【三菱 eKスポーツの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどまとめ
カテゴリー: 特選車
タグ: 三菱 / 軽自動車 / クルマを選び始めた人向け / eKスポーツ / 人気中古モデル徹底ガイド / 高橋満
2021/09/24
▲ファミリー色が強いeKワゴンに対し、クールな印象が与えられたeKスポーツ。セミトールワゴンならではの利便性はeKワゴンと共通だ三菱 eKスポーツの中古車は今
全高を立体駐車場に入庫可能な1550mmに設定した、三菱のセミトールワゴンタイプの軽自動車、eKシリーズ。
2001年にデビューしたeKワゴンがシンプルで幅広い層にアピールするモデルなのに対し、eKスポーツは都会的でクールな印象のデザインを採用して、走りやスタイルにこだわる人をターゲットにしたモデルだ。
搭載エンジンはNAとターボが用意されたが、初代は一時ターボのみになったため、NAエンジン搭載車の流通量は少ない。初代の価格帯は総額10万~50万円という相場。
2代目はNAとターボが用意され、ボディタイプも一般的なヒンジ式ドアタイプ以外に、助手席側スライドドアタイプも用意された。2代目の価格帯は総額20万~70万円となっている。
ここからはeKスポーツの特徴や中古車相場について世代ごとに紹介する。
▼検索条件
三菱 eKスポーツ × 全国eKスポーツ(初代)の特徴と中古車相場
■eKスポーツ(初代) DATA
生産期間:2002年9月~2006年8月
中古車流通量:約70台
中古車価格帯:10万~40万円
▲凹凸の少ないボディラインで金属感を演出。クールでスポーティなデザインが魅力■eKスポーツ(初代)の特徴
2001年にデビューした初代eKワゴンの派生モデルとして、2002年9月に登場したのがeKスポーツだ。
ボディやバンパーを凹凸の少ない形状にすることで、eKワゴンよりシャープなイメージをもたせている。
▲リアにはハイマウントストップランプを内蔵したスポイラーが備わるフロントライトはプロジェクタータイプのロービームを採用し、ライトのユニット内をブラックにすることでクールな印象を与える。
また、フロントグリルはスケルトンタイプを採用。左右非対称の形で開けられたエアインテークが独特の雰囲気を演出している。
▲ブルー生地を使ったシートとブラック基調のインテリアにより上質な雰囲気にインテリアはeKワゴンのユーティリティや収納スペースの使いやすさを継承しつつ、内装基調色をブラックに設定。
アナログ表示のタコメーターとデジタル表示のスピードメーターを組み合わせたハイブリッドメーター、革巻き3本スポークステアリングホイール、ホールド性に優れる前後スポーツシートなどスポーティさを強調した。
▲メーターはインパネ中央部に集約グレードはNAエンジン搭載の「Z」とターボエンジン搭載の「R」の2種類。
どちらもFFと4WDをラインナップし、トランスミッションは「Z」が3速AT、「R」が4速ATになる。
上級グレードの「R」は専用チューニングを施し、操縦安定性・操舵応答性・乗り心地を高めたサスペンション、サスペンション取り付け部の補強、専用ブレーキなどが搭載されている。
2代目へのフルモデルチェンジまでに、いくつかの追加や改良が行われた。主なものは下記のとおり。
【2002年12月 グレード追加】
・スポーティな最上級グレード「RS」を設定
【2003年8月 一部改良】
・UV&ヒートプロテクトガラスを全グレード標準装備
・4WD車にシートヒーターを採用
・NAエンジン搭載の「Z」と最上級グレードの「RS」を廃止
【2004年12月 一部改良】
・テールゲートとリアコンビランプをデザイン変更
・エアコンを改良し快適性の向上
【2005年5月 グレード追加】
・NAエンジンと4速ATを組み合わせた「X」を新設定
■eKスポーツ(初代)の中古車相場
初代eKスポーツはNAエンジンの設定期間が短かったこともあり、流通している中古車の8割以上がターボになる。NAの流通量は10台ほどだ。
デビューから約20年がたっていて相場は底値に達しており、ターボもNAも価格差はほとんどない。
初期のNAグレードとなる「Z」はATが3速になるので、もしNAにこだわって探すならモデル末期に設定された「X」がオススメ。「X」の価格帯は10万~30万円になる。
初代eKスポーツの高価格帯には、走行距離5万km以下の物件も流通している。このスタイルが好きで長く乗りたい人は、高価格帯にある低走行車を探してみよう。
▼検索条件
