トヨタが作る、カングー対抗車
カテゴリー: クルマ
タグ: トヨタ / ミニバン / 貨物自動車 / ニューモデルスクープ!
2020/10/25
▲トヨタが市販化を検討している商用車は欧州のライバル車に似た姿で登場か。プラットフォームには次期ヴォクシー/ノアと同じミニバン専用シャシーが用いられる欧州背高バン市場にトヨタが
欧州市場でコマーシャルバンのOEM供給を受けているトヨタが、自前でモデルを準備する検討を始めていることが判明した。
ここ日本で長らくカングーの独壇場だった輸入背高ワゴン市場にPSAが参入し、ルノーの一人勝ち状態に終止符が打たれそうな空気が漂っている。
これらのモデルは、日本では3ナンバー登録の乗用車として導入されているが、現地では商用バンがメインに据えられている。
日本ではあまり知られていないが、トヨタはPSAから、日産やメルセデスベンツはルノーから、それぞれOEM調達してまでラインナップしている。それだけ一定の需要があるということだ。
▲2019年にリリースされた欧州向けコンパクト商用車のトヨタ プロエースシティ。ベース車には、PSAの車が起用されている。ショートとロングの2種類が用意されていて乗用ワゴン(写真左)も選べるミニバン専用シャシーを活用
そんな中、PSAからの調達でプロエースシティをまかなっているトヨタが、同ジャンルに自社開発車の投入を検討しているとの情報を得た。
ベースに使われるのは、次期ヴォクシー/ノアから実用化されるTNGA世代のミニバン用シャシーだ。これは、フロア後ろ半分のフラット化が想定されているため、商用車への転用が行いやすい利点もある。
もちろん、トヨタにとっては国内向けミニバンだけで償却を進めるより欧州向けバンにも流用した方が、早くにコスト回収できるメリットもあるはず。
▲ミニバン専用に開発されている新世代プラットフォームは、2021年デビュー予定の次期ヴォクシー/ノアから採用される。商用バンにも流用されたら減価償却はいちだんと進むだろうEVを用意する欧州勢にハイブリッドで勝負
カングーがモデルチェンジで拡大されたのは、欧州規格の木製パレット(1200mm×800mm)が横積みできるよう、左右ホイールアーチ間の寸法を拡幅する狙いがあったからだ。
次期ヴォクシー/ノアは3ナンバー化が決まっているため、トヨタの次世代ミニバン用プラットフォームなら同じくユーロパレットが横積み可能な荷室幅が確保できるだろう。
パワートレインではトヨタが長年にわたって、技術を積み重ねているハイブリッド機構で強みが発揮できるかもしれない。
欧州勢は、EVバージョンをラインナップして環境性能の向上に乗り出しているが、ハイブリッド仕様なら航続距離とバッテリー残量を気にせず使える。
カングー対抗モデルとして、乗用モデルをぜひ日本にも入れていただきたいものだ。
※2020年10月23日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
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