2代目 日産 ノート e-POWERが欲しい! でも他の人と被るのはちょっと……。それならこんなグレードはいかが?
2021/09/13
▲今回は先代に当たる2代目ノートe-POWERを紹介します。どれも流通台数の少ないグレードで、他の人と被りにくいのが特徴です!「他の人と被りたくない!」それなら流通の少ないレアグレードはいかが?
エンジンで発電し、モーターで走行するという斬新なパワートレインをもって、2016年11月に登場した先代のノート e-POWER。
モーター駆動による楽しい走り味と、高い燃費性能も相まって、日産に30年ぶりとなる月間販売台数ランキングトップの偉業をもたらすほどの大ヒットモデルとなりました。
そんな先代ノートe-POWERではありますが、大人気車種となったということは、中古車市場にも数多くの物件が存在しているということ。
執筆時点でも2代目ノート e-POWERの掲載台数は2700台を超えており、個性を出したいと考えるユーザーにとっては悩ましいところでもあります。
そこで今回は、掲載台数の少なめな特別感の強いグレードをピックアップ。
どれも掲載台数が100台未満で、全体流通量のわずか数%のレアグレード! 「他の人と被るのはちょっと……」と、お考えのあなた! 今回紹介するグレードで他の人と差別化を図ってしまいましょう!
▲こちらが標準のノート e-POWER。街中でもよく見かけますよね?ルーフや外装パーツをブラックにして引き締まった印象のブラックアロー
▲外装パーツの一部をブラックにしたブラックアローグレード2017年9月に実施された「ブラックアロー」は、その名のとおり黒系の加飾をプラスした新グレード。e-POWERシリーズには「e-POWER X」と「e-POWER メダリスト」系に設定されており、のちに追加されたe-POWERの4WD車でも、同様のグレードに設定がありました。
このブラックアローは、外装についてはルーフとドアミラー、そしてアウタードアハンドルがブラック塗装となり、アルミホイールも専用デザインのダークメタリック塗装とし、スポーティで引き締まった印象のエクステリアとなっています。
また、内装に関してもルーフトリムやピラーなどの内装トリムをブラック化し、シートやドアトリムクロス、フィニッシャー類を専用カラーとしており、知的でクールなインテリアが表現されていました。
そんなブラックアローは、執筆時点で掲載台数は93台。安いものでは総額100万円を切るものも出始めてきてはいますが、現状は修復歴のあるものが中心となっており、できれば予算120万円以上は用意しておきたいというのが現状です。
▲こちらがブラックアローの内装です▼検索条件
日産 ノート e-POWER(2代目)×ブラックアロー×全国上質さをプラスしたモードプレミア/AUTECH
▲専用の外装パーツを用いて上質な印象のモードプレミア2016年12月に発売が開始された「モードプレミア」。
上質さをプラスした仕様となっており、ドットをあしらった専用のフロントグリルやメタル調フィニッシュを施した前後バンパーとドアミラーを装備。
そして、専用デザインのアルミホイールで、一目で標準のノートと異なることが分かるエクステリアをもっていました。
内装は、スエード調トリコットとトリコットを組み合わせたコンビシートが採用されており、シートカラーはグレージュ/ブラウンとブラック/ブラウンの2色から選ぶことができたのもポイントです。
▲内装も外装同様に上質さを追求さらに、2WD車には、メーカーオプションとして「ツーリングパッケージ」を用意。これは専用のボディ補強やチューニングサスペンション、ファインレスポンスVCMに16インチタイヤホイールなどが備わります。
これは、メカニズム的にノート e-POWER NISMOと同等となるもので、走りにこだわりたいユーザーにはオススメの装備です。
そんなモードプレミアの掲載台数は、執筆時点でわずか53台。オススメはやはりツーリングパッケージ装着車ですが、オプション設定だったため記載されていない物件もあるためしっかり確認したいところ。
2018年7月になると、モードプレミアの代わりに新たなスポーツプレミアムブランドの「AUTECH」が登場。専用色となるオーロラフレアブルーパールを設定した他、グリルの形状変更や、ブルーステッチなどをあしらった、ブラック内装の採用などが大きな変更点でした。
▲モードプレミアに代わり投入されたAUTECHなお、モードプレミアに存在していたツーリングパッケージは「SPORTS SPEC」というグレードに昇格しています(チューニング内容はツーリングパッケージと共通)。
2019年1月には新たに「プレミアムパーソナライゼーションプログラム」を設定。これは、シート表皮をレザレットとし、カラーをホワイト、ブラウン、ブラックの中から選択することができます。
その他に、オプションとしてステアリングの一部の色やステッチの縫製パターンを選択できるというもので、自分好みの内装を作り上げることができるプログラムとなっていました。
▲こちらはSPORTS SPECの内装モードプレミアと入れ代わりで登場したAUTECHは、今年で登場から3年目ということもあって、中古車物件数は38台(執筆時点)と少なめ。スポーツスペックに絞ってしまうと11台となっています。
恐らく、ここから初回車検を迎えて代替えをしたユーザーの下取り車などが市場に流通してくるタイミングとなるため、もし値段が予算に合わないようであれば、まずは静観した方がいいかもしれません。
▼検索条件
日産 ノート e-POWER(2代目)×モードプレミア×全国▼検索条件
日産 ノート e-POWER(2代目)×AUTECH×全国昨今流行りのSUVテイストを取り入れたシーギア
▲今回紹介する中で一番個性的なモデルともいえるシーギア最後にご紹介するのは、2017年10月に登場した「C-Gear(シーギア)」です。
これは、見てのとおりノートにSUVテイストを盛り込んだ斬新な仕様で、ボディ下部を一周カバーするダークメタリック色のスタイリングガードやホイールアーチガーニッシュ、ルーフモールがノートに新たなキャラクターを与えていました。
ただ、SUV風なのはスタイリングだけであり、メカニズム的には車高も含め通常のノートe-POWERと共通。とはいえ、他のノートとは明らかに異なる個性的なルックスは、他の人と被りたくないと考える人には非常に魅力的に映ることでしょう。
ちなみに、シーギアにもモードプレミアと同じく、2WD車にはツーリングパッケージがメーカーオプションとして用意されており、チューニング内容も共通。ただ、16インチアルミホイールはシーギア専用デザインのものが採用されている点は、個性を打ち出したい人にとって注目のポイントです。
▲専用と聞くとぐっと魅力の増すシーギアのアルミホイール
▲こちらがシーギアの内装。色合いなどがアクティブなイメージです
▲ディーラーオプションで荷室の防水マットを用意。アクティブな遊びに役立つアイテムですただ、シーギアは執筆時点での掲載台数がわずか21台。ツーリングパッケージが装着されていることが明言されている物件はわずか3台と、かなりのレア度となっているため、じっくり探す覚悟が必要かもしれません。
▼検索条件
日産 ノート e-POWER(2代目)×シーギア×全国このように、2700台ほどあるノートe-POWERの中から掲載台数100台未満の個性的なグレードをピックアップしてみました(法人グレードのe-POWER Bや初期型はエアコンレスが話題となった e-POWER Sは除外しています)。
どれもノートe-POWERの魅力を損なうことなく、個性を強調しているモデルばかりです。人とは違った1台を見つけてみてはいかがでしょうか?

自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。
この記事で紹介している物件
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