スバル R1e 【ちょい乗り試乗】
2007/11/09
<%image(editor/R1e_73.jpg|565|424|)%>
ラッキーなことに、電気自動車であるスバル R1eに乗れる機会がありました。
普通に、建物のコンセントから車の鼻先にプラグが差し込まれ、充電されていました(上の写真)。つまり家庭のコンセントから十分充電できるというわけです。
「深夜電力を使えばフル充電をして60円です(スバルの開発担当者)」
や、安い!航続距離が80kmということですから、1kmあたり0.75円。今ガソリンが1Lあたり150円ですよね?例えばフィットが24km/Lといいますから、そこから計算すると…1kmあたり6.25円。もうこれだけで電気自動車が欲しくなります。
もちろん、めちゃくちゃ静かです。そのくせ、実は速いんです。軽自動車の三菱iと、用意ドンで走ったら、あっという間に引き離しました。
「それでも実は抑えてあるんです」
と開発担当者。電気モーターはトルクの立ち上がりが早いから、加速力がすごいんです。それを
「あまり普通の自動車とかけ離れていると運転しにくいでしょうから」
と抑えているのだとか。
同様にATのクリープも、本当は電気のオン・オフですから無いのですが、あえて残すようなセッティングになっています。加速時に電気自動車独特の「キーーン」という音はしますが、エンジンの音よりは全然うるさくないし、外にいるとすぐそばに近づかない限り気づきません。
電池は、パソコンやケータイで使われているリチウムイオンが使われています。特徴は従来の鉛の電池より小型化できる点。少し前にパソコンで発火騒動がありましたが、それも含め、電力会社に貸し出すことで様々なデータを収集中。今のところ大きな問題はないようです。またリチウムイオン電池をユニット化する(要は組み合わせる)方法の改良で、コンパクトに収めることができ、結果として軽自動車のR1とまったく同じ居住性も確保。運転席周りも一見普通です(ただし下の写真のように、燃料計は電気の残量計に、また右は走行中の電気の使用状況を示すメーターになっています)。
<%image(editor/R1e_meter.jpg|565|424|)%>
家庭用のコンセントでは空の状態から満充電すると約8時間かかりますが、それを15分で済ませる専用の急速充電器が開発されていて(これの充電口はガソリン車の給油口と同じ位置)、これが公共施設やコンビニなどの駐車場に配置される予定だそうです。
難点としては航続距離が80kmと短い点。これについては
「航続距離は搭載する電池の量によって変わりますが、そうなるとまた電池量を増やすことになって、するとボディサイズや重量も変わって、おかげでまたパワーが必要になることに。そう考えると、このサイズと電池の量は今のところベストバランスだと思います」
実際、先ほど言った、電気会社への貸し出しで見ると、1日80kmで十分日常の仕事がこなせているとのこと。確かに家族で旅行となると、途中のコンビニで充電できたとしてもこの距離では難しいですが、街中の買い物中心なら十分ですよね。
あとは価格ですが、ガソリン高を考えると燃料代は約1/8で済みます。それ以上に「環境に優しい」「未来の乗り物」に乗るのだと思うと…まぁ、これは価格が決まってから考えましょうか。
ちなみに2010年の市販化に向けて、みなさんがんばっているようです。
あと2年くらいです。楽しみですね。
ラッキーなことに、電気自動車であるスバル R1eに乗れる機会がありました。
普通に、建物のコンセントから車の鼻先にプラグが差し込まれ、充電されていました(上の写真)。つまり家庭のコンセントから十分充電できるというわけです。
「深夜電力を使えばフル充電をして60円です(スバルの開発担当者)」
や、安い!航続距離が80kmということですから、1kmあたり0.75円。今ガソリンが1Lあたり150円ですよね?例えばフィットが24km/Lといいますから、そこから計算すると…1kmあたり6.25円。もうこれだけで電気自動車が欲しくなります。
もちろん、めちゃくちゃ静かです。そのくせ、実は速いんです。軽自動車の三菱iと、用意ドンで走ったら、あっという間に引き離しました。
「それでも実は抑えてあるんです」
と開発担当者。電気モーターはトルクの立ち上がりが早いから、加速力がすごいんです。それを
「あまり普通の自動車とかけ離れていると運転しにくいでしょうから」
と抑えているのだとか。
同様にATのクリープも、本当は電気のオン・オフですから無いのですが、あえて残すようなセッティングになっています。加速時に電気自動車独特の「キーーン」という音はしますが、エンジンの音よりは全然うるさくないし、外にいるとすぐそばに近づかない限り気づきません。
電池は、パソコンやケータイで使われているリチウムイオンが使われています。特徴は従来の鉛の電池より小型化できる点。少し前にパソコンで発火騒動がありましたが、それも含め、電力会社に貸し出すことで様々なデータを収集中。今のところ大きな問題はないようです。またリチウムイオン電池をユニット化する(要は組み合わせる)方法の改良で、コンパクトに収めることができ、結果として軽自動車のR1とまったく同じ居住性も確保。運転席周りも一見普通です(ただし下の写真のように、燃料計は電気の残量計に、また右は走行中の電気の使用状況を示すメーターになっています)。
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家庭用のコンセントでは空の状態から満充電すると約8時間かかりますが、それを15分で済ませる専用の急速充電器が開発されていて(これの充電口はガソリン車の給油口と同じ位置)、これが公共施設やコンビニなどの駐車場に配置される予定だそうです。
難点としては航続距離が80kmと短い点。これについては
「航続距離は搭載する電池の量によって変わりますが、そうなるとまた電池量を増やすことになって、するとボディサイズや重量も変わって、おかげでまたパワーが必要になることに。そう考えると、このサイズと電池の量は今のところベストバランスだと思います」
実際、先ほど言った、電気会社への貸し出しで見ると、1日80kmで十分日常の仕事がこなせているとのこと。確かに家族で旅行となると、途中のコンビニで充電できたとしてもこの距離では難しいですが、街中の買い物中心なら十分ですよね。
あとは価格ですが、ガソリン高を考えると燃料代は約1/8で済みます。それ以上に「環境に優しい」「未来の乗り物」に乗るのだと思うと…まぁ、これは価格が決まってから考えましょうか。
ちなみに2010年の市販化に向けて、みなさんがんばっているようです。
あと2年くらいです。楽しみですね。
<カーセンサーnet編集部デスク・ぴえいる>
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