輸入車に乗りたいけど3列シートがいい人、必見! 中古で買える輸入車ミニバン/SUV10選
カテゴリー: 特選車
タグ: メルセデス・ベンツ / BMW / アウディ / ランドローバー / ボルボ / プジョー / シトロエン / ミニバン / SUV / 大家族向け / 家族向け / クルマを選び始めた人向け / スタイリッシュ / カジュアル / 高級 / シャラン / ゴルフトゥーラン / Q7 / Vクラス / XC90 / ディスカバリースポーツ / 2シリーズグランツアラー / 5008 / グランドC4ピカソ / グランドC4スペースツアラー / GLB / 伊達軍曹
2022/02/10
 ▲「3列シートの車が必要になったけど、国産車には趣味が合うものがなくて……」とお困りのあなた! 世の中には「3列シートの輸入車」というものもありますので、そちらもぜひ検討してみませんか?
▲「3列シートの車が必要になったけど、国産車には趣味が合うものがなくて……」とお困りのあなた! 世の中には「3列シートの輸入車」というものもありますので、そちらもぜひ検討してみませんか?国産の3列シート車だと、周囲とあまりにもカブりすぎて……
「家族構成が変わった」、「週末に没頭する趣味のカテゴリーが変わった」等々の理由をきっかけに、「そうだ、3列シートの車を買おう」と思い立つ人は多いかもしれません。
しかし、一般的な国産車のそれを買おうとしてみると、ひとつの大きな問題が立ち現れます。
「あまりにもありふれている」という大問題です。
例えば、Xという国産ミニバンにしようかな……なんて思いながら近所のショッピングセンターへ食材などを買に行くと、その駐車場には白や黒の「X」が、ざっと見て100台は駐車されていることに気づいてしまいます。
まぁ100台というのは大げさであり、冗談なんですが、「あまりにもありふれているため、人とカブリまくってしまう」というのは事実です。
人とカブることを気にしないならそれでいいのですが、もしもあなたが「それはちょっと嫌だ」と思うなら、そして「でも3列シートの車は買わねばならない」という状況なら、果たしてどうすればいいのでしょうか?
答えは簡単です。「輸入車の3列シート車」を探してみればいいのです。
国産車と比べると輸入モノの3列シート車は種類がやや少なめですが、探せばそれなりにたくさんあるものです。
そして、輸入モノのそれはデザイン的にもたたずまい的にも“エッジが効いてる”ものが多く、なおかつ、数が少ないゆえに「人とカブりまくる」ということがほとんどありません。
では、3列シートの輸入車にはどんなモノがあって、どれがオススメとなるのでしょうか?
以下、詳しく見てみましょう。
BMW 2シリーズグランツアラー(現行型)
ミニバンにも「走り」を求めたいならコレ
 ▲こちらがBMWが作る3列シート/7人乗りのMPV、2シリーズグランツアラー
▲こちらがBMWが作る3列シート/7人乗りのMPV、2シリーズグランツアラー・中古車平均価格帯:総額150万~430万円
・中古車流通台数:178台
・販売期間:2015年6月~
・ボディサイズ:全長4565mm × 全幅1800mm × 全高1645mm
BMW 2シリーズグランツアラーは、「駆けぬける歓び」というブランドコピーでお馴染みのBMWが初めて作った3列シートの7人乗りMPV(Multi Purpose Vehicle)。
ボディサイズは国産ミニバンでいうと「ホンダ オデッセイ」と車幅と高さがだいたい同じで、全長は30cmぐらい短い――というサイズ感です。
乗車定員は7名で、2列目と3列目シートは乗車人数や用途に合わせて多彩なシートアレンジが可能。2列目シートは60:40の分割式で、前後130mmのスライド機構が付いています。
そして、3列目シートは前方に倒すことでフロアに収納でき、その場合のラゲージルーム容量は560L。さらに、2列目シートのバックレストも倒せば最大1820Lまで拡大可能です。
「それなりの車幅があるミニバンが欲しいけど、国産ミニバンはあまり好きになれなそうだし、どうせなら走りがいいミニバンに乗りたいし……」と考える人に向いているのが、このBMW 2シリーズグランツアラーというドイツ製のMPVです。
 ▲3列目席は大人が座るにはやや狭め。格納すればフラットな荷室になる
▲3列目席は大人が座るにはやや狭め。格納すればフラットな荷室になる車台の基本レイアウトは現行型のMINIと共通で、パワーユニットはガソリンターボとディーゼルターボが用意されています。
流通のメインとなっているのは2L 直4ディーゼルターボの「218d」という系統で、次に多いのが1.5L 直3ガソリンターボの「218iという系統。
