第270回 ダイハツ ブーン(現行型)【おいしい中古車】
2013/05/24
誰にでも運転しやすく、近所の買い物から遠出まで、どんな用途もこなす万能車といえばやはりハッチバック。それだけに注目している方も多いでしょうが、今回は「手頃な価格で新しいコンパクトカーを狙う」というコンセプトでダイハツのブーンをご紹介したいと思います。
ブーンはトヨタのパッソと兄弟関係にあり、ダイハツとトヨタの共同開発によって誕生した車です。2004年4月に初代がデビューし、今回ご紹介する2代目(現行型)のブーンは2010年の2月に登場しました。
ポイントは何といっても運転のしやすさと使い勝手の良さでしょう。ボディは全長3640×全幅1665mmという5ナンバーサイズで、最小回転半径は4.3mと軽自動車と変わらない取り回しの良さを実現。さらにガラスエリアの拡大やヒップポイントの上昇などにより死角を減らしているのも要因です。
使い勝手は、ダイハツの軽自動車づくりで培ったノウハウを生かし、大人5人が快適に過ごせるスペースを生み出しています。また、子どものいる家庭においては、後席使用時でもベビーカーが収納できるラゲージスペースを備える点も魅力のひとつ。そのほか、ショッピングフックや照明付きのマルチトレイなど、あると便利な装備が至るところに備えられています。
ちなみにエンジンは、当初直3の1Lと直4の1.3Lがありましたが、2012年6月のマイナーチェンジで1Lに統合。ミッションは全車燃費効率に優れるCVTを採用しています。
さて、そんなブーンも登場から3年以上が経過。初回車検での買い替え需要の高まりが要因か、狙い目の中古車が続々登場してきています。例えば、新車時価格125万円の1.0CLリミテッド。これの修復歴なし+走行距離2.6万kmの中古車が57.8万円(5月14日現在)と半額以下でした。
相場的にはまだまだ70万~80万円台がボリュームゾーンですが、探せばこんな1台が見つかることもあるのがブーン。ただし、兄弟車のパッソに比べ、流通量は大幅に少ないので、いい中古車を見つけたら即行動が鉄則です!
Text/金子剛士
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
X3が3代目なら200万円代前半で狙える? BMWの人気プレミアムSUV、中古車相場やオススメの狙い方を解説
’73 シトロエン DS|独自のデザインと乗り心地、そのすべてに“哲学”がある【名車への道】
トヨタ アクアが、プリウス顔に大胆イメチェン! でもマイルドな見た目がお好きなら、前期型もいいんじゃない? 中古車相場をチェック!
新型 日産 ルークスが発表されたけど、先代の中古車状況は? 室内広々、使い勝手抜群の軽自動車が今かなりお手頃に!
新型T-Rocが海外で発表されたけど初代なら100万円台で買える? 日本にぴったりのコンパクトSUV、中古車相場やオススメの狙い方を解説!
新型デリカミニが発表されたけど初代の中古車価格は? 三菱の遊べる軽SUV、オススメの狙い方を解説
【悲報】日産 GT-R(R35型)が生産終了……今こそ中古車状況をチェック&賢い狙い方を考察!
えっ、あのフリードが新車に近いのに250万円以下で狙えるの? 大人気ミニバンの中古車状況やオススメの狙い方を解説!
BMWのMとは違う“絶妙”な味を堪能できるオススメの「BMWアルピナ」モデル5選【2025年最新版】
【悲報】新型カングーから樹脂バンパーが消滅! 絶望したあなたに贈る「代わりにコレ、どうですか?」5選