三菱 eKスポーツ(初代) × 全国eKスポーツ(2代目)の特徴と中古車相場
■eKスポーツ(2代目) DATA
生産期間:2006年9月~2013年6月
中古車流通量:約100台
中古車価格帯:10万~70万円
▲写真のドーンシルバーメタリックの他、都会的な全6色のボディカラーが設定された■eKスポーツ(2代目)の特徴
2006年9月、eKワゴンとともにフルモデルチェンジされたeKスポーツ。
初代同様に、立体駐車場に入庫可能なセミトールワゴンスタイルを継承。eKワゴンにはスライドドア採用グレードも設定されたが、eKスポーツはヒンジ式ドアのみの設定になる。
エクステリアはブラックアウトした4灯式のディスチャージヘッドライトとポリカーボネイト製のグリルを採用。黒一文字で構成されたフロントフェイスにより、初代とは違う雰囲気のクールさを表現した。
▲ブラックの中に浮かぶダークグレーメタリックのセンターパネルにより高級感のある雰囲気にインテリアは初代同様にブラック基調で高級感のあるデザインに。センターパネルをダークグレーメタリックにして、精悍かつ緊張感のある雰囲気を強調した。
センターメーターはデジタルスピードメーターとアナログタコメーターを組み合わせたものになる。初代のシフトノブはコラム式だったが、2代目は操作性に優れたインパネシフトを採用した。
UV&ヒートプロテクトガラスをウインドシールドに加えて、フロントドアガラスにも標準装備。後席まわりのプライバシーガラスと合わせて、夏場の快適性を高めている。
▲シートは標準仕様の他、オプションでeKスポーツ専用のレカロシートもオプション設定されたオーディオは標準仕様のものに加えて、ハイグレードサウンドシステムも用意。6ポジションの8スピーカーシステム、6チャンネルパワーアンプによる360W大出力化、DSPによる音質チューニングの他、ドアのデッドニングにより、軽自動車とは思えないハイパワーなサウンドを楽しめるシステムになる。
デビュー時のグレードはNAエンジン搭載の「X」とターボエンジン搭載の「R」が用意された。トランスミッションはどちらも4速ATになる。
▲ターボエンジン搭載の「R」は14インチアルミホイールを採用。「X」は13インチにその後、生産終了までにいくつかの追加や改良が行われた。主なものは下記のとおり。
【2007年9月 グレード追加】
・助手席側にスライドドアを採用した「XS」、「RS」を設定
【2008年8月 一部改良】
・フロントフェイスのデザイン変更
・インパネ中央にシルバーパネルを配置
・運転席ドア限定アンロック機構、セキュリティアラーム機構などを搭載
【2009年7月 一部改良】
・NAエンジン車の燃費向上
【2012年7月 一部改良】
・ヘッドレストを大型化
・ISO-FIX チャイルドシートアンカーを標準装備
■eKスポーツ(2代目)の中古車相場
流通している約100台の中古車のうち、6割がターボエンジン搭載車になる。
総額50万円以上の高価格帯では、走行距離5万km以下の物件も見つかる。
ただ、総額30万円以下の最安値帯でも走行距離が10万kmを超える中古車は少なめ。総額40万円で、走行距離7万~8万km程度を目安に探してみよう。
NAエンジン搭載車の価格帯は10万~50万円で、流通台数は40台弱。
走行距離5万km以下のものは少なめで、5万~8万km程度走ったものが多くなっているのが特徴だ。
スライドドアを装備する「XS」、「RS」は約20台流通していて、価格帯は10万~60万円に。主に子育て世代で多く使われていたためか、高価格帯でも走行距離が5万kmを超えるものが多い。
小さな子供がいる人は、ISO-FIXチャイルドシートアンカーが付いた2012年7月以降のものだと、チャイルドシートが楽に装着できる。流通台数は20台弱と少なめだが、こだわって探してみる価値はある。価格帯は30万~60万円になる。
▼検索条件
三菱 eKスポーツ(2代目) × 全国※記事内の情報は2021年9月20日時点のものです。

自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
この記事で紹介している物件
三菱
eKスポーツ 660 XS 1年保証付き ユーザー買取車 左側電動スライドドア オーディオ CD再生可 ETC 電格ミラー オートマ 純正13インチアルミ 取保
本体価格12.8万円
支払総額20万円
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