第263回 ホンダ フリードスパイク(現行型)【おいしい中古車】
2013/03/29
「ちょうどいいホンダ」で広く知られるのはフリードですが、同車をベースに多彩な使い方を可能にしたハッチバック車をご存じでしょうか? 意外と知らない人も多いのでは? 実はそこにそおいしい秘密があるのですが、今回は、売れっ子フリードの影に隠れた狙い目の1台、フリードスパイクをご紹介します。
同車が登場したのは、本家フリードの登場から遅れること約2年の2010年7月。「可能性搭載コンパクト」をキーワードに、居住空間やラゲージにゆとりをもたせ、出掛けた先でも楽しめる車を目指して開発されました。
ホンダ得意の燃料タンクをフロントシート下に配置する床下構造で、低くフラットなフロアを実現したのはまだまだ序の口。最大のポイントはラゲージルームにあり、なかでも「反転フロアボード」は必見の装備です。
これは荷物の大きさや量によって、フロアの高さを変えられる機構で、操作はグリップに手を掛けてひっくり返すだけでOK。自転車など、比較的背の高い荷物を載せるときなどに重宝します。また、ラゲージの左右側面には、テーブルやドリンクホルダー、小物入れがたくさん用意されているため、多様な荷物を機能的に収納することができます。
エンジンは、直4の1.5L i-VTECを搭載。バリエーションはなく、ミッションはFF車がCVT、4WD車は5ATとなっています。
そんなフリードスパイクが、いよいよ100万円を切るのも間近になってきました。その程度なら別にすごくないのでは? とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、そうではないんです。一般的に相場の下端の物件は、修復歴車か多走行車、あるいはその両方というのがほとんどです。
しかし、フリードスパイクの場合、そのパターンに当てはまりません。具体的には、走行距離1.1万km、修復歴なし(グレードは1.5C)で、102万円です(3月17日現在)。しかも販売店は安心感の高いメーカー系ディーラーです。
新車時価格は159.8万円なので57.8万円安。これほど程度が良さそうなのに安いというお宝みたいな中古車が見つかるのも中古車の醍醐味。相場的にはまだまだ100万円台中盤がボリュームゾーンですが、フリードの影に隠れ、知名度が低いからこそおいしいスパイクは、ぜひチェックしたい1台です。
Text/金子剛士
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
【試乗】新型 テスラ モデルY|もはや走りにも文句はなくなり全方位進化でBEV最強の1台へ!
先代ヴェルファイアなら150万円後半で買える!? トヨタ人気ミニバン、新型との違いや中古車価格、オススメな選び方を解説!
【試乗】新型 アウディ A5|堂々たるサイズの新ネーミング基幹車種、ベーシックモデルも必要十分に実用的!
三菱 デリカD:5の新車価格がアップ……。だったら中古車も見てみませんか? 価格や流通台数、オススメを解説
【試乗】新型 BMWアルピナ B4 GT|Dセグメントセダン最上! 良質なライドフィールを濃密に楽しめる“実用スーパーカー”
自由と絶景とハプニング! ルノー アルカナで行く神様が集まる「神津島」への旅
アルファードが先代なら100万円台後半から狙える? トヨタの人気国産ミニバン、中古車価格や今オススメの買い方・選び方、新型モデルとの違いを解説!
【試乗】トヨタ ランドクルーザー70(再々販モデル)|現代に蘇らせた意味を再考する
【試乗】新型 BYD シーライオン7|BEVの特性を生かした足回りでワインディングも器用に走る上級クロスオーバーSUV!
レガシィアウトバック生産終了の裏で、先代中古車が100万円台から狙える状況に! スバル人気クロスオーバーSUVの最新価格、オススメな買い方・選び方を解説