【マンガ】フェラーリ 812スーパーファスト(初代・現行型)ってどんな車? 詳しく解説【人気車ゼミ】
2020/02/19

国内外、様々なモデルの魅力をテクノロジー視点で解説! ちょっとマニアックで難しい専門的な知識も、楽しく分かりやすくマンガで紹介していきます。
講師紹介

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1997年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。スズキの車を4台乗り継ぎ、現在の愛車はスイフトスポーツ。




重要ワード(マンガ内※)解説
0→100㎞/hは車の加速性能を示す数値として用いられる。フェラーリのライバルといわれるスーパーカーの0→100㎞/h加速性能は、ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ=2.8秒、マクラーレン 720S=2.9秒、ポルシェ 911ターボ=3.0秒など
フェラーリ創業40周年を記念したスペシャルモデルで、ピニンファリーナがデザインを担当。3L V8エンジンをミッドに積み、最高出力は478ps。登場時、日本はバブル景気だったこともあり、数億円で取引されたことも。1995年には創業50周年を記念したF50が登場
フェラーリは左ハンドルしかないイメージがあるかもしれないが、実は右ハンドル仕様のオーダーが可能。2019年12月20日現在、カーセンサーnetにはカリフォルニアTや488GTB、そして812スーパーファストなど50台弱の右ハンドル車が掲載されている
気密性の高いままだとドアを閉めたときに室内の空気が抜けず、半ドア状態になってしまう。そのため、車には車内の空気を抜く排気口が付いている。高級車ではドアが開いているときに少しだけ窓を下げて、ドアを閉めるときの空気が抜けるようにしているものがある
DCTモデルのパドルシフト、エンジンスタート/ストップボタンなど、フェラーリのコックピットはステアリングに様々なスイッチが付く。右下の赤いスイッチはマネッティーノと呼ばれ、5つの走行モードから好みの走りを選択できる
コーナーでハンドルを切ったとき、自分が曲がりたい角度に車が向きを変え進んでいくことを“オンザレール感覚”と表現することも。意図したより車が外側にふくらむことをアンダーステア、逆に思った以上に曲がってしまうことをオーバーステアという
常用域で運転しているときは「これがスーパーカー?」と思うほど自然な加速で安心して運転できる。しかしアクセルを強めに踏み込むと途端に牙をむき、松本先生でも「神経を使う」ほどどう猛に加速。もし運転する機会があったらアクセル操作には細心の注意を!
1990年ごろからコンピューター(ECU)の搭載が普及し、現代の車ではエンジン、トランスミッション、駆動系など、多くの部位が制御されている。これにより燃費性能や安全性能が高まると同時に、運転も格段にしやすくなっている
マグネシウムは実用的な金属の中で最も軽量といわれ、また振動吸収性や剛性が高い素材。その分高価だが、812スーパーファストではインテリアにマグネシウムが贅沢に奢られている。また、スポイラーやドアカバーなどはこれまた軽量のカーボンファイバー製
ラグジュアリータイプからレーシング仕様まで、シートを8パターンから選択可能。シート表皮は全15パターンから選ぶことができる。メーターやカーペットなども選択可能で、オーナーは自分好みのフェラーリを作り上げる楽しみがある
正式名称はローンチコントロール。レーシングカーの技術を市販車に採用したもので、停車状態からスタートする際にクラッチとスロットルを制御して最適につなぎ、ロケットスタートを可能にしている。ポルシェ 911や日産 GT-Rなどにも搭載されている機能
直訳すると“単一の形”となり、インダストリアルデザインでは“全体がひとつの塊に見えるような形状”と捉えられている。国産車ではプリウスのトライアングルシルエットや歴代エスティマのスタイルがモノフォルムの代表格
フェラーリのV8エンジンは自然吸気からターボへと進化。そして2019年5月にはPHEV「SF90ストラダーレ」を発表。日本経済新聞によるとルイス・カミレリCEOは2018年12月期の決算説明会で「2022年以降にEVをお見せできるだろう」と述べたという
これまで100回にわたり、人気車ゼミを楽しんでいただき本当にありがとうございます。これからも軽自動車からスーパーカーまで、人気モデルの魅力をどんどんひもといていきます。今後ともよろしくおねがいいたします!(松本・田代・高橋)
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