【マンガ】日産 スカイライン(13代目・現行型)ってどんな車? 詳しく解説【人気車ゼミ】
2020/01/21

国内外、様々なモデルの魅力をテクノロジー視点で解説! ちょっとマニアックで難しい専門的な知識も、楽しく分かりやすくマンガで紹介していきます。
講師紹介

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1997年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。スズキの車を4台乗り継ぎ、現在の愛車はスイフトスポーツ。



重要ワード(マンガ内※)解説
スカイラインの歴史は1957年に登場したALSI-1型までさかのぼる。このモデルは富士精密工業(後のプリンス自動車工業)が製造。プリンス自動車工業は1966年に日産自動車と合併。スカイラインやグロリアなどが日産自動車に引き継がれる形になった。
1969年、C10型(ハコスカ)に初めて設定されたグレード。第2世代は1989年にR32型スカイラインに設定。その後、R33、R34でもGT-Rが登場する。R34以降はしばらくGT-Rが登場しなかったが、2007年にスカイラインから独立しGT-Rという車名で復活した。
スカイラインは2001年に登場した11代目(V35型)からグローバルモデルという位置付けに。アメリカでは日産の高級ブランドであるインフィニティから販売された。このモデルからエンジンが直6ではなくV6に変更され、丸目4灯のテールランプも廃止された。
現行型スカイラインは2014年の登場時、フロントグリルにインフィニティのバッジを付けていた。日本でも高級路線を前面に打ち出すことが狙いだったが、往年のスカイラインファンからは「日産バッジが付かないなんて……」という厳しい意見も上がった。
今回のマイナーチェンジでガソリンエンジンは2Lターボから3Lターボに変更され最高出力が304馬力に。さらにターボの過給性能を高めるなどエンジンをチューニングして、スカイライン史上初となる400馬力を達成した400Rを特別仕様車として設定している。
一般的に車はフルモデルチェンジの間に1回から数回のマイナーチェンジと呼ばれる小変更を行い、商品力を高めていく。ただ、モデルによってはフルモデルチェンジに近い大規模な変更が行われるケースもある。これをビッグマイナーチェンジと呼んでいる。
ハイブリッドカーは減速時のエネルギーを使って発電する。そのため高速道路などでは発電機会が減ることで常時エンジンが回る設定になっているが、日産のハイブリッドは電力に余裕があれば高速走行中でもエンジンを停止してモーターのみで走行できる。
高速道路の同一車線で、先行車の追従とステアリング操作の支援を行うプロパイロットが進化。高速道路でナビと連動し追い越しや分岐なども含めて出口まで走行支援を行い、同一車線内ではステアリングから手を離した状態で走ることができるようになった。

フロントガラス部の3眼カメラで前方を広範囲でセンシング。カーブでも白線を認識して車線中央を維持しながらステアリングを自動で操作し曲がっていく。3D高精度地図も活用し、きつめのカーブでは手前で減速してコーナーに進入するようになった。
プロパイロット2.0は7個のカメラ、5個のレーダー、12個のソナーで周囲を監視。前方に遅い車がいると、システムが周囲の安全を確認したうえでドライバーに車線変更を提案してくる。ステアリングに手を添えてスイッチ操作すると車線変更を開始する。
センシング技術とともにプロパイロット2.0を実現したのが、高速道路の分岐やコーナーのきつさ、道の起伏などを3Dで正確に記録した地図データだ。

ハンズオフ走行は居眠りなどの危険も伴う。システムが警告しても前方を見ない状態が続くとドライバーが危険な状態と判断し、ハザードランプをつけながら路肩に停車。緊急通報センターに自動通報を行い必要に応じて警察や救急に連絡する。
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