スズキ ワゴンR / ワゴンRスティングレー 【ニューモデル試乗】
カテゴリー: スズキの試乗レポート
2012/10/18
新技術と軽量化を組み合わせ28.8km/Lを実現
デザインはキープコンセプトに見えるが、ドアは初代に使われた“ワンプレスドア”を再び採用している
初代ワゴンRが登場して19年を迎え、モデルチェンジの5年周期を1年早めて5代目が登場した。最大の売りは「エネチャージ」と呼ばれる発電システムだ。アクセルペダルを離した瞬間から回生システムで発電し、リチウムイオンバッテリーに蓄えられた電気によりエンジンの電気的負担を軽減させ、燃費向上へつなげる機構である。100万円台の軽自動車でこのシステムを導入したのはすごい。もうひとつの売りが「エコクール」。空調ユニット内に蓄冷材を内蔵し、アイドリングストップ時でも冷風を保つ仕組みだ。アイドリングストップは細やかで、エンジン再始動の振動もほぼ気にならない。13km/h以下でエンジンが停止するが、制御は自然で再始動も早い。最も驚きなのは、これら新機構を採用しボディ剛性を向上させながら、軽量化を実現したことだ。またプラットフォームを刷新することで、旧型とほぼ同ディメンジョンにもかかわらず、ホイールベースを25mm延長。室内長は115mmも延び、後部席が驚くほど広い。
エンジンとトランスミッションの統合制御は良好だ。発進時など大トルクが必要なときでも、減速機能をもつトランスミッションの恩恵で不快感はない。ワゴンR(標準車)は軽量化のためにスタビライザーを装着していないが、程良くロールを抑制する。これには想像を絶する手間ひまがかけられたことだろう。
吹け上がりスムーズなスティングレーのターボ
「エネチャージ」の要となるリチウムイオンバッテリーと高出力オルタネーター
スポーティなフロントマスクのスティングレーにはターボ仕様(Tグレード)がある。NA仕様とはタイヤが異なり、スタビライザーが追加される。エンジンの吹け上がりはターボラグを感じさせないほどスムーズ。加速感はリッターカー以上だ。アイドリングストップもNA同様に立ちあがりが素早い。スポーティなキャラクターだけにこちらはロールをしっかり抑え込み、硬めだが乗り心地は良好だ。
SPECIFICATIONS
| グレード | ワゴンR FX | ワゴンR FXリミテッド | ワゴンRスティングレー X | ワゴンRスティングレー T |
| 駆動方式 | FF | 4WD | FF | 4WD |
| トランスミッション | CVT | |||
| 全長×全幅×全高(mm) | 3395×1475×1640 | 3395×1475×1660 | ||
| ホイールベース(mm) | 2425 | |||
| 車両重量(kg) | 780 | 840 | 800 | 870 |
| 乗車定員(人) | 4 | |||
| エンジン種類 | 直3DOHC | 直3DOHC+ターボ | ||
| 総排気量(cc) | 658 | |||
| 最高出力[kW(ps)rpm] | 38(52)/6000 | 47(64)/6000 | ||
| 最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 63(6.4)/4000 | 95(9.7)/3000 | ||
| JC08モード燃費(km/L) | 28.8 | 27.8 | 28.8 | 25.0 |
| ガソリン種類/容量(L) | レギュラー/27 | |||
| 車両本体価格(万円) | 110.985 | 136.71 | 133.35 | 161.385 |
スズキ ワゴンR / ワゴンRスティングレー 【ニューモデル試乗】/試乗レポート
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