【名車への道】‘04 マセラティ クアトロポルテ
2020/08/01

■これから価値が上がるネオクラシックカーの魅力に迫る【名車への道】
クラシックカーになる直前の80、90年代の車たちにも、これから価値が上がる車、クラシックカー予備軍は多数存在する。そんな車たちの登場背景、歴史的価値、製法や素材の素晴らしさを自動車テクノロジーライター・松本英雄さんと探っていく企画「名車への道」。

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。
素質は一流なのに評価が分かれる。不遇のGTだよね
——さて、この企画ですが今後は2000年代とか新しめの車を積極的に取り上げようと思っています。
——今回はマセラティにしてみました。
——松本さん前にも言ってましたよね。初期型の細目のテールランプがいいって。


——今回はクアトロポルテです。
——はい。今回は5代目モデルですね。あ、ちょうどこの個体がそうですね。
——この車がこの価格って……すごいことですよね。
——へー。初めて知りました。

——確かに少し車を動かしただけでエンジン音が特異なのは分かりますね。
——他に初期型の特徴ってあるんですか?
——個人的には2000年代の車の中でもデザインはかなり個性的で素晴らしいと思うんですよね。
——デザインは誰でしたっけ?
——確かに教わった気がします……。

——この車を見て思うんですけど、この手の車はやっぱり色が大事ですよね。
——そんなに? でも中古車だと結構ベーシックな色のモデルが多くないですか?
——そういう意味ではこの車の色は、内外装共にアリですね。

マセラティ クアトロポルテ
2004年から2012年に発売された5代目のクアトロポルテ。当時の親会社であるフェラーリの技術がふんだんに使われており、F430が搭載していた4.2LのV8エンジンを搭載。デビュー時は6速セミオートマティックの「デュオセレクト」のみで、のちにオートマチックが追加される。
※カーセンサーEDGE 2020年9月号(2020年7月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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