予算100万円で現行型エスティマを狙うなら年式には要注意!
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / クルマを選び始めた人向け / エスティマ / 総額100万円で狙おう / 中野剛
2019/01/19

ロングセラーを続ける人気ミニバン
7~8人乗りミニバンとして必要十分な広さと快適性、そして上質さを兼ね備え、安定した人気を誇るトヨタ エスティマ。
シリーズ3代目となる現行型は、2006年1月の登場以来、3度のマイナーチェンジを経ていまだに現役を続けているロングセラーモデルだ。
外観のデザインは、1990年5月にデビューした初代から代々受け継がれている、特徴的なワンモーションフォルムを採用。
搭載するエンジンは、当初2.4Lと3.5Lの2本立てだったが、2016年6月のマイナーチェンジ以降は2.4Lのみとなる。
他にハイブリッドシステムを搭載した、エスティマハイブリッドもラインナップする。
現行型の中古車流通量は、ガソリン車が約1800台でハイブリッド車が約370台(ともに2019年1月18日現在)。
ガソリン車の割合が圧倒的に多いため、ここではガソリン車に注目して、予算100万円でハイバリューな物件を狙う際のポイントを探ることにする。

予算100万円のターゲットは1型と2型
本題に入る前に、12年の長きにわたる現行型の歴史を、マイナーチェンジベースで簡単に振り返ってみたい。
2006年1月 現行型デビュー(1型)
2008年11月 マイナーチェンジ
2008年12月 2型に進化
2012年4月 マイナーチェンジ
20012年5月 3型に進化
2016年5月 マイナーチェンジ
2016年6月 最新の4型に進化
通常、1モデルサイクルで行われるマイナーチェンジは1~2回が一般的だ。
そのため、マイナーチェンジを境にそれ以前を「前期型」、以降を「後期型」と呼んだり、2回マイナーチェンジされると、間を「中期型」と呼ぶことが多い。
だが現行型エスティマの場合、現時点ですでにマイナーチェンジが3度行われているため、ここでは上記のように、各世代を1型~4型に区別してみた。
流通量全体における、それぞれの世代の割合は、
1型 45%
2型 30%
3型 22%
4型 3%
そのうち、予算100万円のメインターゲットとなるのは1型と2型だ。
10年落ち以上となる1型でさえ、いまだに総額100万円以上で取引されている物件もあり、そんなところからもエスティマの人気の高さがうかがえる。
また、予算100万円圏内の物件には、修復歴車や走行距離10万km超の多走行車が多く含まれている。
中古車のコンディションを自分で判断できない人にとっては、ここから納得の1台を選ぶのはややハードルが高く感じるかもしれない。
だが、そこは中古車の層が厚い人気車種だけあって、心配ご無用。
範囲は少し狭まるが、安心感とバリューを両立する絶妙なポイントがあるのだ。

人気&層の厚い2.4Lアエラスに注目
まずはエンジン。
これは選択肢の多さから2.4Lに絞ろう。
3.5Lに比べればパワーは劣るが、普段使いでは問題ないはずだ。
それに自動車税が安いのも◎。
グレードは、エアロパーツをまとった人気グレード「アエラス」を第一候補に。
人気ゆえに中古車の選択肢が豊富という点でも、間違いのないセレクトだろう。
続いて年式。これは少し注意が必要。
初度登録から13年を超えると各種税金が上がるからだ。
3年以上乗ることも考えると、少なくとも2008年式以降の物件を選びたいところ。
走行距離に関しては物件の条件次第だが、年間1万km程度を目安に柔軟に判断しよう。
以上を総合すると、「2008~2011年式で、走行7万~10万km程度の2.4L アエラス」という線が浮上する。
この条件の物件が予算100万円で手に入るなら、十分にバリューは高いはずだ。
修復歴なしの物件のみに絞っても、ある程度の選択肢を確保できるのもグッド。
これを参考に、お得納得の1台を見つけてみてはいかがだろうか。

▼検索条件
トヨタ エスティマ(現行型) × 総額100万円以下 × 修復歴なし × アエラス × 走行距離10万km以下 × 全国この記事で紹介している物件
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