好きな道具に囲まれて遊びたい! キャンプで絵になるのは、古くて四角い車です
2017/11/13
▲フォトグラファーの宿利泰蔵さんの愛車は、1970年に誕生した、日本を代表する小型4WD車。ジムニーファンのなかでも人気の高い、JA11(型式)の1994年式だ。走行距離10万㎞強の中古車を、約35万円で購入した古い車なのにタフで維持費が安いんです
荷物がたくさん積めて、室内からの見晴らしがいいSUVは、その実用性の高さと快適性で、今もっとも勢いのあるジャンルだ。本来は荒れた路面や急峻な山を走るための車だったが、日常的にそうした使い方をする人は少ない。だから、近頃のSUVの多くはオンロード志向の造りとなっている。そんな時代にあって、クロスカントリー性能を固持し、多くのアウトドア好きに支持されているのが、スズキ ジムニーだ。宿利さんは人生初のマイカーに、この小さくタフな車を選んだ。
「10年ほど前からキャンプを始めて、最初は仲間と道具を持ち寄っていたんですが、だんだん深みにハマり(笑)、道具が増えていくにつれて、荷物をたくさん積める車が欲しくなったんです」
そして4年前、結婚したのと同じ頃に、ジムニーを手に入れた。
「ジムニーを選んだ一番の理由はカタチです。古い時代ならではの道具っぽいデザインで、キャンプサイトに置いたときに絵になるでしょう。僕は車もキャンプ道具の一つだと考えているので」
▲リアシートをたたみ、愛用のキャンプ道具と仕事道具のカメラ機材を積載
▲テーブルやベンチ、椅子は使うほどに味わい深くなる木製を愛用。いずれも小さく分解できるので、ラゲージに効率よく積める
コンパクトで四角いボディは取り回しに優れ、宿利さんは遊びだけでなく、仕事でも重宝しているという。
「東京の都心部を走ることが多いのですが、初めて行く場所だったり、道が細いことも多いなか、ジムニーなら余計な気を使わずに済みます」
安定した人気を誇る車だけに、社外パーツも豊富で自分仕様にカスタマイズするオーナーも多いが、宿利さんはあえて、いっさい手を入れていない。
「オリジナルのバランスを崩したくないので、僕はなにもしません。きれいに乗っていたいし、エンジンオイルやタイミングベルトは早めの交換を心がけていれば、トラブルの心配もなし。もしなにかあってもジムニーは部品代が安いですし」
古い時代に作られていても維持費が安く済む車は、そうあるものではない。最新の車にはない味を求めて、中古車を探している人には朗報だろう。
▲無駄のない四角いデザインが、旧世代ジムニー最大の魅力。宿利さんはあまり出回っていないネイビーのボディカラーを探して手に入れた
▲室内も機能重視の設計。コンソール中央には、左から時計、高度計、傾斜計が付く。時計は購入時に付いていなかったが、純正品を手に入れて装着
※本記事は、カーセンサー 2018年1月号(2017年11月20日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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