シルキーシックス シンドローム(症候群)【カーセンサーEDGE 5月号】
カテゴリー: 編集部からのお知らせ
タグ: BMW / 1シリーズ / M1 / M3セダン / 6シリーズ / 3シリーズ / M4クーペ / EDGEが効いている
2022/03/27
▲シルキーシックス、いわゆるBMWの直6エンジンの系譜は大きく分けると2系統。2000年代前半まで作られていた排気量の大きいビッグシックス、1970年代に生まれ現代まで受け継がれている小排気量のスモールシックスとなる。写真の第3世代M3(E46型)には自然吸気の3.2L 直6エンジンが搭載されていた BMW選びの重要キーワードは「シルキーシックス」
ドイツプレミアムブランドのひとつとして、常に高い人気を誇るのがBMW。ライバルメーカー同様、現在ではコンパクトカーから、複数サイズのセダン、ワゴン、SUVと車種展開され、買い手の物欲を刺激しつつ悩ませます。中古車となると、さらに様々な世代が入り交じるので、なお目移りすることでしょう。
そんなとき、ひとつのキーワードをフィルターにすると、BMW選びはよりシンプルに、味わい深いものになります。そのキーワードこそ、直6エンジン搭載車です。
BMWはエンジン屋と表現されるほど魅力的なパワーユニットを開発し続けているメーカーです。中でも直6エンジンは「絹のように滑らかに拭け上がるフィーリング」によって、車好きから「シルキーシックス」と讃えられ、今でもBMWの特徴を表現する際に使われているほどです。
もちろん、BMW製の直4も素晴らしいエンジンです。しかし、新車時の価格では直4モデルと直6モデルでは大きな差が付けられています。それが同じ満足度のわけがありません。ところが中古車の場合、直4と直6の価格差はごくわずか、ほぼ同じなんて車種だってあるほどです。
中古車でBMWを買うならぜひとも直6モデルを……そう、カーセンサーEDGEが推す理由がそこにあるのです。
BMWの直6の歴史そのものはやや複雑ですが、系統はそれほど多くなく、どのモデルにも名機の遺伝子が色濃く受け継がれています。100万円を切る物件の中にも、珠玉のユニットを積んだモデルが隠れています。もちろん、近年のターボ化された直6やアルピナ製の直6でもその味を楽しむことができます。このように、シルキーシックスには様々な選択肢が用意されているのです。
今回の本誌特集「シルキーシックス シンドローム」では、そんなBMW製直6エンジンについてフォーカスしています。
もし今、BMWが欲しいなら……直6モデルを狙うことで「よりBMWを好きになる」ことをカーセンサーEDGEはお約束します。
▲シルキーシックスという呼び名が使われるようになったのは1960~70年代頃に登場していたモデルたち。特に有名なのが1976年に登場した初代6シリーズ。写真は1978年から追加された上位グレードの635CSi
▲635CSiが積んでいたのはビッグシックス、ビッグシルキーと呼ばれる3.5L直6エンジン。このユニットは進化を続けながら2003年まで生産された4代目のM5(E39型)まで搭載されている。完成度の高さ、素性の良さがあったからこそ、ここまで長く使い続けることができたのである
▲BMWの歴史の中でも異彩を放つスーパーカー「M1」も直6エンジン搭載モデル。そのエンジンはM88型と呼ばれるもので、最も味が濃いシルキーシックスとして挙げる人も多い。M1の生産期間は1978年から1981年まで
▲ターボ化された直6エンジンはシルキーシックスではないと考える人もいるが、乗ればしっかりとその伝統を受け継いでいることがわかる。最新世代のM3やM4にはMツインパワー・ターボの3L直6エンジンが搭載され、最高出力は510psという圧倒的な性能へ進化している ▼検索条件
BMW M4クーペ(現行型)× 全国
▲シルキーシックスと呼ばれるエンジンに惹かれ、惚れ込む車好きは多い。実際に直6 BMWを所有する人はどんな魅力を感じているのだろうか。特集では歴代直6モデルのほぼすべてを所有してきたツワモノオーナーに、その素晴らしさについて尋ねている ▼検索条件
BMW M3× 全国
▲中古車では、往年の名車やMモデルのような高額車だけでなく、リーズナブルな値段で手に入るシルキーシックスも多く流通している。写真の130iのように予算100万円以下でその美味が楽しめるモデルも多く、直4グレードと価格差がほとんどなく手に入るモデルも。もちろん人気のSUVでも直6搭載車は多数存在している ▼検索条件
BMW 130i Mスポーツ× 全国【関連リンク】
カーセンサーEDGE 5月号
シルキーシックス シンドローム

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