第274回 日産 セレナ(現行型)【おいしい中古車】
2013/06/21
5ナンバーサイズの箱型ミニバンはスペースユーティリティに優れ、多くの人から支持されています。中でも日産のセレナは群を抜いて人気が高いのですが、今回はその現行型となる、4代目のセレナをご紹介します。
大ヒットとなった旧型からバトンを受け取った現行型は、2010年の11月に登場。セレナのアイデンティティともいえる「車内の広さ」や「使い勝手の良さ」をより進化させ、そこに「燃費の良さ」も加えてデビューしています。
居住性に関しては、全長を5mm拡大しながら、室内長は300mmも延長(20S)。優れたパッケージングで、より広い車内空間を実現しています。使い勝手においては、スライドドアの開口部が拡大し、さらに乗り降りが容易になっています。
また、簡単に開閉できるワンタッチオートスライドドアを採用。買い物や雨の日などで両手がふさがっているときでも不便さを感じません。シートアレンジに関しても「スマートマルチセンターシート」の採用で14通り以上のアレンジを実現。同シートが前後に動くことで、8人乗りながら2~3列目のウォークスルーも可能です。
そして最大のポイントは、燃費向上に寄与するアイドリングストップ機構の搭載です。エントリーモデル以外の全グレードで、再始動時間を短縮しセルモーター音のない静かなエンジン始動を実現。肝心の燃費は、10・15モードで15.4km/L(20G)となっています。
そんなセレナだけに、相場は高値安定傾向でしたが、ようやく150万円以下の中古車も出てくるようになってきました。例えば、走行2.8万km+修復歴なしの20Xが149.9万円で見つかりました(6月11日現在)。アイドリングストップ機構を備えた同グレードの新車時価格は233.1万円。つまり100万円近く安く買えるわけです。
ただし、これほどオトクな中古車はまだ希です。流通台数こそ600台前後ありますが、ボリュームゾーンはやはり200万円台。お宝物件を見つけるためには、じっくり腰をすえて、こまめに情報をチェックする必要がありそうです。
Text/金子剛士
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
【悲報】日産 GT-R(R35型)が生産終了……今こそ中古車状況をチェック&賢い狙い方を考察!
えっ、あのフリードが新車に近いのに250万円以下で狙えるの? 大人気ミニバンの中古車状況やオススメの狙い方を解説!
BMWのMとは違う“絶妙”な味を堪能できるオススメの「BMWアルピナ」モデル5選【2025年最新版】
【悲報】新型カングーから樹脂バンパーが消滅! 絶望したあなたに贈る「代わりにコレ、どうですか?」5選
Cクラスはもはや大きすぎる……ならお得に買えるCLAクラスかAクラスセダンはどう? モデル比較、オススメの狙い方を解説
えっ、現行型ジムニーが100万円台前半から買える? 流通台数も4000台を突破した中古車状況、オススメの選び方を解説!
【試乗】新型 ランボルギーニ ウルスSE|普段使いはほぼモーター! スーパーカーの速さを備える800psのスーパーSUVはハンドリングも燃費も上々
ついに憧れのレクサス LXが買いやすくなってきた! 1年間で140万円近く下落した高級SUV、中古車状況やオススメの狙い方を解説!
レクサス RXの中古車平均総額が約80万円ダウン! 憧れの高級SUVの中古車状況や、オススメの狙い方を解説
【試乗】新型 ボルボ XC60|軽快感はそのままにさらに静かに進化。ベストセラーミッドサイズSUVがマイナーチェンジ