第138回 日産 マーチ(旧型) 【おいしい中古車】
2010/07/23
■才色兼備の大ヒットコンパクト
2010年8月、日産のマーチが約8年ぶりにフルモデルチェンジしましたね。8年以上の長きにわたり販売されてきた大人気モデルも、いよいよアイドリングストップ機構を備えた現行型へとバトンタッチです。中古車フリークのみなさんならもうおわかりでしょう。「新型が登場すれば旧型が安くなる」 これは中古車の鉄則です。というわけで、今回ご紹介する一台は、日産のロングセラーモデルとなった旧型マーチをご紹介します。
↑男性が乗っても違和感はないものの、デザインはどちらかというと女性的なエクステリア。このスタイリングの虜になった女性もたくさんいるはず(左右)
旧型のマーチは、「ユーザーフレンドリーを追求した、おしゃれな新世代コンパクトカー」を開発コンセプトに、2002年の3月に登場。そのコンセプトどおり、おしゃれなスタイリングに人気が集中し、特に若い女性から絶大なる支持を受けたモデルです。登場時のエンジンは、直4の1L、1.2L、1.4L。ミッションは4ATを基準に、1.2Lモデルにのみ、MTが設定されていました。その後、2005年8月にマイナーチェンジが行われ、1Lモデルが廃止となり、新たにCVTを搭載した1.5Lエンジンが追加されています。
マーチというとスタイルばかりが注目されてしまいますが、「ユーザーフレンドリーを追求した」とコンセプトにもあるとおり、コンパクトカーとしての実用性の高さも大きな魅力です。旧型マーチは、旧々型に比べ全長を短くしているのですが、それでいて居住空間は拡大しているんです。
また、500mlのペットボトルやボックスティッシュなども収納できる大容量のグローブボックス、キーを携帯するだけで、ドアのロック・アンロックおよび、エンジン始動・停止ができるインテリジェントキーの採用など、使い勝手においても高いレベルにあります。
↑インテリアは、実際に見て触って使って感じる品質を、クラスを超えたレベルにすることを目標に作られた(左・中) より個性的なボレロもラインナップ(右)
■最低価格は5万円から! 一桁万円でも十分狙える!!
もちろん新型はアイドリングストップを備えているなど、ほとんどの面で旧型を上回っていることでしょう。しかし、旧型でも10・15モード燃費は19.0km/L(12cの4ATモデル)と、普通に考えれば決して悪い数値ではありません。そして、何より安いんです。程度にこだわらなければ一桁万円でもバッチリ流通していますし、走行1.3万kmで修復歴なしの12cが23万円(総額33万円)で販売されているように、程度にこだわっても十分50万円以下で買うことができるんです。流通量が豊富なので、カラーや装備にこだわることもできますしね。
国産のコンパクトカーを狙っているみなさん。新型の登場を待って旧型を安く買うのは、中古車購入のセオリーとも言えます。そんな意味で旧型マーチ、今が買い頃ですよ!
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第138回 日産 マーチ(旧型) 【おいしい中古車】/旬ネタ
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