら、走行距離の条件設定はすこし緩めにしておこう。
いずれにせよ、選択肢の関係からグレードはターボエンジン搭載の最上級グレード「カスタムRS」に絞られるため、お得感は抜群だ。

カスタム系狙いなら10月以降が吉!?
一方、同じ予算100万円でも、もし向こう半年まで視野に入れた長期戦を考えているなら、タイミングによって戦い方を変えた方がよいだろう。
作戦チェンジの第一のタイミングは今年の10月。
最初期のモデルが2回目の車検タイミングを迎えるため、予算100万円圏内にもっと前期型のカスタム系が増える可能性が高いからだ。となると、短期決戦では狙えなかったNAエンジン搭載の「カスタムX」も視野に入ってくるかもしれない。
さらに来年1月以降まで勝負時を先送りできるなら、今度は2015年12月以降の後期型の初回車検タイミングがやってくることになる。
すでに後期型の最安値帯は総額110万円台まで下がってきているので、来年1月以降に流通量が増えれば、予算100万円圏内の物件の充実度はかなりアップするに違いない。となれば、狙いはがぜん、年式の新しい後期型へ移ってくるというわけだ。
ということで、最後にもう一度まとめてみよう。いずれのタイミングも、予算100万円が前提だ。
1)直近3カ月で勝負するなら、前期型の標準系NAエンジン車、特に「Xグレード」が狙い目
2)前期型のカスタム系全般に狙いを絞るなら、今年10月以降に勝負した方がよさそう
3)来年1月以降まで待てるなら、2015年12月以降の後期型に狙いをスイッチ
もし、現行型に強くこだわっていないなら、2代目も視野に入れておくとさらに心強い。
スライドドアは助手席側のみとなるが、予算100万円あれば標準系はもちろんカスタム系もターボ車も、豊富な選択肢から選べる。
▼検索条件
ダイハツ タント(現行・前期型) × 総額100万円以下 × 全国▼ポイント
・直近3カ月で勝負→標準系NAエンジン車、特に「Xグレード」が狙い目!
・カスタム系全般に狙いを絞る→今年10月以降に勝負!
この記事で紹介している物件
あわせて読みたい
N-BOX ジョイの新車価格に絶望した人に贈る「100万円ちょっとで買えるSUV風軽自動車、代わりにどうですか?」3選
総額200万円以下から狙える!? カーデザインの巨匠 ジウジアーロがデザインした国産車5選
性能が進化しても大事なのはやっぱり見た目? 個性のある車を探すなら選択肢に中古車を【中古車購入実態調査】
【ゲレンデの買い方】M・ベンツ Gクラスの中古車価格が1650万円で一向に安くならないので、輸入中古車評論家が2つの作戦を考えてみた
新型VW パサートのセダン廃止に絶望した人に贈る「代わりこのプレミアムセダン、どうですか?」5選
アウトドアにぴったりなのはSUVだけなのか? 旧モデルや他のボディタイプも選択肢に!【中古車購入実態調査】
【試乗】新型ホンダ N-VAN e:(初代)|本気使いもできるのに小洒落ているワークマンプラスみたいな電動商用車
中古車市場が成長中! 平均予算でも30万台近い豊富な選択肢が魅力【中古車購入実態調査】
ディーゼル車とは? ガソリン車との違いやメリット・デメリット、人気中古車ランキング一覧TOP10を紹介!
4WD(四輪駆動)とは? オススメ車種一覧15選、2WDとの違いやメリットを解説!