第211回 トヨタ ウィッシュ(現行型) 【おいしい中古車】
2012/03/02
■充実装備が魅力の低全高ミニバン
全高の低い5ナンバーサイズミニバンとして、ホンダのストリームと並んで爆発的ヒットを記録したのが、トヨタのウィッシュです。累計55万台以上の販売台数を誇る人気モデルは、2009年の4月にモデルチェンジをし、3ナンバーサイズになって登場しました。今回は、そんな現行型のトヨタ ウィッシュを紹介します。「Smart Multi Player WISH」をテーマにした同モデルは、スポーティさと快適性に一層の磨きをかけ、走行・環境・安全性能のすべてを進化させることで、あらゆるシーンで活躍し、多様な願い(WISH)を叶える車として開発されました。
エクステリアは、デザインフィロソフィ「VIBRANT CLARITY」に基づき、明快さとスポーティさを調和させ、躍動感を表現した(左右)
何より特筆すべきは、様々な装備の充実ぶりです。音楽はドライブには欠かせないものですが、“WISH・パノラミックライブサウンドシステム”は、天井などの高い位置に計10個のスピーカーを配置。クリアな音質とダイナミックで広がりのある音響空間を生み出しています。
また、ダニアレルゲンの活動を抑制する、抗ダニアレルゲン加工を施したシート表皮を採用。全車に標準装備となる花粉除去モード付きのオートエアコンやイオンバランスを最適に整え、室内を爽やかな空気で満たすプラズマクラスターの採用などもポイントです。
さらに、安全面の装備も見逃せません。横滑り防止装置の「S-VSC」や追突された際のむちうち障害低減を図る「アクティブヘッドレスト」、そして「SRSサイド&カーテンシールドエアバッグ」が、全車に標準装備されているのです。安全第一で考えれば、これほど魅力的なことはありません。
エンジンは、環境性能・動力性能を両立する動弁機構「バルブマチック」を搭載した直4の1.8Lと2Lをラインナップ。ミッションは、MT感覚の操作が楽しめる7速のスポーツシーケンシャルシフトマチック(CVT)が全車に採用されています。
インパネは水平方向に広がる飛行機の翼をイメージ(左) 3列目シートは必要十分なスペースを確保(中) シートアレンジが豊富で、使い勝手も良好(右)
■100万円を切る中古車も登場!
3ナンバーサイズとなり、より快適性がアップしたウィッシュですが、初代のような大ヒットには至っていません。その理由が拡大したボディにあるかどうかは不明ですが、車としての魅力は高いものがあります。それなのに、早くも100万円を切る中古車が登場してきました。その物件は、修復歴こそありますが、走行距離は2.3万km。しかも排気量にゆとりのある2Lモデルです。それでいて価格は99万円。新車価格が226万円なので、半額以下です。これをオトクといわずして何といいましょう。
修復歴なしにこだわったとしても、走行距離1.5万kmで138万円です。これだってオトク感はかなりのもの。現行型のミニバンを安く手に入れたいのなら、ぜひ候補のひとつに加えてほしい1台です。
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第211回 トヨタ ウィッシュ(現行型) 【おいしい中古車】/旬ネタ
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