わずか0.7%の掲載台数! 大人気モデルのホンダ N-BOXを狙うなら、激レアモデル「モデューロX」で差をつけろ
2021/05/12
▲コンプリートカーブランド「モデューロX」の第1弾として2012年12月に登場したのが、N-BOXカスタムをベースにとしたN-BOX モデューロXだ全体の0.7%ほどしか掲載されていない激レア車
「N-BOX+」や「N-BOXスラッシュ」を含めて、年間販売台数で度々ナンバー1となり、累計100万台以上を売り上げた初代ホンダ N-BOX。そんな超人気車ともなると、駐車場などで他人とカブってしまいがち。
もちろん、純正や市販品のカスタムパーツなどで、自分らしい個性を出すこともできるが、最初から「他人とは違うN-BOX」を選ぶという方法もある。例えば、今回オススメする「モデューロX」もそのひとつだ。
2011年12月に登場したN-BOXに、ホンダのアクセサリー用品を手がけるホンダアクセスが開発するコンプリートカーの「モデューロX」が追加されたのは2012年12月。このN-BOXを皮切りに、ステップワゴンやS660、ヴェゼルへと展開されている。
ホンダこだわりのスポーツモデルであるN-BOX モデューロXなのだが、原稿執筆時点で見ると、初代N-BOXの総台数が6400台以上あるのに対し、なんと約0.7%にあたる44台しかない!
1000台のN-BOXとすれ違って、たった7台(自分の車を除くと6台)しか現れない計算になる。
他のグレードはというと、例えばGが3000台以上(約47%)、カスタムGターボなら1000台以上(約16%)といった具合。見た目で違いの分かりやすい特別仕様車の2トーンパッケージでも、度々登場したことや設定グレードが多かったこともあり、約200台(約3%。モデューロXを除く)ある。
しかも2017年9月に登場した現行型に、今のところモデューロXは設定されていない。だから存在自体が希少車だ。
ちなみに台数の少なさだけでいえば、モデル末期の2015年11月に設定された、最も廉価な「C」が25台と最も少ない。しかし、「装備が簡素化されたお手頃価格」モデルという位置付けなので、中身で比べれば断然モデューロXの方が魅力的だ。
では、N-BOX モデューロXとは一体どんな車なのか? おさらいしておこう。
▼検索条件
ホンダN-BOX(初代)×モデューロX系グレード×全国精悍なエクステリアとスポーティかつしなやかな乗り心地
ホンダ N-BOX モデューロX(初代)
▲エクステリアでは専用グリルやフロントバンパーなどが備わる。これらは繰り返し行われた走行テストや風洞テストを通して、高速道路での走行安定性を高めるために備えられたものだ
▲フロントグリルのようにハニカム(蜂の巣)形状の専用リアバンパーガーニッシュが備わる。2015年2月のマイナーチェンジでヘッドライトやリアコンビネーションのハウジング部分がブラックアウトされ、精悍さが増した。写真は2015年2月のマイナーチェンジ時2012年12月に発表され、2013年1月から販売されたモデューロX。ベースとなったのはカスタムGで、モデューロX Gと、モデューロX Gターボパッケージの2タイプが用意された。どちらも2WDのみで、4WDの設定はない。
基本的な装備はモデューロX Gの装備がカスタムG Lパッケージに、モデューロX GターボパッケージはカスタムGターボパッケージにそれぞれ準じている。
つまり、基本装備はN-BOXの中でもトップクラスというわけ。例えば、モデューロX Gならアイドリングストップやリア左側パワースライドドアが標準装備となり、モデューロX Gターボパッケージは両側パワースライドドアで、カスタムGターボパッケージではオプションだったナビ装着用スペシャルパッケージ(リアワイドカメラ、ワンセグTV対応マイクロアンテナなど)も標準装備される。

▲インテリアも、ベース車よりブラック部分が増えている。さらに、ステアリングには青いステッチも入る。写真は2015年2月のマイナーチェンジ時のもの。前期型に対しシート生地が変わった他、ブルーのインテイリアイルミネーションが足元なども照らすようになったこうした基本装備に加えて、スポーティなイメージの専用品がエクステリアとインテリアに備わるのだが、モデューロXはただ単にレアなモデルというだけではない。真骨頂は、なんといっても走りの専用装備だ。
まず、専用ローダウンサスペンションが備わり、車高が15mmダウンする。15mmローダウンされたにもかかわらず、しなやかなストロークで滑らかな乗り心地を味わうことができ、軽ハイト系ワゴンにありがちなふらつきも抑えてくれる。
さらには15インチアルミホイールや、レッドのブレーキディスクローターもモデューロX専用。車の基本性能が大きく向上しているのだ。
2013年12月には他のN-BOX同様、低速域での衝突被害軽減ブレーキと誤発進抑制機能を備えた「シティブレーキアクティブシステム」を含む「あんしんパッケージ」がオプションで設定された。
2015年2月にN-BOXのマイナーチェンジが行われたが、モデューロXのデザインに大きな変更はない。また、N-BOX全車にオプション設定されたチップアップ&ダイブダウン機構付きスライドリアシートやシートバックテーブルが、モデューロXでもオプションで用意されている。
▲ブラックパール塗装の専用15インチアルミホイールが装着される。チラッと見える赤いフロントブレーキのディスクローターとともにスポーティなイメージを演出
▲専用ローダウンサスペンションにより、車高は15mmダウン2012年12月に発表された時点での新車車両本体価格はモデューロX Gが178万円、モデューロX Gターボパッケージが188万円。
原稿執筆時点で見ると価格帯は約60万~160万円。N-BOXカスタムと比べると、20万~30万円ほど高く、新車時の価格差がほぼそのまま反映されている状況だ。
先述のとおり、中古車の台数はわずか44台。うちモデューロX Gターボパッケージが32台と、ノンターボ車よりも割合は多い。また、2013年12月から2トーンカラースタイルが選べるようになったが、中古車の台数は6台しかない。ここまでくると1万台に9台という割合なので、まず他人と街中ですれ違うことはないだろう。
日本一売れたN-BOXのレアモデル。ぜひ検討してみてほしい。
▼検索条件
ホンダN-BOX(初代)×モデューロX系グレード×全国
ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
この記事で紹介している物件
ホンダ
N-BOX 660 モデューロX G ターボパッケージ 純ナビ 両電スラ Bモニタ クルーズコントロール フルセグ BTオーディオ ETC ステリモ Pスタート スマートキー パドルシフト Aライト フォグ 純15インチAW バイザー SRSエアバッグ
本体価格84.2万円
支払総額89.8万円
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