燃費と使い勝手を両立したセレナe-POWERは、最新5ナンバーサイズミニバン鉄板の選択だ
2020/07/08

3列目までちゃんと座れて荷物もたくさん積める、5ナンバーミニバンの王道
ミニバンが欲しい。そう考えたときに多くの人が頭に思い浮かべるのは、ハイトミニバンと呼ばれる背を高くした5ナンバーサイズのボディで、2Lクラスのエンジンを搭載するモデルでしょう。
車種で言うと、トヨタ ヴォクシー/ノア/エスクァイア、日産 セレナ、ホンダ ステップワゴンがハイトワゴンと呼ばれるモデルです。
コンパクトミニバンに比べると全長が長く、3列目席まで人がゆったり座れる。逆に3列目席を畳むと広いラゲージスペースが出現するので、背の高いものも含めてたくさんの荷物を積むことができます。
多くのモデルは全幅が5ナンバーサイズに収まる1700mm以下で、ヴォクシーなどのように3ナンバーサイズになるものでも、全幅が5ナンバーサイズに近い範囲にとどめられているので、取り回し性能に優れているのが特徴です。
また、これらのモデルには大概ガソリンエンジンとハイブリッド車が用意されています。
燃費性能にこだわりたい人、予算を抑えたい人、どちらも満足できるようになっているし、ガソリンエンジンとハイブリッドだと、走りの感覚も変わってくるので、好みの1台を探す楽しみがあります。
ハイトミニバンは、多くの人が選ぶジャンルだけに中古車も豊富。買うときはどれを選べばいいか迷うこともあるでしょう。
それぞれのモデルに魅力がたくさん詰まっていますが、2020年6月現在の状況を鑑みて、今回は以下の4つの理由から現行型セレナのe-POWERをプッシュしたいと思います。

【オススメ理由1】e-POWERでしか味わえないモーターならではの走りが◎

e-POWERとは、搭載されるエンジンが発電に専念し、100%モーターの力で走るシリーズハイブリッドと呼ばれるシステムです。
モーターは、アクセルを踏んだ瞬間に大きな力を発生するため、力強い加速を味わえます。大人数で出かけるときも、パワー不足を感じることはまずないでしょう。
しかも、モーターはエンジンに比べて静かなので、走行中も後部座席の人と話しやすかったりします。
バッテリーに電気が少なくなるとエンジンが回って発電しますが、車内にエンジンの回転音が入ってくるのを抑えるための工夫も施されています。
さらにe-POWERには、アクセルペダルから足を離したときに減速エネルギーを使って発電します。このときの減速力を大きくすることで、ブレーキを踏まずに減速が可能になり、1ペダルで加減速操作ができる、e-POWER Driveという機能が搭載されています。
アクセルとブレーキを踏み替える回数が減るため、同じ距離を走ったときの疲労度がかなり軽減されるといわれている、とても便利な機能で他車種にはない魅力なのです。
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日産 セレナ e-POWER(5代目・現行型)×全国【オススメ理由2】5ナンバーミニバンNo.1の低燃費かつ税金も安くて経済的

e-POWERの燃費はJC08モードで、e-POWERが5ナンバーミニバンNo.1となる26.2km/L、スマートシンプルハイブリッドが17.2km/Lです。
No.2はホンダ ステップワゴンのe:HEV(スポーツ ハイブリッドi-MMD)で25.0km/L。数値的には若干ですが、セレナの方が経済的であると言えます。
さらに、e-POWERの搭載エンジンは1.2L。ステップワゴンは2Lでヴォクシーは1.8L。ハイブリッドだと、セレナだけ毎年の自動車税が5000円ほど安くなるという魅力があります。
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日産 セレナ e-POWER(5代目・現行型)×全国【オススメ理由3】ミニバンらしい便利機能が充実!

セレナはライバルモデルに比べて、昔から大人数乗車で便利に使える機能が充実しているのが特徴です。
現行型で一番の便利機能と感じるのは、バックドアのガラス部分だけを開けることができる“デュアルバックドア”です!
背の高いミニバンは、バックドアが大きく重いので、荷物の出し入れのたびに開け閉めするのは大変。しかも、長さがあるため後ろにスペースがないと、バックドアを開けられなかったりします。
ガラス部分だけ開けられるデュアルバックドアは、限られたスペースでも荷物が取り出せるし、ガラス部分だけだとドアが軽いので開け閉めが楽! さらにドア全部を開けるわけではないので、荷物が崩れ落ちないというセレナならではのメリットがあります。
また、2列目席に人が座っている状態でも3列目へのアクセスができるようにシートベルトを2列目席に内蔵しているのも便利。
なお、セレナのe-POWERは全グレードで2列目が2人がけのキャプテンシートになり、乗車定員は7名となります。e-POWERに限らず、他の5ナンバーミニバンも7人乗りがほとんどなので、8人乗せる機会が多々ある人は注意が必要です。
上級グレードには、足をかざしてスライドドアを開閉できるハンズフリーオートスライドドアも備わります。

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日産 セレナ e-POWER(5代目・現行型)×全国【オススメ理由4】中古車の流通量が豊富

セレナe-POWERが登場したのは2018年3月。デビューから2年少々で初回車検も迎えていませんが、2020年6月末時点で408台流通していました。
次いで、2018年式以降の5ナンバーミニバンかつハイブリッドモデルで流通量の多い車種は、ホンダ ステップワゴンですがその台数は180台ほど。なので、セレナは流通量が多くて選びやすいモデルと言えます。
価格感としては、走行距離5万km以下の車両が総額220万円から。200万円代後半まで予算をアップできれば、走行距離1万km前後の個体が狙えるといった感じです。
個別の物件を見てみると、高速道路での同一車線での走行アシスト機能となるプロパイロットや移動物検知機能付きアラウンドビューモニター、ルームミラーにカメラ映像を映すインテリジェントルームミラーなどのオプション装備が付いている中古車が多くあります。
装備が充実しているという意味で、同価格で他車を買う場合に比べ、お得度はかなり高いと言えるでしょう。
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日産 セレナ e-POWER(5代目・現行型)×全国もうひとつ注目したいのが、2019年8月のマイナーチェンジ以降の最新モデルの中古車です。
このタイミングでセレナはデザインが大きく変わるとともに、全方位運転支援システム(360°センシング)が全グレード標準装備となりました。

また、プロパイロットの性能が向上し、下り坂での設定速度保持など、より自然な形で運転アシストを行うことができるように。これは大きな進化です。
最新のセレナの中古車は、大型グリル化されたe-POWER ハイウェイスターVが45台ほど流通していて、中古車の平均価格は340万円弱くらい。新車価格が349万9100円です。
個別の中古車を見ていくと、登録済未使用車やディーラーの試乗車だったもので車両本体価格が新車と同程度でプロパイロットなどのオプションが備わるものも見つかります。装備が充実したものを探すことができれば、新車よりもお得感があると思いますよ。
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日産 セレナ e-POWER ハイウェイスターV(5代目・現行型)×全国
自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
この記事で紹介している物件
日産
セレナ 1.2 e-POWER ハイウェイスター V 純正9型ナビ 全方位カメラ 後席モニター 両側パワースライドドア ETC ステアリングスイッチ クルコン シートバックテーブル ドラレコ LEDヘッドライト オートライト コーナーセンサー
本体価格221.4万円
支払総額229.8万円
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