2Lガソリンターボを搭載する「220i」という系統はパワフルですが、流通量は極端に少なめです。
「探しやすいから」という意味でも「パフォーマンス的に十分だから」という意味でも、購入する場合は「218d」または「218i」がオススメで、特にオススメなのはトルクフルなディーゼルターボ版です。
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BMW 2シリーズグランツアラー(現行型) × 全国フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン(現行型)
世界的定番「ゴルフ」がベースのタフなMPV
 ▲フォルクスワーゲン ゴルフをベースとする3列シートミニバン、ゴルフトゥーラン
▲フォルクスワーゲン ゴルフをベースとする3列シートミニバン、ゴルフトゥーラン・中古車平均価格帯:総額140万~410万円
・中古車流通台数:253台
・販売期間:2016年1月~
・ボディサイズ:全長4535mm × 全幅1830mm × 全高1660mm
ゴルフトゥーランは、その名のとおりハッチバックの世界的定番であるゴルフをベースとする3列シート車。
2代目となる現行型は、つい先日まで新車として販売されていた先代ゴルフ(通称ゴルフ7)と基本設計を共有しています。そのため、いわゆる「走りの確かさ」みたいなものはかなりバッチリです。
現行型ゴルフトゥーランのボディサイズは先述したBMW 2シリーズグランツアラーとおおむね似たようなサイズ(車幅は3cm広いですが)。国産車でいうと「ホンダ オデッセイの全長だけを30cmほど短くしたぐらい」といったサイズ感です。
2004年に登場した初代ゴルフトゥーランはややほのぼの系なデザインでしたが、現行型はワイド&ローなプロポーションと水平基調のラインで構成されているため、初代とは打って変わってシャープな印象になりました。
日本仕様はすべて3列7人乗りで、セカンドシートとサードシートの背もたれを倒せば、簡単にフラットなラゲージスペースが手に入ります。
サードシートを収納した状態でのラゲージルーム容量は最大917L。セカンドシートを倒せば最大1857Lまで拡大できます。
スライドやリクライニングが可能なセカンドシートにはイージーエントリー機能が採用され、グレードによってはセカンドシートの左右にチャイルドシートを内蔵する「インテグレーテッドチャイルドシート」が設定されています。
 ▲ミニバンながら、ゴルフ顔負けの力強いリアデザイン
▲ミニバンながら、ゴルフ顔負けの力強いリアデザイン当初の搭載エンジンは1.4L 直4ガソリンターボで、排気量は小さいのですが、すこぶる力強いパワーユニットです。
そして、2018年9月には2L 直4ディーゼルターボエンジンが追加され、直近では2021年4月に1.4Lガソリンターボが新世代の1.5Lガソリンターボに変更されました。
しかし、この1.5Lターボの中古車価格はまだけっこうお高いので、普通に考えれば1.4Lガソリンターボまたは2Lディーゼルターボを選ぶのが得策となるでしょう。
 
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フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン(現行型) × 全国シトロエン グランドC4ピカソ(初代)/グランドC4スペースツアラー(現行型)
「おしゃれな3列シート車」としては世界有数
 ▲フランスのおしゃれ番長ことシトロエンが製造販売したミニバン、グランドC4ピカソ
▲フランスのおしゃれ番長ことシトロエンが製造販売したミニバン、グランドC4ピカソ・中古車平均価格帯:総額100万~460万円
・中古車流通台数:26台
・販売期間:2014年10月~
・ボディサイズ:全長4535mm × 全幅1830mm × 全高1660mm
グランドC4ピカソは、フランスの個性派ブランドであるシトロエンが作っている3列7人乗りのMPV。2018年10月からは車名を「グランドC4スペースツアラー」に変更し、今も販売が続けられています。
グランドC4ピカソのボディサイズと同様の国産モデルはほとんどないのですが、強いて言うなら「ホンダ オデッセイの幅をちょっと広げて、長さを25cmぐらい短くした感じ」といったプロポーションです。
エクステリアデザインは薄型のLEDヘッドランプや3D LEDタイプのリアコンビネーションランプなど、「さすがはシトロエン!」といった感じのおしゃれっぷりが炸裂。
