【マンガ】ポルシェ 911(現行モデル/992型)ってどんな車? 詳しく解説【人気車ゼミ】
2021/02/19

講師紹介

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1987年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。絵本『田んぼの昆虫たんけん隊』『水泳大好き!トラ』(星の環会)。2004年より東放学園高等専修学校、東放学園映画専門学校で講師を務める。スズキの車を4台乗り継ぎ、現在の愛車はスイフトスポーツ。



重要ワード(マンガ内※)解説
子供から大人まで、多くの日本人がスーパーカーに沸いた一大ムーブメント。きっかけは池沢早人師(さとし)氏のマンガ『サーキットの狼』。週末には各地でイベントが開催され、多くの人がカメラを片手に足を運んだ。

シリンダーを左右に水平に配置したエンジン。直列エンジンやV型エンジンに比べて重心を低くできたり、ピストンが動くことにより生まれる振動を他のピストンで打ち消すことができるなどのメリットがある。

エンジンを後輪車軸より後ろに置いて後輪を駆動する方式で、RRと呼ばれる。駆動輪である後輪に荷重がかかりやすいため加速性能やブレーキ性能に優れる。

多くのエンジンは冷却水を使ってエンジンを冷やす水冷式を採用。ポルシェはかつて走行時の風でエンジンを冷やす空冷式を採用していたが、1998年4月に日本導入された第5世代(996型)から環境問題への対処などを目的に水冷エンジンに変更された。

ポルシェの技術を結集して開発されたスペシャルモデル。水冷式水平対向ターボ、電子制御シャシー、4WDシステムなどが搭載され、1986年のパリ・ダカールラリーで優勝するなどモータースポーツで活躍。

992型ではカレラとカレラS、カレラ4Sでボディサイズや排気量は変わらない。だが車名にSを冠したグレードではエンジン出力が高められ(カレラ4が283kW、カレラ4Sが331kW)、シャシーもスポーツ性を高めたセッティングになりパフォーマンスがアップしている。
911はスペシャルモデルとして代々“911ターボ”が用意され、その他のモデルはNAエンジンだった。先代のマイナーチェンジ(2015年9月)で3.4L(Sは3.8L)NAから3Lツインターボエンジンに変更。排気量はダウンサイジングだが、パワーは20ps大きくなった。
911は標準のブレーキも高い性能を発揮するが、大型のセラミック製ディスクとアルミ製キャリパーで圧倒的な制動力とともに軽量化も実現したポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ(PCCB)もオプションで用意される。

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