「喧嘩レース」世界ツーリングカー選手権でホンダシビックが大活躍
2013/05/08
世界ツーリングカー選手権にワークスチームとして参戦をしているホンダ・シビックが4月28日にスロバキアで開催された第3戦のレース1で初優勝を決めた。また同日に行われたレース2でも3位表彰台を獲得、続けて5月5日にハンガリーで行われた第4戦のレース1でも3位表彰台を獲得する活躍を見せている。
ホンダは「喧嘩レース」と呼ばれるほど激しいバトルが繰り広げられる世界ツーリングカー選手権(WTCC)へ参戦することを昨年2月に表明。ヨーロッパで販売されているシビックに、本田技術研究所が開発した4気筒の1.6L 直噴ターボガソリンエンジンを搭載したレーシングマシンを作りあげ、7月下旬よりサーキットでのテストを開始。10月に鈴鹿サーキットで行われた第10戦でデビューしている。今年は開幕戦よりホンダのワークスチーム「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム」として2台体制で参戦中だ。
今シーズン、シビックWTCCはイタリアで行われた開幕戦から実力を発揮し、レース1で3位を獲得。続くモロッコで行われた第2戦のレース1では2位を獲得した。そしてスロバキアで開催された第3戦ではガブリエーレ・タルクィーニ選手がフリープラクティスを含む全セッションでトップタイムをマークしポールポジションを獲得。予選ではチームメートのティアゴ・モンテイロ選手が2番手、ノルベルト・ミケリス選手が3番手を獲得しトップ3をシビックWTCCが独占した。決勝レースでもシビックWTCCはライバルを寄せ付けない走りでレースをリード、3戦目にして早くも表彰台の頂点に上り詰めた。
ワークス参戦1年目にしてチャンピオンシップを争うトップチームとなっているカストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム。9月22日には鈴鹿サーキットで世界ツーリングカー選手権の第10戦が行われる。日本で見られるシビックWTCCの勇姿、生で観戦してみては?
Text/石川茂幸
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
巨匠 ジウジアーロがデザインした中古で買える輸入車を5モデル選んでみた
【試乗】新型 ヒョンデ インスター ラウンジ|かわいい見た目に安心感を兼ね備えたコンパクトEV
【試乗】新型 テスラ モデルY|もはや走りにも文句はなくなり全方位進化でBEV最強の1台へ!
【試乗】新型 アウディ A5|堂々たるサイズの新ネーミング基幹車種、ベーシックモデルも必要十分に実用的!
三菱 デリカD:5の新車価格がアップ……。だったら中古車も見てみませんか? 価格や流通台数、オススメを解説
【試乗】新型 BMWアルピナ B4 GT|Dセグメントセダン最上! 良質なライドフィールを濃密に楽しめる“実用スーパーカー”
自由と絶景とハプニング! ルノー アルカナで行く神様が集まる「神津島」への旅
【試乗】トヨタ ランドクルーザー70(再々販モデル)|現代に蘇らせた意味を再考する
【試乗】新型 BYD シーライオン7|BEVの特性を生かした足回りでワインディングも器用に走る上級クロスオーバーSUV!
【試乗】新型 アウディ S5アバント|エンジンフィールが気持ちいい! マイルドハイブリッドを備えた新ネーミングの基幹モデル