インテリアも、インパネ中央に配されたデジタルメーターやタッチスクリーンのデザインやフォントなどがいちいちすべておしゃれです。
シートは全席独立式で、2列目、3列目シートはクラストップレベルの空間を確保。また助手席にも可倒機構を採用しているため、2.75mまでの長尺物が積載可能です。荷室の積載容量は3列目シートを格納した状態で645L、2列目シートも格納した状態では2181Lまで拡大可能です。
 ▲後席でもゆったり座れるスペースが確保されている
▲後席でもゆったり座れるスペースが確保されている当初の搭載エンジンは最高出力165psの1.6L 直4ガソリンターボで、トランスミッションは6速AT。2016年11月には2Lのディーゼルターボを追加しました。
いずれも十分な力感をもってこのボディを動かすことが可能であり、そしてフランス車のお約束として「足回りはソフトな感触なのに、高速安定性もかなり高い」というのが、走りの面での特徴となります。
いかにもフランス車らしい「長距離を速く、快適に走れる能力」と「ハイブローなおしゃれ感」を両立させたい人が選ぶ3列シート車としては、このうえなく最適な部類に入る1台といえるでしょう。
 
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シトロエン グランドC4ピカソ(初代)/グランドC4スペースツアラー(現行型) × 全国フォルクスワーゲン シャラン(現行型)
ある程度以上のサイズを求めるならコレ
 ▲ゴルフトゥーランよりも大柄なMPV、フォルクスワーゲン シャランの現行モデル
▲ゴルフトゥーランよりも大柄なMPV、フォルクスワーゲン シャランの現行モデル・中古車平均価格帯:総額70万~440万円
・中古車流通台数:129台
・販売期間:2010年11月~
・ボディサイズ:全長4855mm × 全幅1910mm × 全高1750mm
シャランは、ドイツのフォルクスワーゲンが作っている7人乗りのラージサイズミニバン。1995年に登場した初代はフォードと共同で開発したものでしたが、2010年登場の2代目となる現行型はフォルクスワーゲンによる独自開発のモデルです。
余裕あるボディサイズは「トヨタ アルファードよりちょっと短くてちょっと背が低いけど、幅は6cm広い」といったサイズ感。そのサイズ感とパワースライドドアにより、輸入ミニバンとしては異例の「優れた使い勝手」を実現しているのがシャランという車です。
2列目に3席、3列目に2席用意されるシートはすべて独立していて、個別のシート調節や折りたたみが可能。そして2列目と3列目を倒せば、最大2297Lという超巨大ラゲージスペースを生み出すこともできます。
 ▲後席上まで広がる広いガラスルーフ装着車。中古車では超希少
▲後席上まで広がる広いガラスルーフ装着車。中古車では超希少基本となるエンジンは排気量わずか1.4Lの直列4気筒ガソリンターボ。しかし、車重1.8t以上となる巨体をさらりと軽快に動かしてくれます。そして燃費も、飛ばさない限りはまずまず良好であるというのがこの車の素晴らしいところです。
2019年8月には2Lのディーゼルターボエンジン搭載グレードが追加され、こちらであれば、さらに力強い走りとさらなる低燃費を獲得できます。
輸入車の場合はさほど大柄ではないミニバンが多いのですが、「それなり以上のサイズがあって、そして国産ミニバンにはないおしゃれ感があって」というニュアンスのミニバンを探している人は、ぜひシャラン(現行型)に注目してみてください。
 
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フォルクスワーゲン シャラン(現行型) × 全国メルセデス・ベンツ Vクラス(現行型)
家族全員でBIGに楽しめる輸入ミニバン
 ▲こちらが現行型メルセデス・ベンツ Vクラス。標準ボディの他に2種類のロングボディが存在する
▲こちらが現行型メルセデス・ベンツ Vクラス。標準ボディの他に2種類のロングボディが存在する・中古車平均価格帯:総額370万~1200万円
・中古車流通台数:165台
・販売期間:2015年10月~
・ボディサイズ:全長4905~5330mm × 全幅1930mm × 全高1880mm
「フォルクスワーゲン シャラン以上に余裕あるサイズの輸入ミニバンが欲しい!」と考える場合は、現行型のメルセデス・ベンツ Vクラスこそが最適です。
標準ボディはトヨタ アルファードと似たりよったりのサイズですが(車幅はVクラスの方が8cmも広いのですが)、ロングボディであれば全長は+245mm、エクストラロングボディを選べば475mmも長い全長となります。
