両車存続! トヨタ ヴォクシー/ノアのこれからを読む
2020/07/12
▲ノア(左)は、逆台形グリルが踏襲されてキープコンセプトのデザインとなる。アルファードに似た表情によりトヨタ商品群の中でヒエラルキーを構築する目算か。ヴォクシー(右)は、上下二分割ランプが見直されて下段がメインに据えられる。デリカD:5に似た印象か全チャンネル併売の難局を乗り越えた
トヨタの全チャンネル併売が東京に続いて全国でも始まった。すでに店舗の統廃合や販売会社の統合が始まっているが、同様に兄弟車の集約も進むだろう。ところが、ヴォクシー/ノアに関しては一本化されず次期モデルでも両ブランドが存続する。
生産や販売の効率を考えれば当然どちらかに統合した方がメリットは大きい。しかし、ユーザーの拒否反応を懸念した営業部門が両ブランド存続を強く望んだようだ。
マーケットではノアは子育てママが乗る車、ヴォクシーはチョイ悪パパ向けとのイメージが定着しているため、相反するキャラクターの2車を集約するのは難しいとの判断が下された。
ともに高い知名度を有するためトヨタとしては、「どちらも捨てたくない」との思惑もあるのだろう。ちなみにエスクァイアは、1代限りで廃止される。
▲ライバルとして挙げられる日産 セレナ。マイルドハイブリッドと、発電専用エンジンと電気モーターで走るe-POWERの2種類が用意される。狭い場所での使い勝手を考慮してガラスハッチが採用される
▲ハッチゲートに横開きドアが組み込まれた「わくわくゲート」が採用されるホンダ ステップワゴン。ユニークなこのアイデアは、実際に購入したオーナーからは「使いやすくて満足している」との声もエアロ仕様だけでなく標準車も3ナンバーに
世代交代に合わせて刷新されるシャシーには、ミニバン専用の新開発プラットフォームが起用される。フラットフロア実現に欠かせない薄型燃料タンク、キャビンへの張り出しが少ない後輪サスペンションなどミニバンに最適なものとなる。
プラットフォーム刷新に伴ってトレッドは拡大され全幅はグレードを問わず、全車3ナンバー幅に広がるという。
ライバル車を含めてエアロパーツで着飾ったモデルはすでに5ナンバー幅を超えており、それでも人気を集めて売れているため、このジャンルにおける3ナンバー敬遠者は少ないだろうとトヨタは見ているようだ。
ガソリン車とハイブリッド仕様が用意される点は、現行モデルと変わらない。朗報なのは新世代2Lエンジンが与えられることで力強い走りがもたらされるに違いない。
ハイブリッド仕様ではエネルギー密度の高いリチウムイオン電池が採用され、モーター走行領域が増えて燃費が向上する見込みだ。
※2020年7月10日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
▲待望のハイブリッド仕様が初設定されたが、当初エアロ仕様はなく標準車のみだった現行型(写真はヴォクシー)。ただし、プリウス譲りの1.8Lで走りの物足りなさは否めない【諸元・スペック】
■予想発表時期:2021年11月
■全長×全幅×全高:4695×1730×1850(mm)
■搭載エンジン:2L 直4+モーター 他
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