いぶし銀の魅力が光る、4代目レガシィツーリングワゴンがイヤーカー第4位に! 今ならコスパも抜群です
カテゴリー: 特選車
タグ: スバル / レガシィツーリングワゴン / カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー / 田端邦彦
2018/12/16
▲スマートなフォルム、適度なサイズ感が魅力の4代目レガシィツーリングワゴン。これほど使い勝手のいい国産ワゴンは他にない!?走ってヨシ、積んでヨシの万能選手
カーセンサー・オブ・ザ・イヤー2018のイヤーカー第4位に選ばれたのは、2003~2009年のレガシィツーリングワゴン。
シブいっ! シブすぎる。ツーリングワゴンとして最終型の5代目でなく、あえて4代目というところがシブすぎます。
確かに、マッチョ化した5代目よりも4代目の方がスマートな印象で、今あえて選ぶならコレ感ありますよね。
SUVやクロスオーバーの人気に押されてステーションワゴンが少なくなった昨今、キャンプ道具やウインタースポーツ、マリンスポーツ派にとって貴重な存在でもあります。
このくらいの年式ならお値段も手頃で、何かと生活費のかかるパパさんたちも納得!
ということで今回の『一点買いガイド』(⇒ 勝手に連載化)は、4代目レガシィツーリングワゴンを題材にお届けします!
モデルライフを通じてのラインナップは膨大!
ひとくくりに4代目レガシィツーリングワゴンといっても、様々なモデルがありました。
2003年5月のデビュー当初は、水平対向2LのSOHC(2.0i)とDOHC(2.0R)、DOHCターボ(2.0GT、2.0GTスペックB)のみで、その直後に3L(3.0R、3.0R ADA)が追加。
このラインナップも悪くなかったですけどね。
カットビ派は2.0GT、高級感重視のユッタリ派は3.0と、それぞれのキャラクターが分かりやすくて。
▲プレミアムなワゴンとして上質感も十分だった4代目レガシィのインテリアでもカットビ派でもユッタリ派でもない、NAの2Lじゃ物足りない、という、いわば実用性重視派のニーズはそのラインナップじゃ満たせませんでした。
そこで2007年11月、4代目のデビューから4年を経て追加されたのが、2.5Lです。
最初は「アーバンセレクション」という特別仕様車として登場し、翌2008年にレギュラーモデル化されました。
このエンジンがツーリングワゴンの性格にばっちりハマッちゃった!
パワーもトルクもそこそこあって、日常使いに丁度良く、しかもガソリンはレギュラー、自動車税も3Lほど高くない、と、とてもバランスが良いのです。
見た目的にもマフラーが2本出しでカッチョイイ!
5代目ではこの2.5Lエンジンを中心とするラインナップとなったことからも、現代的なニーズにマッチした性格といえるでしょう。
▲2.5Lモデルは最初、リアカメラや専用シートなどをあしらった特別仕様車として登場
▲最高出力は177psと控えめながら、扱いやすさとコスパが際立っていた2.5L SOHC水平対向4気筒EJ25型エンジン独創的なメカでキャラクターがガラッと変わる!
グレードについては特別仕様車を除くと「2.5i」、「2.5i SIクルーズ」の二択なんだけど、断然オススメなのが後者。
普段はおとなしめな2.5Lエンジンですが、SIドライブで走行モードを切り替えると性格が豹変!
そんな表情ももってたのキミ? ってくらいに変わっちゃうのです。
さらにレーダー式クルーズコントロールも付くし、フロントブレーキも17インチ・ベンチレーテッドになるなど、2.5iとの差は決して少なくありません。
SIドライブのモードをS♯にすると、走りのテイストが一変。これがあるだけで、NAでの走りが断然楽しくなる
ちなみに2008年10月に発売された特別仕様車「2.5iプレミアムレザーリミテッド」や「2.5iスマートセレクション」にもSIドライブが付いてました。でもこちらのフロントブレーキはナゼか16インチ。
さらに「2.5iスマートセレクション」では4WDシステムもVTD-4WDではなく、2L NAと同じアクティブトルクスプリットに。
ただ「2.5iプレミアムレザーリミテッド」は本革が「レンガ色」という斬新なカラーなので、好みが分かれるところでしょうね。
個人的にドッチを選ぶか、と言われたら、普通の「2.5i SIクルーズ」ですが、流通量が極端に少ないのが玉にキズです。
▲装備内容を厳選してお買い得感の高いモデルとした特別仕様車「スマートレクション」
▲こちらは「プレミアムレザーリミテッド」の内装。ブリックレッドのレザーシートが印象的!カスタムを前提にすると選択肢が広がる
ボディーカラーは明るいシルバーメタリックのイメージが強いレガシィだけど、今見るとグレーメタリック(かなり濃いめのグレー)なんかもいぶし銀って感じで悪くないです。
元々の装備が充実している「2.5i SIクルーズ」ですが、オプションでサイドエアバッグが付いている個体を見つけられればベター。
なお「2.5iプレミアムレザーリミテッド」には上記の安全装備が標準で付いています。
マッキントッシュ・サウンドシステムも価値アリですが、今となっては必死に探すほどでもないかな。
アフターで好みのオーディオを付けた方が安上がりかも。
製造から10年以上経っているので、シートのヘタリや表皮の傷みはある程度、仕方のないところ。
特にレガシィは純正シートがスポーティな作りなので、中古車となった今はかえってヘタリが目立ってきちゃいます。
そこで提案。車両購入価格を抑え、その分の予算で思い切って、レカロなどアフターのスポーツシートに替えちゃうってのはどうです?
新車みたいな乗り味になることウケアイですよ。
▲限定402台、車両価格約550万円(!)、ターボ付き2.5Lエンジンを搭載したスペシャルなモデル「S402」もありました走行5万㎞未満で60万円くらいのSiクルーズ付きを狙え
さて、走行距離について。
丈夫で信頼性の高いエンジン、メカニズムではあるものの、やっぱり5万km未満を狙いたいところ。
すると予算は車両本体価格で60万円前後、というゾーンになってきます。4WDで、2.5Lで、高級装備が充実していて、この価格。意外にリーズナブルでしょ? それでは改めて「今、4代目レガシィツーリングワゴンの中古車を買うならコレ!」の条件をまとめてみましょう。
・エンジンは水平対向4気筒2.5Lの一択!
・グレードはSIドライブ他、いろんな装備が付いている「2.5i SIクルーズ」がイチオシ。SIドライブが付いている特別仕様車でもOK
・高年式の2009年モデルを狙いたい! ところだけど、在庫が少なすぎるので2007~2009年ってところで
・ボディカラーはグレーメタリックがカッコ良し
・走行距離は5万km未満が目安
・予算は60万円(車両本体価格)!
問題は4代目レガシィに2.5Lエンジンが設定された期間が短すぎて、特別仕様車を含めても中古車市場での流通量が少なめってこと。
ナットクできる個体が出てくるまで、じっくり探すしかありません。
まあ、その後のカスタマイズ案でも考えながらノンビリ構えましょう!
▼検索条件
スバル レガシィツーリングワゴン(4代目)×2007~2009年モデル×走行距離5万㎞未満×本体価格60万円以下×Siクルーズ付きグレード×シルバー系あわせて読みたい
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