Vクラスは1998年に初代がデビューしたメルセデス・ベンツの3列シートミニバンで、現在は2015年10月に登場した3代目が現行モデルとして販売されています。
ボディは前述のとおり「標準」と「ロング」「エクストラロング」の3種類があり、シートは3列の7座。前から順に2人/2人/3人掛けとなっています。
2列目と3列目のシートは脱着式で、例えば2列目を後ろ向きにして、後席の乗員5人が向かい合う状態にしたり、2列目だけを取り外したり、あるいは2列目と3列目の両方を外して荷室を超最大化させたりすることが可能です。
荷室容量は標準ボディが720~4500Lで、ロングボディは1030~5000L、エクストラロングボディは1410~5500Lと、それぞれ十分以上。キャビン後方の荷室空間を上下に分割して使うための「ラゲージルームセパレーター」も用意されています。
 ▲アウトドアに最適な「マルコポーロ ホライゾン」。中古車流通量は10台程度
▲アウトドアに最適な「マルコポーロ ホライゾン」。中古車流通量は10台程度パワーユニットは最高出力163psの2.1L 直4ディーゼルターボのみでスタートしましたが、2018年11月には最高出力211psの2Lガソリンターボを追加。また、2019年10月にはマイナーチェンジを行い、スポーティなフロントマスクに生まれ変わりました。
さらに2020年5月には、車内で快適に休むことができるポップアップルーフやフルフラット機能付きベンチシート、回転式シート(前席)などを備えた「マルコポーロ ホライゾン」も設定。こちらはアウトドア派から大人気となっています。
大柄かつ高級で、人気も高いメルセデス・ベンツVクラスは中古車価格も高めとなるのが難点といえば難点ですが、「どうせミニバンに乗るならなるべくでっかいやつに乗って、家族全員で楽しみたい!」と考える人にとってはベストな選択肢だといえます。
 
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メルセデス・ベンツ Vクラス(現行型) × 全国ランドローバー ディスカバリースポーツ(現行型)
補助的に使える3列シート仕様車
 ▲3列/7人乗りバージョンを選ぶこともできる英国のランドローバー ディスカバリースポーツ
▲3列/7人乗りバージョンを選ぶこともできる英国のランドローバー ディスカバリースポーツ・中古車平均価格帯:総額330万~770万円
・中古車流通台数:57台
・販売期間:2014年10月~
・ボディサイズ:全長4610mm × 全幅1895mm × 全高1725mm
ディスカバリースポーツは、オフロードにおける英国の名門ランドローバーが作っているプレミアムSUV。
2列/5人乗りが基本ではありますが、オプションとして、または特別仕様車として、3列/7人乗り仕様も用意されています。ちなみに、現在の中古車流通量は129台ですが、そのうち57台が3列シートです。
ボディサイズは国産SUVでいうと……、なかなか当てはまるものがないのですが、強いていうなら「マツダCX-8の全長を30cm短くしたぐらい」です。ただ、全幅はディスカバリースポーツの方が5cm以上幅広となっています。
3列目シートは、使わないときはピタリと床下に収まり、フラットな荷室空間を作ることができます。
ただし、全長がさほど長い車ではないため、3列目シートの居住空間はやや狭めで、閉塞感も感じられます。メーカーも「13歳以下の子供向けと想定している」とのことですので、ディスカバリースポーツの3列目はフルに活用するというよりも「緊急用」ととらえるのがいいでしょう。
 ▲デジタルメーターにはナビ画面も表示される
▲デジタルメーターにはナビ画面も表示される当初の搭載エンジンは最高出力240psの2Lガソリンターボで、駆動方式はフルタイム4WD。2018年式からは2Lガソリンターボエンジンが新設計のものに刷新され、2Lのディーゼルターボエンジンも追加。
また、2020年式からは車台が大幅に変更され、内外装デザインもより高級感のあるものに変わっています。
 
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ランドローバー ディスカバリースポーツ(現行型・7人乗り) × 全国メルセデス・ベンツ GLB(現行型)
手頃なサイズの3列SUVを探しているならコレ
 ▲扱いやすいボディサイズでありながら3列シートを採用しているメルセデス・ベンツ GLB
▲扱いやすいボディサイズでありながら3列シートを採用しているメルセデス・ベンツ GLB・中古車平均価格帯:総額610万~780万円
・中古車流通台数:33台
・販売期間:2020年6月~
・ボディサイズ:全長4634mm × 全幅1834mm × 全高1706mm
