【ボルボ V50の中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどまとめ
カテゴリー: 特選車
タグ: ボルボ / ステーションワゴン / クルマを選び始めた人向け / V50 / 人気中古モデル徹底ガイド / ぴえいる
2021/09/01
▲先代にあたるV40はボルボと三菱、オランダ政府との合弁事業(ネッドカープロジェクト)から生まれたが、その後ボルボがフォード傘下に収まったことで、2代目S40とこのV50は、フォードとマツダが開発したプラットフォームを使用したボルボ V50の中古車は今
2004年5月にデビューしたV50は、フォルクスワーゲン ゴルフに代表されるCセグメントに属するステーションワゴンだ。
ボルボのエントリーモデルだが、プレミアム感あふれる内外装を備え、フルフラットなラゲージを備えるなど実用性も高かった。
その後、ハッチバックのV40とそのクロスオーバーモデルであるV40クロスカントリーに後を譲る形で、後継モデルが出ることなく2013年1月に販売が終了した。
現在の中古車台数は約150台。平均価格は46万円と価格もサイズも手頃感のあるステーションワゴンになっている。
ここからはボルボ V50の特徴や中古車相場について紹介する。
▼検索条件
ボルボ V50 × 全国V50の特徴と中古車相場
■V50 DATA
生産期間:2004年5月~2013年1月
中古車流通量:約150台
中古車価格帯:10万~170万円
全長4515mm × 全幅1770mm × 全高1450mm
▲セダンのS40よりボディが46mm延長された分はラゲージに充てられた。フロントにクラッシャブルゾーンが設けられるなど、衝突時のエネルギーを吸収する構造が採用されている■V50の特徴
ボルボのエントリーモデルとして登場したセダンの初代S40と、そのステーションワゴンのV40。V50はV40の後継モデルとして2004年5月に日本デビューした。
当時のボルボはフォード傘下だったため、同じく当時フォード傘下だったマツダのアクセラとプラットフォームを共有したモデルだ。
▲他のボルボ車同様、伝統の縦長のテールランプが採用された。後続車からの視認性を高める他、雪道などを走っても汚れがつきにくいデビュー時に搭載されたエンジンは最高出力140psと170psの2種類の2.4L直列5気筒と、最高出力220psの2.5Lターボ直列5気筒の2種類。
いずれも5速ATが組み合わされ、当初の駆動方式はFFのみが設定されていた。
▲センターコンソールには、背後に物を置けるフリーフローティングセンタースタックが採用された。キーの差し込み口は、一般的なドア側ではなくセンターコンソール側。日本仕様は当初右ハンドルと左ハンドル仕様が用意されていたインテリアで目をひくのは、フリーフローティングセンタースタックだ。背後が中空となる薄い板状のセンターコンソールはこのS40/V50から採用され、長らく同社のデザインアイコンとなった。
デザイナーは同じ北欧の有名家具、ヤコブセンの「セブンチェア」や「アントチェア」などからインスピレーションを受けたという。
ボルボといえば高い安全性能も特徴のひとつ。運転席&助手席エアバッグはもちろん、サイドエアバッグやカーテンエアバッグ、むち打ち症から保護してくれる機構を備えたシートも備わる。
▲ダブルフォールディング機能を備えた後席を倒せば、フラットな床面を拡大できる。このように使い勝手のよいラゲージは、やはりボルボならではと言えるだろう。助手席を倒せば写真のように長尺物も載せられるV50は生産終了までに、何度かマイナーチェンジや一部改良が行われている。主なものは下記のとおり。
【2004年10月 グレード追加】
2.5Lターボ搭載車にフルタイム4WDを搭載した「T-5 AWD」を追加
【2005年8月 仕様変更】
ルーフレールが全車標準装備化
【2007年9月 マイナーチェンジ】
エクステリア&インテリアデザインが変更された。また、2.5Lターボの最高出力が220psから230psにアップ
▲フロントグリルの存在感が増し、グリル内のアイアンマークも拡大された
▲フリーフローティングセンタースタックがセンターアーム部分まで延長されたように見えるデザインに変更された。また、写真のライトオークのリアルウッドパネルも選べるようになった【2009年2月 追加】
2.4L車の最高出力140ps版に代わり、2L・145psのエンジンと6速AT(デュアルクラッチ式2ペダル6速MT)が搭載されたモデルを追加
■V50の中古車相場
初期型の140ps版と170ps版の2.4L車であれば、走行距離5万km前後の物件を総額40万円から見つけることができる。価格重視派はここが本命となるだろう。
選択肢が多く選びやすいのは、初期型ではなく2009年2月以降に追加された2L・145psのデュアルクラッチ式の2ペダル6速MT車で、全体の7割以上を占める。
同モデルの登場は2009年2月以降。熟成された後期モデルだから、見えない部分でも改良が行われたり、初期型より装備が充実している。また、排気量が2L未満となるため、他グレートと比べて自動車税の観点でも出費を抑えることができる。
こちらは走行距離5万km前後の物件が、総額50万円から見つけることができる。
本革シートを備えた物件が6割以上占めるのも、プレミアムを標榜するV50ならではと言えるだろう。予算100万円で、走行距離5万km程度の本革シート仕様を十分狙える。
このサイズで本革シートなど上質なインテリアを備えたステーションワゴンはあまりないだけに、狙い目ではないだろうか。
なお、原稿執筆時点で4WDモデルは見つからなかった。もし、4WDをマストで狙うなら根気強く探した方が良いだろう。
▼検索条件
ボルボV50 × 全国※記事内の情報は2021年8月30日時点のものです。

ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
この記事で紹介している物件
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