第262回 トヨタ アルファード(現行型)【おいしい中古車】
2013/03/22
ミニバンのフラッグシップモデルといえば、トヨタのアルファードと日産のエルグランド。どちらも人気の高いミニバンなので、この企画では出しづらい車でした。“でした”というのは、アルファードがいよいよ200万円を切ってきたのです。
兄弟車のヴェルファイアが200万円を切ってきたのは昨年ご紹介したとおりですが、いよいよ本家のアルファードも100万円台の中古車が登場してきました。
現行型となる2代目アルファードが登場したのは2008年5月。「威風堂々」「ミニバンの頂点」をテーマに、大きな進化を遂げています。新プラットフォームを採用し、室内高を10mm、室内長を75mm拡大。車内空間が広がったほか、55mmの低床化により乗降性も高めています。
エンジンは直4の2.4LとV6 3.5Lの2種類。旧型も大小2つのエンジンを用意していましたが、現行型は3Lから3.5Lへとアップし、さらにゆとりある走りを実現しています。それでいて、燃費は旧型の3Lモデルに比べて約7%向上、同排気量の2.4Lモデルは約20%もアップしています。
その要因のひとつトランスミッションは、2.4LモデルがCVT、3.5Lモデルは6ATが搭載されています。また、安全面のレベルも高く、サイドエアバッグ、カーテンシールドエアバッグ、ニーエアバッグ(運転席)など、7つのエアバッグを標準装備しています。
そんな魅力満点のアルファードが、冒頭でもお伝えしたとおり、いよいよ200万円を切ってきました。相場的には、メチャメチャおいしいというわけではありませんが、100万円台となれば“買い”でしょう。
新車時価格356万円の240Gを例にとると、原稿執筆時点で修復歴なし+走行5.0万kmの中古車が、198万円で売られています。つまり150万円以上安いわけで、しかも売っているのはメーカー系販売店。1年間の保証が付くなど安心感が高いのも魅力です。
ただ、相場のボリュームゾーンはまだまだ200万円台が中心。流通量は600台以上ありますが、100万円台の物件は数えるほどしかありません。それだけに、これという1台を見つけたらスピーディに行動したほうが良さそうです。
Text/金子剛士
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
【悲報】日産 GT-R(R35型)が生産終了……今こそ中古車状況をチェック&賢い狙い方を考察!
えっ、あのフリードが新車に近いのに250万円以下で狙えるの? 大人気ミニバンの中古車状況やオススメの狙い方を解説!
BMWのMとは違う“絶妙”な味を堪能できるオススメの「BMWアルピナ」モデル5選【2025年最新版】
【悲報】新型カングーから樹脂バンパーが消滅! 絶望したあなたに贈る「代わりにコレ、どうですか?」5選
Cクラスはもはや大きすぎる……ならお得に買えるCLAクラスかAクラスセダンはどう? モデル比較、オススメの狙い方を解説
えっ、現行型ジムニーが100万円台前半から買える? 流通台数も4000台を突破した中古車状況、オススメの選び方を解説!
【試乗】新型 ランボルギーニ ウルスSE|普段使いはほぼモーター! スーパーカーの速さを備える800psのスーパーSUVはハンドリングも燃費も上々
ついに憧れのレクサス LXが買いやすくなってきた! 1年間で140万円近く下落した高級SUV、中古車状況やオススメの狙い方を解説!
レクサス RXの中古車平均総額が約80万円ダウン! 憧れの高級SUVの中古車状況や、オススメの狙い方を解説
【試乗】新型 ボルボ XC60|軽快感はそのままにさらに静かに進化。ベストセラーミッドサイズSUVがマイナーチェンジ