おや? アルトワークスの中古車市場が……流通台数増加で最安値帯に要注目!
2016/08/06

アルトワークスの中古車市場に異変が
昨年12月に発売されたスズキ アルトワークス。2000年に先代のアルトワークスの生産が終了して以来、約15年ぶりの復活となりました。ベースは好評を博している8代目アルト。車重600㎏台という軽さはそのままに、フロントシートにはレカロ、そして要望が多かったという5速MTが選択できるようになったのがトピックとなっています。
そして現在、アルトワークスの中古車市場はどのようになっているのでしょうか。実は発売から半年が経過した今年6月から、ある変化が起きています。流通台数が激増、平均価格の下落が始まったのです。

走行距離わずかの物件が目白押し
8月1日現在、現行型アルトワークスの中古車流通台数は111台。この1ヵ月ほどで一挙に100台以上へと増えました。そして平均本体価格はというと、140万円台後半から前半へと下落が始まっています。
アルトワークスは5MT仕様とAGS仕様、そしてそれぞれに2WDと4WD……ということで大きく分けて4つの仕様があります。流通台数が最も多いのは5MT、2WD仕様で、約70台と6割以上を占めます。
4WDを合わせたMT全体では約100台、9割弱となるため、アルトワークスの中古車のほとんどがMTとなります。
どれも走行距離は5千km以下。5万kmではなく5千kmです。加えて修復歴もなしと、数値を見る限り使用感は少ない物件がほとんどでしょう。
オススメはその5MT、2WD仕様の最安値帯。具体的には総額150万円以下の物件です。10台程度と少ないものの、ようやくこの価格帯の物件が出てきました。
浮いたお金で1万km以上走れる!
新車時の価格は約150万というアルトワークス。ケースバイケースですので一概に言えませんが、諸費用を考えると160万円~というのが必要な金額ではないでしょうか。ということは、中古車物件の最安値帯の物件との差額はおそらく10万円+αといったところ。
大きな差額かというと難しいところですが、中古車であることをよしとするだけで、その金額が浮くわけです。そして大切なのは、この車がアルトワークスということです。
発売がアナウンスされた際、資料には「『クルマを操る楽しさを追求し、さらに走りを磨き上げた軽ホットハッチ』を目指した」とありました。つまりは走ってナンボ。スコスコと入っていくミッションも、600㎏台の車重からくる軽快さも、走ってこそその楽しさが実感できます。
差額の10万円+α、まあ切りよく10万円と考えても、8月1日時点のガソリン価格で計算すると893L分(レギュラー112円/Lで計算)になります。渋滞などに巻き込まれたり、ついつい高回転まで回してしまったと仮定して、控えめに15km/Lの燃費となったとしても、1万3000km以上走行できる計算です。
アルトワークスを狙うなら、ただ購入するだけでなくその走りを楽しむなら、中古車の最安値帯を狙うという選択肢がオススメです。少しでも安く手に入れて、思う存分その走りを楽しんでみてはいかがでしょうか。



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