メルセデス・ベンツ GLBは、取り回しの容易なボディサイズと高い空間効率を両立している、3列7人乗りのSUV。
ボディサイズは「日産 エクストレイルをちょっと短くして、ほんのちょっと背を低くした」というイメージです。
エクステリアデザインは、立ち気味のAピラーとテールゲートが特徴となる典型的な2ボックススタイルで、クローム仕上げのフロントアンダーガードや、車体下部を覆う黒いプロテクターなどがSUVらしさを強調しています。
室内空間は、先述したボディ形状や2829mmのロングホイールベースにより、さほど大きくはないボディサイズの中に十分な広さを確保。2列目シートには140mmの調整幅をもつ60:40分割式のスライド機構や、シートバックの角度を8段階で調整できる40:20:40の3分割式リクライニング機構が備わっています。
ただし、3列目シートは明らかに狭く、2列目のシートを目いっぱい前に出しても足元の空間はミニマム。カタログにも「乗車時の安全確保のため、身長168cm以下の乗員のみが使用できます」と書いてありますので、GLBの3列目は緊急用か、小学生ぐらいのお子さんだけが座る場所として使うのが現実的です。
 ▲多様なシートアレンジが可能
▲多様なシートアレンジが可能当初のエンジンラインナップは2種類で、FFの「200d」には最高出力150psの2Lディーゼルターボが、4WDの「250 4MATIC」スポーツには最高出力224psの2L 直4ガソリンターボが搭載されました。いずれもトランスミッションは8速DCTです。
2021年1月には最高出力306psの2Lガソリンターボを搭載する「メルセデスAMG GLB35 4MATIC」が追加され、同年4月には1.3Lの直4ガソリンターボを積む「180」を「200d」に代わって導入。また、2Lディーゼルターボにフルタイム4WDを組み合わせた「200d 4MATIC」も追加されました。
 
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メルセデス・ベンツ GLB(現行型) × 全国プジョー 5008(現行型)
いざというときに3列目が使えるおしゃれSUV
 ▲フランスのプジョーが作っている「5008」。写真の現行型はずいぶんしゃれたデザインになった
▲フランスのプジョーが作っている「5008」。写真の現行型はずいぶんしゃれたデザインになった・中古車平均価格帯:総額280万~490万円
・中古車流通台数:69台
・販売期間:2017年9月~
・ボディサイズ:全長4640mm × 全幅1840~1860mm × 全高1650mm
プジョー 5008(現行型)は、2017年9月から販売されているフランス産のミドルサイズ3列シートSUV。2013年に登場した初代はほのぼのとしたニュアンスのデザインでしたが、現行型はグッとスポーティなイケメンに生まれ変わっています。
ボディサイズは、国産の人気SUV「トヨタ ハリアー」とだいたい同じぐらい。その中に、7人が乗れる3列のシートが確保されています。
 ▲エッジの効いた内装デザインも5008の魅力
▲エッジの効いた内装デザインも5008の魅力シートアレンジは多彩で、3座独立式の2列目シートには、座席ごとに15cmの前後スライドと5段階のリクライニングが可能な調整機構を採用。また、3列目と2列目の格納機構に加え、助手席のシートバックにも可倒機構が備わっているため、約3.2mの長尺物も積載可能です。
とはいえ、全長4.7m未満ですので3列目はさすがに狭く、大人が座るといわゆる“体育座り”になってしまいます。そのため、このSUVは「普段は5座+広い荷室の車として使い、必要があるときだけ3列目を登場させる」という使い方が、現実的にはオススメです。
その荷室容量は、3列目シートをたたんだ5人乗車の状態で762L。2列目シートまでたためば1862Lまで拡大できます。また、着脱式の3列目シートを取り外すと、約38Lの床下収納が現れます。
搭載エンジンは1.6Lガソリンターボと2Lディーゼルターボ。2019年5月には1.6Lガソリンターボエンジンが最新のものに刷新されるとともにATが8速タイプに進化し、2021年1月にはマイナーチェンジを実施して、内外装デザインを少々変更されました。
中古車市場では6:4でディーゼル車が多くなっています。いずれも走行距離5万km以下の物件が大半を占めていて、選びやすい状況と言えるでしょう。
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プジョー 5008(現行型) × 全国ボルボ XC90(現行型)
大人も普通に座れる3列目シートが魅力的
