マツダ ロードスターRF、総額200万円台で狙える物件が増加中! 今のオススメ物件は?
2022/06/06
▲ND型ロードスターの派生車種であるロードスターRFは、電動ルーフとファストバックスタイルが魅力的な1台(写真は海外仕様)電動ルーフだけでなく、余裕の排気量も魅力のロードスターRF
1989年に初代モデルが登場してから現在に至るまで、多くのファンを魅了し続けているマツダのオープン2シーターモデルであるロードスター。
現在は4世代目となるND型が2015年から販売中ですが、その翌年に追加された派生モデルがロードスターRFと呼ばれるモデルです。
▲ソフトトップ(幌)からメタルトップとなったことで遮音性や耐候性も大きく向上している点も特徴RFとはリトラクタブルファストバックの頭文字をとったもので、電動格納式ルーフを備えただけでなく、後部をクーペ風のスタイルのファストバックとしたことがベースとなったロードスターとの大きな違いとなっています。
また、日本国内においては1.5Lエンジンのみのラインナップとなっているロードスターに対し、RFは排気量の大きな2Lエンジンを搭載している点も特徴で、全体的に大人の雰囲気をまとっていると言えるでしょう。
なお、この電動ルーフはおよそ13秒で開閉することができる他、ルーフを開けた際はリアウインドウも同時に格納されるシステムとなっているため、見た目こそタルガトップ風となりますが、開放感はソフトトップモデルに匹敵するものとなっている点も見逃せないポイントとなっています。
そんな唯一無二の特徴をもつロードスターRFですが、実は最近になり延べ掲載台数がグングン増え、直近4月のデータでは過去最高を記録しているのです。
以下、詳細を見ていくとともに、今の狙い目物件を紹介しましょう。
▲非常に凝った動きでルーフが収納される様は何度見ても飽きないほど▼検索条件
マツダ ロードスターRF(初代) ×全国中古車相場状況
中古車価格は横ばいだが、流通台数が大きくアップ
前述のとおりロードスターRFは、ND型ロードスターの派生モデルです。
複雑な電動ルーフ機構や2Lエンジンを搭載しているということもあり、新車時価格はエントリーグレード同士で比べてもロードスターより70万円以上も高額なため、なかなか手が出なかった人もいるのではないでしょうか?
そして趣味性の強い車ということもあり、中古車価格は長らく高位安定。300万円前後をしてキープしている状況です。
恐らくですが、この先も「貴重な国産のオープンカー」ゆえ、急激な値落ちを期待することは難しいと予測できます。
▲ご覧のとおり、ここ1年半ほどの中古車平均価格はほぼ横ばい。300万円前後で推移していますでは、ロードスターRFはまだまだ狙い目なモデルではないのでしょうか? 実はそんなこともないのです。
続いて、ロードスターRFの延べ中古車掲載台数を見てみましょう。登場から5年ほどたち、ここのところ中古車掲載台数が大きく増えているのです。
日本での発売が2016年12月からだったため、直後に購入したユーザーはそろそろ5年、つまり2回目の車検を迎えるタイミングを迎える時期。
他のモデル同様、このタイミングで手放す人が一定数いたため、中古車の台数が大きく増えているということが考えられます。
それを裏付けるデータとして、昨年後半は250台前後だったものが2022年に入って一気に増えており、2022年3月には400台を突破するほどとなりました。
▲それまで200台前後で推移していた延べ掲載台数が、2022年に入り一気に増加。その後も増加を続け、とうとう400台を突破している平均価格こそほとんど変わっていない状況ですが、このように掲載台数が増えたことで選択肢が広がり、自分好みの1台が見つかりやすくなったことは間違いありません。
そして、もちろん比較的手頃な、具体的には総額200万円台で狙えるような物件も増えているということなのです。
実際に総額200万円台までの物件を見てみると、執筆時点には130台程度がヒット。これは全体の半分程度と、かなりの割合を占めています。
また、2016~2020年と幅広い年式のものが揃っており、グレードもバラバラ……。つまり、この価格帯でも選択肢はかなり広く、ホットな価格帯ということが言えそうです。
今回は、このホットな総額200万円台のロードスターRFを狙うとしたらどんな仕様がオススメなのかを考えてみます。
お手頃価格で狙うなら、総額250万円以下で「修復歴なし×走行距離5万km以下」を!
総額250万円、つまり平均価格よりも50万円以上安い、まさに価格重視で狙う場合を考えてみました。もちろん平均価格より安くても、コンディションは犠牲にしたくありませんよね。
ロードスターRFはまだまだ年式的には新しいモデルですが、電動ルーフを備えたオープンボディということもあり、修復歴があるとのちのちルーフ動作の不具合や雨漏りといったトラブルが発生する可能性もあります。
そこで、今回はまず「修復歴なし」で絞ってみました。すると執筆時点で40台近くヒットし、最も安い物件では支払総額で200万円を切るというものも見つかりました。
▲複雑な電動開閉機構をもつロードスターRFだけに、修復歴がある物件はややリスクが伴う可能性も安くてもなるべく状態の良いものということで、さらに走行距離5万km以下で絞ってみましょう。
装備も充実している中堅グレードの「VS」も多く見つかり、この条件で見つかる物件はかなりお買い得と言えます。
▼検索条件
マツダ ロードスターRF(初代) ×総額250万円以下×修復歴なし×走行距離5万km以下×全国総額300万円未満なら高年式の「VS系グレード×AT」が狙い目!
予算を平均価格程度まで上げられるなら、ぜひATモデルにも注目してみてください。
ロードスターというとどうしてもMT車でスポーティな走り! というイメージが先行しがちですが、大人の雰囲気をまとうRFであれば、AT車をチョイスして優雅なオープンエアモータリングを楽しむというのも大いにアリと言えるでしょう。
▲AT車には「ドライブセレクションスイッチ」が備わり、SPORTモードを選択することができるそれを踏まえてオススメしたいのが、高年式のATモデル。
MTよりも価格が安い物件が多く、上質なレザー内装が備わるVS系のグレードもたくさん見つかります。
そして、ロードスターRFは、2018年6月以降のマイナーチェンジで大きくエンジンのパワーがアップしているのですが、ATならわずかながらこの価格帯でもパワーアップ後の物件が見つかることも。
もちろんAT車で優雅に走るのであれば、改良前モデルでも十分すぎるものですが、チェックする価値はありそうです。
探し方としては「改良前後を問わずATのVSグレードで検索し、予算合わせて1台ずつ細かくチェックしていく」のが得策でしょう。
▲2018年6月のマイナーチェンジではエンジンの構成部品などに大きく改良がなされ、最高出力は+19kW、最大トルクも+5N・mというパワーアップを実現した他、許容最高回転数も6800回転から7500回転に引き上げられている
▲本革シートやBOSEサウンドシステムが標準装備となる「VS」では大人のロードスターといった雰囲気となるたまにはスポーティな走りを楽しみたい! というときはパドルシフト付きの6速ATで小気味いい変速を堪能することができますから、決して楽しさでMT車に劣っているわけではありません。MT派の方も、一度チェックしてみてください。
▼検索条件
マツダ ロードスターRF(初代) ×総額300万円未満×VS系グレード×AT×全国このように現行モデルであるにもかかわらず、意外にも買いやすい価格となってきているロードスターRF。
歴代モデルも含め、長く愛され続けているロードスターだけに欲しいと思ったときが買い時。
市場に流通している台数が多くなっている今のタイミングこそ、自分に合った1台を見つけやすい絶好のチャンスかもしれません。
▼検索条件
マツダ ロードスターRF(初代) ×全国
自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。
この記事で紹介している物件
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