ボルボ EX30(初代)をマンガで解説! ボルボで最もコンパクトなEV専用車はどんな車?【人気車ゼミ】
2024/09/18

自動車テクノロジーライターの松本先生と、漫画家の田代先生が話題のモデルを深く分かりやすく掘り下げていく連載『人気車ゼミ』。今回紹介するのはEV専用モデルの新型ボルボ EX30。
講師紹介

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1987年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。絵本『田んぼの昆虫たんけん隊』『水泳大好き!トラ』(星の環会)。2004年より東放学園高等専修学校、東放学園映画専門学校で講師を務める。スズキの車を5台乗り継ぎ、現在の愛車はエスクード。



重要ワード(マンガ内※)解説
ボルボのモデルは数字が大きくなるほどサイズが大きくなる。40(コンパクト)、60(ミドル)、90(ラージ)がつくモデルが日本に導入されていたが、EX30はそれよりも小さな都市型EV。
▲EX30が機械式立体駐車場に入るサイズにしたのは、日本市場からの要望を反映したもの
ヘッドライト内に設置されるデイライトで、スウェーデンに伝わる神話に登場する雷神・トールが持つ槌から着想を得てデザインされたボルボのデザインモチーフ。2014年8月にワールドプレミアされ、2016年に日本に導入された現行型XC90で初採用された。
▲トールハンマーが初採用されたXC90
かつてプレミアムモデルは本革シートで高級感を演出していたが、現在はサステナビリティに配慮して本革やアルミニウム、スチールなどの使用を減らす傾向にある。EX30は廃棄物から作られた再生プラスチック、リサイクルポリエステルなどを積極的に採用している。
▲サステナビリティに配慮したEX30のインテリア
ボルボは2021年9月に発売したXC60のマイナーチェンジモデルからGoogleのインフォテインメントシステムを採用している。ナビゲーションシステムはGoogleマップ、音声操作システムはGoogleアシスタントを使い、YouTubeの動画再生機能も搭載している。
▲ボルボは他メーカーに先駆けてGoogleを導入
パノラマガラスルーフは可視光の透過率が18.9%で、夏場でも快適に過ごせるとされている。それでも日差しが気になる人のために、ディーラーオプションで紫外線を100%、赤外線を99%カットするUV & IRカットフィルムやサンシェードも用意されている。
車両のキーリーダーにかざして手動でロック/解除を行うタイプと、自動的に解錠/施錠を行うタイプを選べる。付属のキーカードの他、今後はソフトウエアのアップデートにより、スマートフォンをデジタルキーとして利用できるサービスも提供される予定。
1983年からヨーロッパツーリングカー選手権に240Tで参戦。四角いスタイルを見てファンからFlying Brick(空飛ぶレンガ)と呼ばれた。90年代は850エステートでスカンジナビアツーリングカー選手権に参戦。2010年代は世界ツーリングカー選手権に参戦した。
▲2011年からWTCCに参戦したボルボ C30
2020年10月に販売されたホンダ初の量産電気自動車。一充電走行距離が259km(WLTCモード)のシティコミューターで、丸目のヘッドライトとテールランプが特徴。インテリアには5つのスクリーンを水平配置するワイドビジョンインストルメントパネルを採用している。
▲Honda初の電気自動車であるHonda e。2024年7月に生産が終了
専用に開発されたプラットフォームを採用したフォルクスワーゲン初のEV専用モデルで、2022年11月に日本に導入された。ロングホイールベースによりコンパクトボディでも広い室内空間を実現。上位グレードは一充電走行距離561km(WLTCモード)を達成した。
▲フォルクスワーゲン初のEV専用車であるID.4【関連記事】
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