 ▲北欧の雄・ボルボのフラッグシップSUV、現行型XC90
▲北欧の雄・ボルボのフラッグシップSUV、現行型XC90・中古車平均価格帯:総額380万~1000万円
・中古車流通台数:224台
・販売期間:2016年1月~
・ボディサイズ:全長4950mm × 全幅1960mm × 全高1775mm
ボルボ XC90は、北欧はスウェーデンのボルボが作っている3列シートのフラッグシップSUV。現行型(2代目)は2016年1月に発売されました。
現行型XC90以前のボルボ車は「牧歌的」ともいえるデザインが特徴でしたが、このXC90からは車台を刷新するとともにデザインテーマも大幅に変更し、かなりシュッとした現代的なたたずまいになっています。
ボディサイズは国産SUVでいうと「トヨタ ランドクルーザーと全長&全幅はほぼ同じだが、全高は15cm低い」といったニュアンスのサイズになります。
インテリアはボルボならではの上質で温かみを感じさせるスカンジナビアンデザインで、シートは2人掛け/3人掛け/2人掛けの計7座。
ミドルサイズまでの3列シートSUVでは、肝心の3列目がかなり狭い場合が多いのですが、さすがは大柄なXC90、頭上空間はやや足りませんが、身長170cmまでの人であればまずまず快適に座ることができます。
荷室容量は3列目シート使用時で314L。3列目を収納すれば692Lとなり、2列目もたためば最大1868Lまで拡大可能。オプションのエアサスペンション装着車には、積載時の車高調節機能も備わります。
 ▲北欧家具を思わせる上質なインテリア
▲北欧家具を思わせる上質なインテリアパワーユニットは2種類の2Lガソリンターボ(およびターボ+スーパーチャージャー)とプラグインハイブリッドでスタートし、2019年3月にはパワフルな2Lディーゼルターボを追加。同年8月にはマイナーチェンジを行い、その後は順次ガソリンエンジンを廃止し、最新のXC90は全グレードが電動パワーユニットに変更されています。
中古車として狙う場合に好バランスなのは、最高出力254psの2Lガソリンターボエンジンを搭載した「T5」でしょう。
 
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ボルボ XC90(現行型) × 全国アウディ Q7(現行型)
オプションの3列目シートは電動格納式!
 ▲基本は2列/5人乗りだが、3列/7人乗り仕様を探すこともできる現行型アウディ Q7
▲基本は2列/5人乗りだが、3列/7人乗り仕様を探すこともできる現行型アウディ Q7・中古車平均価格帯:総額390万~940万円
・中古車流通台数:94台
・販売期間:2016年3月~
・ボディサイズ:全長5070mm × 全幅1970mm × 全高1735mm
アウディQ7は、最大で7名の乗車が可能な大型プレミアムSUV。その初代は2006年に登場し、現在は2016年3月に発売された2代目Q7が新車として販売されています。
その基本設計はポルシェ カイエンやフォルクスワーゲン トゥアレグと共有ですが、カイエンとトゥアレグが2列シートのみなのに対し、アウディ Q7には3列/7人乗り仕様も用意されています。
初代Q7はやや丸みを帯びたエクステリアデザインを採用していましたが、2代目はワイドなシングルフレームグリルやダブルアローデザインのヘッドライト、“光が流れるウインカー”を採用するLEDテールライトなどにより、シャープで精悍なイメージに変身しています。
 ▲アウディらしいスポーティなインテリア
▲アウディらしいスポーティなインテリアオプション装備扱いのサードシートは50:50の分割可倒式で、その起立も収納も電動式。
ただ、ボディサイズ自体は大きいのですが、3列目シートのサイズは「緊急用」といったニュアンスですので、成人が長時間座るには不向きです。普段は電動でもって格納しておき、いざというときだけ再び電動で出現させるのが、正しい使い方となるでしょう。
初期の搭載エンジンは最高出力252psの2Lガソリンターボと、同333psのスーパーチャージャー付き3L V6ガソリンの2種類。2020年8月には大幅改良を行い、内外装デザインを刷新するとともに、スーパーチャージャー付き3L V6ガソリンエンジンを3L V6ターボに変更。同時に48Vのマイルドハイブリッドシステムも採用されています。
 
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アウディ Q7(現行型・7人乗り) × 全国この記事で紹介している物件
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