第204回 ホンダ フィットハイブリッド(現行型) 【おいしい中古車】
2012/01/13
■ハイブリッド化を果たしたコンパクトカーの金字塔モデル
ホンダのフィットといえば、車好きならずとも広く知られたコンパクトカーの代名詞。センタータンクレイアウトを採用したパッケージングは、見た目以上の広さを感じさせ、燃費の良さと相まって、初代に続き爆発的なヒットを飛ばしたホンダを代表するモデルの一つです。今回ご紹介するのは、そんなフィットの燃費性能をさらに高めたハイブリッドモデル、フィットハイブリッドです。小型かつ軽量なIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を搭載し、燃費性能に優れる同モデルは、ベースモデルから遅れること3年の、2010年10月に登場しました。
フロントマスクはベースモデルと差別化され、メッキ+クリアブルー塗装を施したヘッドライトやグリルなどで、先進&クリーンなイメージを追求した(左右)
最大のポイントは、やはりハイブリッド化にあります。1.3Lの直4エンジン+IMAはインサイトと同じ組み合わせですが、モーターのみで走行できる領域を拡大するなど、さらに進化。10・15モード燃費は30.0km/Lと大台に乗せています。
燃費もさることながら、フィットハイブリッドが優れているのは、そのパッケージングにあります。ハイブリッド化を図れば、当然バッテリーなどを配置するスペースが必要になるわけですが、荷室下に置くことで、居住性やシートアレンジなどを犠牲にすることなくハイブリッド化を果たしているのです。
また、燃費を高める機構の一つとして、エコアシスト(エコロジカル・ドライブ・アシスト・システム)が装備されています。これはECONモードやコーチング機能、ティーチング機能などからなるドライバーの低燃費運転を支援するシステムで、10%程度の燃費改善効果が見込まれます。
そしてもう一つの魅力は価格でしょう。同じパワートレインのインサイトが189万円からの価格設定なのに対し、それよりもはるかに安い159万円からという価格設定なのです。車格を考えれば当然ですが、使い勝手や広さでは、インサイトに劣らない性能をフィットハイブリッドは備えています。
インテリアは、シャンパンメタリック塗装の専用パネルを採用(左) ベースモデルがもつ居住性などを損なうことなく、ハイブリッド化を実現した(中・右)
■早くも100万円以下の中古車が登場!
さて、そんな新車時価格で考えてもオトクなフィットハイブリッドですが、中古車になればオトク感はさらにアップ。修復歴はありますが、100万円以下という中古車も存在します。実際に調べていただければわかると思いますが、低走行で修復歴のある車が比較的多いのです。修復歴も走行に支障がなければ…と考えている方には、とてもオトクな中古車がごろごろしている可能性もあるわけです。修復歴で重要なのは、有無ではなく、修復箇所と修復の程度ですからね。
修復歴なしにこだわっても、走行距離0.9万kmで133.8万円という中古車も存在するので、新車価格からして安かったことを考えれば、こちらも十分オトク感は高いといえるでしょう。ハイレベルな実用性と燃費性能を誇るフィットハイブリッド、登場からまだ1年ちょっとですが、早くも買いといえそうです!
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第204回 ホンダ フィットハイブリッド(現行型) 【おいしい中古車】/旬ネタ
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