スズキ製なのにアメ車!? シボレー クルーズが気になっちゃったので見てみた!
2018/09/01
自動車ライターのフナタンが、カーセンサーを見て気になった中古車を見に行く雑誌版カーセンサーの連載、“気になるクルマに会いに行こう!” その取材中にたまたま目に入って「気になっちゃった」別の車を紹介しちゃいます!

あれは懐かしい初代スイフトか……?
本来の取材をそっちのけで販売店の中古車置き場を見てみると……。
片隅でひっそりと佇むシルバーの車が!
「初代のスイフトかな?」と懐かしい気持ちで近づいてみると、「あ! こっちだったか!」と。
ということで、今回お邪魔した販売店で気になっちゃったのは、この車両。シボレー クルーズです!
実はこの車生い立ちがちょっと変わってるんです! そんな“フツーじゃない”中古車が大好物のワタクシ。思わず目に留まっちゃったわけです。
車好きの人であれば、大なり小なりアメ車に興味を持った経験がある人は少なくないハズ。
しかし、日本で運転するには大きすぎるボディサイズや、大排気量のエンジンがネックとなってなかなか所有するまでのハードルが高いというのもまた事実。
そこで穴として気になっちゃったのが、このシボレーのコンパクトSUVであるクルーズというワケなのであります!

……といっても、もう皆さんお気づきとは思いますが、こちらはスズキ スイフト(初代)がベースとなったスズキ製のシボレー車。
でも、外観を見る限りスズキのエンブレムは皆無ですし、車検証にもしっかり「車名:シボレー」の記載がありますから、誰がなんと言おうとれっきとしたシボレー車。
当然、新車時には当時のシボレー正規販売店で販売されていたのです。(スズキディーラーでも販売していましたが)


フロントマスクは、のちに輸出仕様のスイフト(現地名:イグニス)にも採用された切れ長のヘッドライトを持つアグレッシブなものに変更されております。
テールランプにも同社のマッスルカー、カマロやコルベットを思わせる丸4灯のものをバンパーに埋め込み、スイフトとは全く異なるリアビューを実現しています。
内装に目を向けてみると黒を基調とした中にも赤を効果的に散りばめるオシャレな配色。
さらにフロントシートの背もたれ部分にはシボレーの証しであるボウタイマークとロゴがドーンと鎮座し、シボレーであることを強調してくれています。
ちなみにこちらの車両はファブリックシートですが、本革シートの設定があったのもアメ車らしいところですね。

搭載されるエンジンは、V型8気筒の383キュービックインチ……なんてことはなく、扱いやすい1.3Lの直列4気筒エンジンで、それに4速ATが組み合わされる仕様。
ベースとなったスイフトには5速MT仕様も存在していましたが、クルーズはATのみというのもアメ車感があります。(なお、エンジンは1.5リッターも用意されていました)

手頃な価格でアメ車オーナーに!
ということで、今回気になっちゃったシボレー クルーズ。走行距離も6.9万kmとまだまだこれからですが、価格は総額32万円と手頃なので、ガチのアメ車ユーザーのセカンドカーとして所有するのも面白いかもしれません。
もちろん、中身は日本製なので、購入後のメンテナンスはスズキディーラーでもOK! ひと味違ったコンパクトカーをお探しの方にもオススメできる1台と言えるのではないでしょうか。
いかがでしょうか。もし私と同じように気になっちゃった方がいらっしゃいましたら、ぜひカーセンサーnetでチェックして販売店へ足を運んでみてくださいね!
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