スズキ レジーナ(仮称)【スクープ!】
2013/08/22
軽自動車市場においてダイハツと激しい燃費競争を繰り広げているスズキが、グローバル市場をにらんだ新世代コンパクトカーを開発しているようだ
ハイブリッド機構に頼らず、35km/Lを実現
小型ガソリン車市場に衝撃を与える意欲作
スズキが開発しているコンパクトカーは、2011年の東京モーターショーに出展されたレジーナから、そのコンセプトや量産車のヒントがうかがえる。レジーナのテーマは「スズキの技術の粋を結集させた次世代グローバルコンパクトカー」というもの。排気量800ccの直噴ターボエンジンと高効率CVT、アイドリングストップなどで、低燃費、低CO2排出量を目指した。
レジーナで目を引いたのは、徹底的にエアロダイナミクスが追求されていたこと。しかも優れた居住性との両立を目指し、あえてAピラーを立てその代わりに車体側面に空気抵抗を逃がすデザインだった。また、軽自動車並みの730kgなどデザインやボディ骨格が燃費改善に大きく貢献していた。
さて市販版だが、パワートレインにはスイフトに採用されたばかりの新型エンジン「デュアルジェット」に改良版を搭載。排気量は、コンセプトモデル同様、800ccにダウンサイズされるようだ。もちろん、ワゴンRなどに採用されているエネチャージやエコクールも手を加えられて用いられる。
これらの最新の環境技術や、空力性能に優れたエクステリアデザイン、軽量ボディなどにより、JC08モード燃費はハイブリッド技術に頼らずく35.0km/Lを達成するというから驚きだ。トヨタ アクア(同35.4km/L)にはわずかに及ばないものの、ガソリン登録車では文句なくトップレベルであることは間違いない。
最後に、コンセプトカーのレジーナは左ハンドルであったことを考えると、新型コンパクトカーは海外を見据えて開発されていると予測される。欧州市場、あるいはエコカー優遇制度のあるタイで集中生産しアジア全域で売る可能性もある。国内仕様も存在し、2014年中に発売される予定だ。
※2013年8月22日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
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