あのスポーツカーのエンジン搭載! 走りも楽しめる【スポーティSUV】4選
2022/07/21
▲せっかく車を買うなら走りも楽しいモデルがいい! そんな人にうってつけのSUVがあります意外にも俊足なクロスオーバーSUVも少なくない!
今、圧倒的な人気を誇るクロスオーバーSUV。使い勝手の良いハッチバックボディと、高い走破性を思わせる高めの車高で実用的でありながら、生活感を感じさせすぎない点も人気の理由のひとつとなっています。
しかし、SUVと聞くとモッサリとした動きで動力性能はそこまで高くなく、走りは平凡というイメージがあるかもしれません。
確かにSUVがRV車と言われていたころは、トラック譲りのラダーフレームや低速トルクを重視したエンジンを搭載する車種が多かったことも事実です。これでは、せっかく車を買うのだから、走りも楽しみたい! と思っている人には物足りないものになってしまいます。
ですが、最近のSUVに関してはスポーティなモデルに搭載されているものと同型のエンジンを搭載したモデルも存在しているのです。
そこで今回は、そんなスポーティなエンジンを搭載したクロスオーバーSUVをピックアップしてみましょう。
スバル フォレスター(3代目)
▲スバルのあのスポーツカーのエンジンを搭載したフォレスター低重心な水平対向エンジンとシンメトリカルAWDを採用するフォレスターは常に人気の高いモデルのひとつですが、今回ご紹介するのは2007年から2012年まで販売されていた3代目モデル。
3代目フォレスターの「2.0 XT」系に搭載されるエンジンは、名機と名高い水平対向4気筒2LのEJ20ターボエンジン。
言わずと知れたインプレッサやレガシィなど、多くのスバル車に採用されてきたエンジンとなります。最高出力こそ230psと比較的マイルドですが、最大トルクを低回転域で発生するチューニングとなっており、SUVのフォレスターにピッタリ。
▲インプレッサにも搭載されたEJ20エンジンを搭載実は、この3代目モデルが現時点ではターボエンジン×5速MTの組み合わせを選ぶことができた最後のフォレスターなのです。
掲載台数はそこまで多くありませんが、ほとんどの物件が総額100万円以内で狙えるため、コストパフォーマンスも高いという点も見逃せません。
▼検索条件
スバル フォレスター(3代目・ターボモデル)×全国トヨタ ハリアー(3代目)
▲ハリアーにもマイナーチェンジでスポーツカーのエンジンが搭載されましたクロスオーバーSUVの中でも特に高い人気を誇るハリアー。そんなハリアーにスポーティなエンジンが搭載されていたイメージは薄いかもしれませんが、実は先代モデルが2017年にマイナーチェンジしたタイミングで追加された2Lターボモデルこそがそれとなります。
8AR-FTS型と名付けられたこの2L直噴ターボエンジンは、あの高級スポーティクーペのレクサス RC 300にも採用されているもので、トランスミッションもマニュアル感覚のシフト操作ができる6速シーケンシャルシフトマチックを採用。
▲8AR-FTS型エンジン搭載のRC 300さらに、前後にパフォーマンスダンパーを装着してロール剛性をアップしている他、走行制御モードにスポーツモードも設定されているなど、明らかにスポーツグレードに進化しているのです。
人気の3代目ハリアーではありますが、ターボモデルは意外にもレアで掲載台数は執筆時点で70台弱。高年式モデルということもあってまだまだ価格は高めとなっていますが、総額300万円を切る物件をチラホラ登場してきているので、意外と今が狙い目かもしれません。
▼検索条件
トヨタ ハリアー(3代目・ターボモデル)×全国日産 スカイラインクロスオーバー(初代)
▲こちらには強力なパワーユニットが搭載されました今でこそクーペスタイルのクロスオーバーSUVも珍しくなくなっていますが、そのムーブメントを先取りしたのがスカイラインクロスオーバーでした。
2009年から日本で販売がスタートした同車は、2007年に北米でリリースされたインフィニティ EX 35の日本版であり、時代を先取りしすぎた結果、日本での販売は低調に終わってしまったという悲運のモデルでもあります。
しかし、そんなスカイラインクロスオーバーの心臓部には330psを発生するV6 3.7LのVQ37VHR型エンジンが搭載されています。このエンジンは言わずと知れたフェアレディZにも搭載されているもので、3.7Lという大排気量にもかかわらず、レッドゾーンは7500回転からという高回転型エンジンなのです。
▲VQ37VHR型エンジンが搭載されているZ34型のフェアレディZ大排気量エンジンということもあって中古車市場ではやや敬遠されがちなのか、ほとんどの物件が支払総額150万円以内で狙うことができ、安価なものでは総額80万円台から見つけることができる点もこの手の車両を狙っている人にとっては魅力的と言えるでしょう。
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日産 スカイラインクロスオーバー(初代)×全国スズキ エスクード(現行型)
▲スズキのあのスポーツカーのエンジンを搭載したエスクード先日、1.5Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドモデルとして、7ヵ月ぶりに日本での販売を再開した4代目エスクードですが、マイナーチェンジ前のモデルに搭載されていたエンジンに注目したいところ。
実はマイナーチェンジ前モデルに搭載されていた1.4Lターボエンジンは、評価の高い現行型スイフトスポーツに搭載されているものと同じK14C型ターボエンジンとなっており、見た目に反して1.2トンほどという軽量ボディとフルタイム4WDによって高い動力性能を誇っていたのです。
▲K14C型ターボエンジンが搭載される現行型のスイフトスポーツ今では中古車でしか購入できなくなってしまった1.4ターボモデルですが、執筆時点ではわずかに登録済未使用車も存在している他、走行数千kmという物件も多数見つけることができました。
ちなみに、現行型エスクードがデビューしてから2018年10月までラインナップしていた1.6LNAエンジンのM16A型も、2~3代目スイフトスポーツに搭載されていたものと同型となっており、こちらのモデルであれば総額150万円台から狙うことができます。
▲K14C型ターボエンジンが搭載される現行型のスイフトスポーツ▼検索条件
スズキ エスクード(現行型・1.4Lターボモデル)×全国▼検索条件
スズキ エスクード(現行型・1.6Lモデル)×全国このように、実はクロスオーバーSUVであっても名だたるスポーティモデルと同型のエンジンを搭載しているモデルは意外と存在しているのです。
さすがに全高も高いため、スポーティモデルと同じような走りは望めないかもしれませんが、「あの車と同じエンジンを搭載している」という事実だけでも気分がアガることは間違いないでしょう。

自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。
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